- 出版社:福音館書店
- サイズ:19×27cm/27p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-8340-0087-7
ちいさなねこ (こどものとも傑作集)
- 全体の評価
(1件のユーザーレビュー)
- あなたの評価
この商品を評価して本棚に反映
評価しました! ×
- 税込価格:840円(24pt)
- 発行年月:1967.1
- 発送可能日:購入できません
- 本 絵本
- 今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
- hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!
ユーザーレビュー- 「ちいさなねこ」
| 全体の評価 | |
|---|---|
| 0.0 | |
| 評価内訳 | 全て(1件) | |
|---|---|---|
| ★★★★★(0件) | ||
| ★★★★☆(0件) | ||
| ★★★☆☆(0件) | ||
| ★★☆☆☆(0件) | ||
| ★☆☆☆☆(0件) |
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2001/02/09 13:22
ちいさなねこのはじめての冒険。ちいさな行きて帰りしものがたり。
投稿者:落合美知子(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ちいさなねこが、庭におりた。お母さんねこが見てないまに大丈夫?」まるで2才くらいの子が、お母さんの目をぬすんで家の外に出てしまった時のようなおはなしの始まりです。外には危険がいっぱい。さあ、どうなってしまうのでしょう。幼いひとたちに読むと、ねこが飛び出したとたん、自分もちいさなねこになって、冒険します。
素朴なあったかい絵とスピード感のある短いことばによって、ぐいぐい引き付けられてしまう絵本です。ちいさなねこが、自動車の方へ飛び出した時の緊迫した様子。犬に追いかけられ、木のてっぺんに登って、「にゃお!にゃお!」と泣くと、遠くにいてもお母さんねこが、聞きつけ助けに来てくれる喜び。家に帰ってお母さんのおっぱいを飲んでいる時のしあわせ。安心感。30年前に読んだ時も、今読んでも、子どもたちの表情は、同じです。この1冊の本によって、子どもの内面に必要なものは、いつの時代も同じであり、子どもたちは、変っていないことを教えられます。
ちいさなねこが、危険に遭遇しても、後戻りすることなく前へ前へと進んで行く姿は、幼い人たちの生命力そのものです。また、お母さんねこが、命をかけて子どもを守る姿が絵に力強く表現されていて、母親の立場からも感動します。特に子どもの命の叫びをキャッチ出来る心の太い絆をいつも持っている親子関係に見習いたいと思いました。大きなお母さんねこのやさしい眼差しに守られて安心して居られる場所があって、ちいさなねこは、次にもっと先へ進んで行くことができるでしょう。
息子が小学2年生の頃、息せき切って家に帰って来るなり、幼い時に読んでいたこの絵本を引っ張り出してきました。そして、お母さんねこがこねこを口にくわえて、家に帰っていく場面を開き、「同じだ!」と言いました。外で実際、そんなねこの親子を目にして、飛んで帰って来たのです。再確認出来た喜びにしばらく浸っていました。
初めておはなしに出会う人たちに対する真摯な思いが、この絵本(ことばや絵)の中に滲んでいて、読んでもらった子どもたちは、成長の過程で、作家の愛を感じとっていくに違いありません。わくわくしながら、絵本を体験した子どもたちが、しらずしらずのうちに、生きる勇気や智恵を体に染み込ませているのが、このような本との出会いなのだろうと思います。







