降伏の儀式 上 (創元SF文庫)
ラリー・ニーヴン (著), ジェリー・パーネル (著), 酒井 昭伸 (訳)
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- 税込価格:924円(26pt)
- 発行年月:1998.12
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商品説明- 「降伏の儀式 上」
【星雲賞海外長編部門(第20回)】【「TRC MARC」の商品解説】
ユーザーレビュー- 「降伏の儀式 上」
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2002/07/25 05:19
どこか能天気
投稿者:トリフィド(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
侵略SFである。ある日巨大な宇宙船がやってきて、攻撃をかけてく
る。アニメなどでは珍しくないシチュエーションであるが、SF小説
では珍しいのではないだろうか。そして人類は、これに対し、真正
面から反撃するのだ!(めずらしい!(^◇^;))。
しかしどうも能天気なのである。と云っても、どたばた喜劇をやら
かしたり、ギャグとナンセンスが飛び交ったりするわけではなく、
大虐殺が起きたり、隕石を落とされ、海岸部が壊滅したりと深刻な
事態に至るシリアスなSFなのだが、どこか楽天的で能天気で無邪気
なのである。わかる人にしかわからないかもしれないが、そう、こ
れはちょうど、アニメ『超時空要塞マクロス』のノリである。
しかし能天気なだけのSFではない。クライマックスの大戦闘は、ス
ペオペ魂を満足させる、めちゃくちゃなかっこよさである。飛び交
うビーム、爆発する戦闘艦、燃えに燃える大宇宙戦闘である。
と云うわけで、そういうのが好きな人はお見逃しなく。
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2001/07/20 18:58
人類は反撃する。一山いくらの大安売りの核攻撃で。
投稿者:こじましゅういち(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
わーっはっはっは。(どちらかといえばいい意味で)バカSFだあ。
なんつーか、やっぱ肉食って育ったひとたちはちがうなあ、と思わずにはいられない本。東西対立、冷戦のさなかに書かれたという背景をさっぴいても、とにかく「強いアメリカ・力の論理」が全開。要するにこの本は宇宙人侵略ものの話なのだが、ソ連側の描写なんぞ、ホーガンでもここまで正面切っては書かんぞ、と思えるくらい官僚主義風だし、核爆発は一山いくらの大安売り。この本を読んだ後なら、「インデペンデンス・デイ」のラストでのランディ・クエイドの特攻も、なんかさもありなんと納得してしまう。ラストでもその印象は強い。お互いに銃を突きつけあったら、何があろうと、相手が銃をおろすまでは譲歩しない、どうしてもおろさなければ撃たれる前に撃つまでだ、というわけですね。
さりとて、そんなある種脳天気とさえ言える雰囲気のおかげで、こっちは小難しいことを考えずに単純に楽しんで読めるわけで。とりわけ気に入ったのが、人類の切り札である迎撃用兵器<大天使>。冗談としか思えない推進法で宇宙に飛び出し、宇宙人の母艦と戦う。これから読む人たちのお楽しみのためにネタばらしは避けるが、こいつの推進法はマジで笑える。少なくとも、日本人には考えることあたわざる方法ではある。それから、この本に登場する宇宙人。「インデペンデンス・デイ」のエイリアンみたいなのを想像していたら、あれだもんなあ。意表を突く姿であることは間違いない。それにこいつら、やってることは結構えげつないのに、それでも「こいつら、本気で地球を侵略する気あるのか」と思わずにはいられない、妙な味を持った連中でもあります。
うん。というわけで、テイストとしてはまさに「インデペンデンス・デイ」の原点!といった感じ。個人的には、ひどい目に遭っている割には、宇宙からの災厄によってぼろぼろになった人類、という感じがいまいち希薄なのが気になるが、まあいいっしょ。一気に楽しんで読み通すのが吉。







