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ナビル ある少年の物語

  • 出版社:BL出版
  • サイズ:29cm/127p
  • 利用対象:幼児 小学生 一般
  • ISBN:4-89238-755-X

ナビル ある少年の物語

ガブリエル・バンサン (作), 今江 祥智 (訳)

  • 全体の評価 53件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:2,62575pt
  • 発行年月:2000.4
  • 発送可能日:1~3日
  • 絵本

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商品説明- 「ナビル ある少年の物語」

ひたすらに自分の足で歩いて、ピラミッドを見たいと思いつめた少年ナビル。彼に手を貸してくれる大人たち。壮大なピラミッドを探して砂漠を歩き続ける少年に託して「生の原点」描き求めた、日本版オリジナル・デッサン絵本。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「ナビル ある少年の物語」

ガブリエル・バンサン

略歴
〈ガブリエル・バンサン〉1928年ベルギー生まれ。ブリュッセルの美術学校で絵画を学ぶ。絵本「テディ・ベアのおいしゃさん」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。

ユーザーレビュー- 「ナビル ある少年の物語」

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2010/11/29 09:33

「ただひたすらに、前だけを見つめて」

投稿者:るるる☆(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

先生から聞いたピラミッドの話に魅せられて、
一番大きなピラミッドというものを自分の目で確かめるために、
ひたすらに、ただひたすらに砂漠を歩き続ける少年ナビル。


60ページに及ぶ鉛筆でのデッサンのみの絵本。
言葉はほとんどない。
なのに、心の奥底に何かが語りかけてくる・・。
線の持つ迫力、表現の豊かさに圧倒される。



ナビルの無謀な挑戦に、最初は誰も相手にしなかった。
でも、夢をあきらめない彼の賭けに、多くの大人たちが手をさしのべ、目標のピラミッドへと到達する。

ピラミッドに抱きつくナビル・・頭を擦りつけるナビル・・段にぶら下がるナビル・・。
彼の全身から滲み出る歓喜と幸福に酔いしれる姿に胸を打たれる。


夢に近づこうと努力するその姿は、決して無駄なことではないのだ。
と、バンサンは、60ページにも及ぶ絵でそれを力強く伝えようとしているように思えた。


途中で、目標を見失い、挫折したとしても、またすぐに別の目標を見つけられるだろうし、ただひたすらに、前だけを見つめて歩いていけるそのエネルギーは、若さだけの特権なのかもしれない・・。




村に帰ってきたナビルの様子も出発の時とは全く違っていて、動き、表情が誇らしげで余裕がみられ、彼が一回り大きく成長した様に心を温かくさせられる。

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2001/12/12 07:11

ぎゅうっとしたい絵本。

投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 絵本としては、値段ははりますが、画集としてはとおってもお買い得な1冊です。
 物語は、エジプトの少年ナビルが学校で教わったピラミッドを一目見ようと、ただひたすら歩いて歩いて歩いて、「自分だけのピラミッド」を手にする、というものです。文章は、ナビルと周りの大人たちの会話が少しあるだけ。絵で語られている作品です。
 この絵も、単色のデッサンです。でも、すごい。生きています。ピラミッドを見たいと思うナビル、遠すぎると言われてしょげるナビル、それでも見に行こうと決心するナビル、出かけてやっぱりムリかもと思うナビル、親切なおとなに会えて安心するナビル、そして、ピラミッドに出会えたナビル! ピラミッドを「ぎゅうっ」とするナビルです。
 ナビルがいなくなった家では、おかあさんやおとうさんが心配しています。無事に帰ってきたナビルに安心する家の人、近所の人。そして、ナビルは得意気にピラミッドについて語っています。その姿は、ひとまわり大きくなったみたい。
 デッサンで描かれた地味な本だけに、なかなか手にとる機会がなかったかもしれません。絵本というよりむしろ画集、という、とてもとても美しい作品です。
 大きな宝物を得たナビル。こんな体験をたくさんの子どもにしてもらいたいなぁと思います。

【B◎◎KRACK】 No.63 2000/12/06発行



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2000/07/09 15:04

少年的発作。

投稿者:吉田進み矢(不明|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 エジプト在住ナビル少年のローテンションの原因は、学校の先生がしばしば語るピラミッドの話。

一年間悩みに悩んで想像が限界まで膨らみ、その結果、純粋な少年的発作により唐突に旅立つ少年。しかも徒歩で。でも、少年のこういう無謀さならOKです、周囲は迷惑だと思うけれど。

 広大な人間愛と大地に囲まれながら、壮大な墓を目指す豪快少年の非常にナイーブなロードストーリーが、ラフなタッチの黒一色で描かれています。

ロバ飼いのおっちゃんとともに大砂漠をひたすらトボトボと歩くシーンもいいのですが、やはり、ラスト近くの少年の大爆発ぶりが心に残ります。読んでいるこちらも思わず同じ表情になります。

 このしっとりと熱い(厚い)絵本は、絵本大国ベルギーの天才画家ガブリエル・バンサン女史の作品。この人の本は、絵本というより圧倒的な画集ですな。

 僕は独身の頃、バンサンの絵本を女子に4度プレゼントしたことがあるのですが、そのうちの一人が現在の嫁。確率25%な次第。

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