- 出版社:偕成社
- サイズ:21×26cm/1冊
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-03-202250-X
あめのひ きのこは……
ステーエフ (原作), ミラ=ギンズバーグ (再話), ホセ=アルエーゴ (絵), エーリアン=デューイ (絵), くりやがわ けいこ (訳)
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- 税込価格:1,470円(42pt)
- 発行年月:1976
- 発送可能日:購入できません
- 本 絵本
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ユーザーレビュー- 「あめのひ きのこは……」
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2002/07/23 14:07
きのこのふしぎさ、毒々しさが魅力の絵本。
投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
きのこ版『てぶくろ』といったかんじのお話です。
あるひのこと。ありがそとを歩いていると、雨がざーっと降ってきまし
た。そこで、野原のまんなかにあったきのこで雨やどりすることにしま
した。
するこ、ちょうちょがやってきて、「おねがい、なかへいれて」。もち
ろんそんなに広いスペースはありません。「きゅうくつでもかまわない
わ」。そこで、ありはからだを寄せて、中へいれてやりました。
そこへねずみがやってきて、「なかへいれておくれよ」。すずめのこど
もが、うさぎが、やっぱり「いれておくれ」とやってきます。つめてつ
めて、なんとかみんなきのこの下で雨やどりすることができたのです
が…。
ロシアの昔話に『てぶくろ』というお話があります。おじいさんの落と
したてぶくろのなかに、次々と動物が入る、というお話。クリスマス時
期になると、かならず店頭にならぶ絵本なので、見たことがあるかたも
多いのではないでしょうか。あの黄色い表紙の、です。その、きのこ版
とでもいうべきお話です。
『てぶくろ』ではふしぎだな、で終わってしまうお話も、この絵本では
ちいさなきのこにみんなが入れた理由を、きっちり説明しているところ
がおもしろい。「きっちり」といっても、そこは創作の部分が入ってく
るのですけれど。毒々しい色遣いのきのこが「そういうこともあるだろ
う」というふしぎさを支えてくれます。この毒々しさが、ヤバイ場合も
あるきのこっぽくて、実にイイです。きもちわるいんだけど、ちょっと
愛らしい、というか(笑)。
雨のときのじめじめ感から一転、雨上がりの気持ちのいいふんいきが、
明るい色と軽いタッチで描かれています。この場面展開は、梅雨のじめ
じめ感を、一時忘れさせてくれます。ここ、すごく気持ちいいですよ!
毒々しい色遣いだからこそ、おもしろくなっている不思議な魅力の1冊
です。
【B◎◎KRACK】 No.138 2002/06/26発行







