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紙の本
変化するおどろきをどうぞ。
2009/07/11 18:18
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
『あかいふうせん』には意表を突かれる。
まず文字がない。
赤と緑の2色だけの表紙は際立った美しさがある、と
前の評者ゆうたのーとさんが書いておられる。
まさに、アートとしてもとっても優れている。
著者のイエラ・マリ(Iela Mari)さんは
そうしたグラフィック・アートに優れた作品を
たくさん書いておられるらしいのだけれど
(『にわとりとたまご』『木のうた』など)
いずれも文字がないという。(奥付の著者紹介文より)
ということは
最も語りたいのは、ことばで、ではないってこと。
絵から
その変化から
語りたいことは語られている。
おとなが
難解だな~と思うかもしれないところ。
でも、大丈夫。
ゆっくりとした速さで
(それこそページをめくるスピードで)
主人公だった「あかいふうせん」は
どんどん、違ってくる。
シンプルな線画に、主人公だけは深紅のまんまで
どんどん、変わっていくのがお楽しみ。
何に? どんなふうに?
は、ここではもったいないから
ぜひ、手に取ってみてください。
……そうくるか!
大人は、アドリブで説明しつつ読み聞かせながら
唖然となり、その鮮やかさに唸ってしまう。
美しく、鮮やかで
それでいて変化が丸ごと1本のストーリーに乗っている。
お見事!
語り口はその都度変えてよし。
何になるだろね、と対話しながら
子どもに語らせるのも、あり。
よろこんで、どんどんふくらませていくだろう。
感性のやわらかい作者による
感性をやわらかくさせてくれる、好い作品である。
紙の本
思い出の赤い風船
2009/10/12 14:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
あかいふうせん イエラ・マリ ほるぷ出版
生まれて初めて映画を見たのは、6歳か7歳の頃でした。タイトルは「赤い風船」だったと記憶しています。映画といっても映画館で見たわけではなくて、原っぱというか広場というか、屋外でした。白い幕が張ってあって夜でした。外国映画で、自分と同じぐらいの年の男の子が赤い風船を追いかけていくのです。言葉は外国語でわからないし、字幕があったのかどうかも覚えがありません。舞台はヨーロッパでした。愛知万博のときにポーランド館で見た同国の町の風景映像に似た街並みというか屋根並みによく似ています。
そんな思い出があって、この絵本を読んでみることにしました。でも、文字はまったくありません。絵だけです。そしてわたしが幼い頃に見た映画と内容は違っていました。
なつかしいフーセンガムからスタートして、その風船の形状が変化していきます。すごい創造力です。きっとこの絵本を見るこどもさんは大喜びすることでしょう。作者の才能が開花しています。理詰めであることが特徴です。わたしは50歳になって、こういう世界があることを初めて知りました。作者はイタリア人ですが、絵本は世界中に通用する本であることがわかります。絵本は偉大です。世界中のこどもたちと母親たちが受け入れてくれます。この作品は1976年の作品ですが、2009年のいまでも通用します。
蛇足ですが、13歳か14歳の頃、浅田美代子さんという歌手というかタレントさんが「赤い風船」という歌をドラマで歌っていました。しかし、わたしの家は貧しくてテレビが無く、クラスの生徒たちが浅田美代子さんの話をしていると同じクラスの男子浅田くんの親戚の話をしているのだと思っていました。家にテレビがなかったので、いつも学校の図書館で借りた本を読んでいました。今はテレビが何台もある家に住んでいますが、ニュースや天気予報を見るだけで、やっぱり本ばかりを読んでいます。テレビは騒々しくて得るものが少ない。そして、時間がまたたく間に過ぎていきます。
紙の本
絵にひかれる
2022/04/14 18:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
文字のない絵本。赤いふうせんが、どんどん形をかえていきます。シンプルで洗練された印象の絵にひかれました。
紙の本
あかちゃんととみどりちゃん
2016/02/24 00:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バムジー - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんといっても表紙の、緑をバックにした赤い風船でしょう。0,1歳の赤ちゃんでもこのコントラストと色彩は頭に残ると思います。イエラ・マリの最高傑作だと思います。あおくんときいろちゃんも次に読んで(見て)いきたいですね。
紙の本
そぎ落とされて際立つ、絶妙なバランス。シンプルながら刺激的なアート絵本をどうぞ
2003/06/02 02:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうたのーと - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤と緑、この二色だけの色鮮やかな表紙。シンプルながら刺激的なデザインです。さすがはイタリアの絵本! 風船のまるさ加減といい、上部の切れ具合といい、作者イエラ・マリさんの並々ならぬセンスを感じます。
本文の紙は白。描かれているのは黒い繊細な線と赤い色だけ。
最初はガムだった赤い風船がどんどん変化していくのです。
ページをめくっていくたびに風が流れ、音が聞こえてくるような気がします。
文字がないことが物語によりいっそうふくらみを持たせているようです。
虫や植物の細かい描写にもご注目。均一な線が生きています。
そぎ落とすことで際立つもの。この絶妙なバランス。これぞアートだ!なんて叫びたくなってしまう。こういう絵本に出合い、親しめるのはなんてしあわせなことでしょう。
1歳3か月の二男は赤い色の部分を指でつかむようなしぐさをしてページをめくります。もうじき4歳の長男は「ぷうっ」「ふわふわ」「ひらひら」と動きを声に出しながら。成長するにつれて変わってくる反応も、絵本を読む楽しみのひとつです。
紙の本
美しい
2019/05/01 20:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉がない絵本です。ページをめくるたびに、新たなふうせんの姿になっていて、目で見て楽しむ作品です。
絵のコントラストが美しく、魅了されました。