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これはのみのぴこ

  • 出版社:サンリード
  • サイズ:29cm/1冊
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:978-4-914985-01-1

これはのみのぴこ

谷川 俊太郎 (作), 和田 誠 (絵)

  • 全体の評価 4.57件のユーザーレビュー
  • あなたの評価 この商品を評価して本棚に反映 評価しました! ×
  • 税込価格:1,26036pt
  • 発行年月:1979.4
  • 発送可能日:24時間
  • 絵本

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ユーザーレビュー- 「これはのみのぴこ」

全体の評価
4.5
評価内訳 全て(7件)
★★★★★(4件)
★★★★☆(2件)
★★★☆☆(1件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2010/08/30 16:54

ことばが積み重なり、他者との関係性、出来事が広がっていく、一筋縄じゃいかない説明文?絵本。音読で盛りあがる!

投稿者:月乃春水(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

おはなしというより、説明文のようになっている、見事なことば遊び絵本。
谷川俊太郎さんの文と和田誠さんの絵と書き文字のコンビネーションが最高。これ以上のものはない、傑作です。

表紙の手が指さしているのは小さな点。
「これはのみの ぴこ」
これだけで、説明は完成しています。
が、ページをめくるとどんどん広がっていく!

もう一度「これは のみの ぴこ」
ここで描かれているぴこは、「点」ではなく「のみ」。
拡大されているわけです。

「これは のみの ぴこの 
すんでいる ねこの ごえもん」
先ほどのページでぴこがはねていたのは、ごえもんの背中だったことがわかります。

「これは のみの ぴこの
すんでいる ねこの ごえもんの
しっぽ ふんずけた あきらくん」
ねこのごえもんに起こったハプニングが描かれます。

このように、ページをめくるたびにどんどん関係性や出来事が積み重ねっていく…というわけ。
直接の知り合い、というわけじゃなく、一方的なつながりもあります。そこはさすがの谷川俊太郎さん、一筋縄じゃいきません。

文字は左側のページに書かれているのですが、1行からはじまって、どんどん増えていきます。下の空白部分も少なくなって、最後はきっちり埋まります。
これもまた、完成度高すぎて笑っちゃうほどなんです。

しかも、〆ははじまり同様の「のみ」。けれど名前は「ぴこ」じゃない。さて、なんでしょう?洒落てます。

これは、小学2年生に読み聞かせをしたのですが、読み終わったあと、担任の先生が「じゃあ、これに挑戦してみたい人」と子どもたちの希望者に音読させたのです。
ハイッ!と手を挙げた挑戦者。好きなページを、と言われ、最後ではないものの、あとのほう、つまり文字のたくさんあるところを読みました。初読ということもあって、ちょっとつっかえちゃったりしましたが、皆で拍手。

毎月1回訪れている「おはなしタイム」の15分間。読んで終わることがほとんどですが、こんなふうに子どもたちといっしょにたのしく盛りあがることもあります。

ついでなので、その日、この絵本は学校に置いていきました。
いろんな子が挑戦して盛りあがったようです。
先生の機転に拍手!!!


本についてのよもやま話。 <ブログ> 本のことあれこれ

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/06/09 09:16

「おもしろ〜い。もう一回読んで!!」だんだん増えていく面白さがもうたまりません。

投稿者:ひ〜ちゃん(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

「おもしろ〜い。 もう一回 読んで!!」
と 子供たちがとても 喜んでくれる お勧め絵本です。
それから 後も みずから 進んで 音読してくれて、覚えてくれて。
リズムも良くって 歌を歌う様に 自然に暗唱してしまえる すごい絵本です。
最初からページをめくり返して 「視覚」で覚えるのと
「想像連想」して覚えるのと
だんだん 増えていく面白さが もうたまりません。
「これは のみのぴこ。」

[これは のみのぴこの すんでいる ねこのごえもん。」
「これは のみのぴこの すんでいる ねこのごえもんのしっぽをふんずけた あきらくん。」
「これは のみのぴこのすんでいる ねこのごえもんの しっぽをふんずけた あきらくんの まんがをよんでいるおかあさん。」
「これは のみのぴこすんでいる ねこのごえもんの しっぽをふんずけた あきらくんの
まんがをよんでいるおかあさんが おだんごをかうだんごやさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/07/02 23:34

日本語の教科書

投稿者:大網さん(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は「これはのみのぴこ」で始まります。
次のページは「これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもん」となります。
その次のページは「これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもんのしっぽをふんずけたあきらくん」となります。
フレーズは延々のびていきます。
形容詞節をどんどんつなげて、繰り返し読むことにより、子供は楽しみながら日本語を習得していくのではないかと思います。
お薦め絵本は こちら

