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物語の構造分析
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  • カテゴリ:一般 大学生・院生 研究者
  • 発行年月:1979.11
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:20cm/219p
  • 利用対象:一般 大学生・院生 研究者
  • ISBN:4-622-00481-X
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専門書

紙の本

物語の構造分析

著者 ロラン・バルト (著),花輪 光 (訳)

物語の構造分析

2,808(税込)

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評価内訳

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2009/01/23 11:59

投稿元:ブクログ

基本的にバルトの言っていることはよくわからないので、この本におさめられているうち最も汎用性の高いお話を展開している『作者の死』と『作品からテクストへ』について記述しておくこととする。

『作者の死』

*「作者」なるものは近代以降に登場した人物でしかない。これは「個人」という概念をつくった17、18世紀啓蒙思想あたりに起源を求めることも可能かもしれないが、それよりも重要なことは「作者」という概念の作用の仕方である。端的に言えば、「作者」が生まれたことにより誰が得したのか、ということである。批評ならびに批評家である。

「批評は今でも、たいていの場合、ボードレールの作品とは人間ボードレールの挫折のことであり、ヴァン・ゴッホの作品とは彼の狂気のことであり、チャイコフスキーの作品とは彼の悪癖のことである、と言うことによって成り立っている」(P.81)

「あるテクストにある「作者」をあてがうことは、そのテクストに歯止めをかけることであり、ある記号内容を与えることであり、エクリチュールを閉ざすことである。」
「実際、多元的なエクリチュールにあっては、すべては解きほぐすべきであって、解読する物は何もないのだ」(P.87)

*<解釈すること>(解き釈ぐすこと)が批評である、とは私たちの時代の、きっと共通認識であるのだが、そうはいってもそんなに簡単なことではなく、上のような<解読すること>に陥りがちである。

*「読者」の誕生。

*タイトルが紛らわしいと思う。死んだのは「作者」ではなく、「作者の優越性」である。たしかに構造主義的に考えれば、作者はいないと言って格好つけることもできるかもしれないが、実際、作る人間はいる。

『作品からテクストへ』

「作品は物質の断片であって(たとえばある図書館の)書物の空間の一部を占める。「テクスト」はといえば、方法論的な場である」(P.93)

「作品は手のなかにあるが、テクストは言語活動(エクリチュール)のうちにある。(中略)テクストは作品の分解ではない。作品のほうこそ「テクスト」の想像上の尻尾なのである。あるいはまた、「テクスト」は、ある作業、ある生産行為のなかでしか経験されない」(P.94)

「・・・作品は、文献学という、字義の科学の対象となる。・・・要するにそれ自体が一個の普遍的記号として機能し、当然、記号の文明の一個の制度的範疇を表すのである。これに反して「テクスト」は、記号内容を無限に後退させ、・・・」(P.95-6)

 *

やっぱやめた。

2012/08/11 17:47

投稿元:ブクログ

最初の2論文は、ひたすら退屈でとばしてしまいました…。

逆に「作者の死」と「作品からテクストへ」はがぜん面白く読めました。

そこから後は、僕のテンション的には横ばい、あるいは下降気味だったかな。

テクスト理論あたりからバルトのことを知りたい方は、とにかく「作者の死」と「作品からテクストへ」の2つがおすすめです。

2011/07/04 20:46

投稿元:ブクログ

ロラン・バルトの、おそらく代表的・入門書的なものの一つと思われるが、バルトに熱中した30代前半に何故か読まずにいた本。
比較的初期の文章から、70年代初め頃の文章まで入っている。
冒頭の「物語の構造分析序説」(1966)は構造主義時代の重要作らしいが、文章が生硬で、バルトらしいエロティックな美しさに欠ける。
むしろ「作者の死」「作品からテクストへ」がわかりやすく、面白かった。
私にとってロラン・バルトに対する興味は過去のものだろうか?
彼はもちろん哲学者ではなかったし、「思想家」でもなかった。もともと文芸批評家であって、その点は日本の吉本隆明や柄谷行人などと同じだ。そのテクストは美しい音楽のようで、それ自体が芸術的だけれども、哲学書と同じように読むことはできない。そんな気がした。

2011/07/28 02:17

投稿元:ブクログ

やっぱり抽象的。用語が多かった。
でも『表象の帝国』よりは抽象的なものを扱ってる分、おおざっぱでいいのかしら。

個人的に、物語は構造で要約できるが、詩を要約したら「愛」と「死」しか残らない、というのに納得(それしか覚えてないっ)

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