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2001/11/29 23:51

愉快で

投稿者:たんぽぽ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 声に出して読むと とにかく おもしろい。
 前のページの文章が繰り返され どんどん言葉が増えていくのですが ページをめくるごとに なぜか 読む速さも 速くなっていき まるで 早口言葉のようになってしまいます。
 5歳の息子に読んであげた時は 笑いころげて 大うけでした。
 小学生くらいなら 声に出して自分で読むのも 楽しいと思います。

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2001/07/31 11:59

早口ことばのように音読すると子どもに受ける。ナンセンスで愉快な絵本。やせた大橋巨泉みたいな顔の銀行員の絵を見てみてください。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー)(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 谷川俊太郎の絵本といえば、本書と同じぐらい有名なのが『もこもこもこ』だ。ひらがなを覚えたたての子どもだって自信をもって「読める!」と言えるぐらい文字が少ない。各見開きに単語がひとつ、ふたつあるぐらい。

 それにしろ、この本にしろ、谷川俊太郎の作る絵本は「枠に収まらない」「前衛的、実験的」という感じがするのに、子どもに見せると妙にしっくり受けとめられてしまうのが面白い。
 ありていに言えば、「詩人の頭と子どもの頭は同じように柔軟だ」「詩人の魂と子どもの魂は相よびやすい」ということなのだろうけれど、それを確かなものとして実感させられる。

 この絵本はネーム(本文)が実にユニークなつくりになっている。最初から最後まで、和田誠さんによる手書きで、活字や写植を使っていないことも特徴。

 最初の見開き。
 「これは のみの ぴこ」とあり、茶色の丘の上で、のみがはねている。

 次の見開き。
 「これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもん」とあり、茶色のねこが眠っている。ぴこが、ねこの上ではねていたことに気がつく。

 続く見開き。
 「これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもんのしっぽ ふんずけた あきらくん」
 カメラがさらに引かれるように、画面からぴこは見えなくなる。しっぽをふんずけるあきらくんの半身と、びっくりしたごえもんがいる。 

 このような調子で、ネームに次々と新たなネームが重なって、いろいろな人が登場していくわけだ。
 だんご屋さん→銀行員→おすもうさん→歌手→どろぼう→八百屋さん…という具合に意外な人が登場して展開していく。ページをめくって、因果関係を説明したネームを読んでいくと、笑える。楽しい絵本だ。

 このネームを重ねていく手法は、有名な絵本作家アーノルド・ローベルとアニタ・ローベルによる『わたしの庭のバラの花』でも取られていたはず。ただし、あちらに笑いはない。
 バラの花から始まって、まわりに咲く花が順番に紹介されていき、徐々に広い庭の様子がわかっていくというという構成だったと記憶する。

 ことば遊びの楽しさに力点を置いたことが、この絵本の特徴だと思う。キャラメルのように大きめの文字とは言え、最後の見開きではネームがまるまる1ページ分の量に達する。
 ゆっくり読むのもつらいので、息つぎをできるだけ少なくして早口ことばのように読んでみたら、子どもがはしゃいだ。
 きっとその遊び方にまちがいはないと思う。さすがに言葉の達人のつくった絵本だと感心した。

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2001/03/07 21:58

みんなで大きい声で読もう!

投稿者:さるさる(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最初のページは「これは のみの ピコ」
 次のぺーじは「これは のみの ピコがすんでいる ねこの ごえもん」そして、ページをめくるたびに文が少しずつのびてくる。「これは のみのぴこがすんでいる ねこのごえもんの しっぽふんずけたあきらくんの まんがよんでるおかあさんのおだんごをかうおだんごやさんに おかねをかしたぎんこういんと ぴんぽんをする…」まだまだのびる。
 声を出して読む方が断然おもしろい。読み聞かせのときは、ぜひ子ども達みんなで一緒に大きな声で楽しみましょう。

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2002/06/25 14:04

個人的な話

投稿者:ゆみ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学校3年のときに大好きな先生から教えてもらった
「けんはへっちゃら」「しのはきょろきょろ」は
私にとって本というものに対する記憶の原点でした。
それらは「これはのみのぴこ」の谷川・和田コンビの仕事。

「谷川俊太郎」なんて
その頃はどんなおじさんか知る由もなく
今思うと、とても幸運な出会いだと思っています。

「これはのみのぴこ」ですが、なぜか名まえつきのノミから始まることば遊び。
ページを追うごとに「ぴこ」から広がる世界。
でもまたすぐそこらあたりに戻ってきて…。
左側のページに積み重なっていく、和田さんの書き文字。
右側にはシンプルな絵。
くりかえし読みたくなります。

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