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はてしない物語

  • 出版社:岩波書店
  • サイズ:23cm/589p
  • 利用対象:小学生 中学生 高校生 一般
  • ISBN:4-00-110981-6

はてしない物語

ミヒャエル・エンデ (作), 上田 真而子 (訳), 佐藤 真理子 (訳)

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ジュンク堂書店池袋本店さん

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商品説明- 「はてしない物語」

【日本翻訳文化賞(第19回)】【「TRC MARC」の商品解説】

書店員レビュー- 「はてしない物語」

ジュンク堂

今日は、ミヒャエル・...

ジュンク堂さん

今日は、ミヒャエル・エンデの誕生日。
1929年11月12日生まれで、1995年に亡くなりました。

子供の頃にまず『モモ』に出会い、それからこの『はてしない物語』に出会い、
読書が大好きになった人も多いのではないでしょうか。

どちらにするか迷ったのですが、本屋から、そして
1冊の本からはじまる『はてしない物語』…
この物語を愛読した方であれば、忘れられない言葉があります。

「けれどもこれは別の物語、いつかまた、別の時に話すことにしよう」

世界には、語られない未知の物語がたくさん残っているのです。

【折々のHON 2010年11月12日の1冊】

ジュンク堂書店大阪本店

昨今はお子さまたちに...

ジュンク堂書店大阪本店さん

昨今はお子さまたちにも軽装版の書籍が人気です。
確かに持ち歩くのにたやすく、学校の読書の授業にも便利でしょう。

でも、この本を初めて読む時だけは。

ぜひともハードカバー箱入りの大きい本で読んでほしいのです!!


物語はさえない少年バスチアンが、不思議な本を手にしたところからはじまります。
あかがね色の表紙の上に、互いの尾を咬んで輪になった2匹の蛇のお守り。
不思議な国、ファンタージエンでの冒険物語がつづられている本。
バスチアンは読み進めるうちに、物語の世界に入り込んでいくのです…

画像の絵のついた箱の中に入っている本は、深い赤の布張り。
表紙にタイトルと、2匹の蛇が型押しされています。
そう、物語の中に出てくる本とまったく同じなのです!

子どもの頃、はじめてこの本を読んだ時のことは忘れられません。
おはなしの中のものが手の中にある!
私自身と物語とが一体になったような、鮮烈な驚きと感動でした。


一度きりのこの感動、ぜひとも味わっていただきたいのです。
勿論物語も極上、児童文学の名作中の名作です。
この豪華な装丁を考えれば、お値段もお手頃ですよ。

大阪本店 児童書担当

ユーザーレビュー- 「はてしない物語」

全体の評価
5.0
評価内訳 全て(11件)
★★★★★(7件)
★★★★☆(3件)
★★★☆☆(0件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

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 はてしない物語

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/05/25 16:06

物語を愛する人々へ

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

究極の物語だと思う。物語を愛する者への物語。物語を、かつて愛した者への物語。すべてのものがすべて以上でここにあり、ひとりだけのやさしい温度で抱き締めてくれる。
本を開くとある、どこにでも行ける物語。そこにしっかりといながらも、どこまでも拡がる物語。つながる終わりのない永遠。この本に出会えたことに感謝する。物語の力をそして信じる。

最初は中学生のとき。そして今、大人になってもう一度。空想は…、どこまでも世界が拡がって行く。
子供のころ夜遅くまで読んでいた。そして今も、色褪せぬ美しさをもって、こころをファンタージエンへと飛ばしてくれた。
大切な人との出逢いがあるように、感謝して、震える思いで本に入る。震え、この上ない歓喜。世界の姿は読後にそれまでと変わっている。時に人生を変えてしまうほど。この上ない感謝と献辞を捧げたい。これはそんな本、とても大きな物語だ。

物語の象徴、生命の水を守るもの。アウリンの紋章、蛇。ウロボロスをどこか思わせる(二匹の円環だが)明暗それぞれの二匹を見る。東洋の陰陽図をも思い出す。
ファンタージエン、物語に行った人物。バスチアン・バルタザール・ブックス。バルタザールの名で思い出す、贈り物をした東方三賢者。彼の名には乳香を与えた賢者のものがあった。
これはこじつけであろうが、神聖と本、物語の姓名がバスチアンにあった。名は体の抽象。時として具象すら思わせる言霊。そして更に、虚無で崩壊の進む世界は彼が名を付けたことにより再生した。種族、人間の子。物語を愛する人の旅。アトレーユから受けた、バスチアンの旅は僕らのものでもある。

一冊の本の話。
物語はきらきらした神秘と、朧にも永遠の円環を近くに映してくる。
遠くで近いもの。無いようだけど在るもの。僕たちは読み手でありつつ、登場人物のひとりとして本に入っていく。

すきなシーンの一つ。死と再生を繰り返す、夜の森ペレリンと砂漠ゴアプ。色の砂漠の片隅でバスチアンはイニシャル『BBB』を書き残す。ここにいますよって、名を刻む。
読む人は合図を見落とさない。この物語は、読むものが確かに体験する真実なのだ。
そして冒険の果てに、彼は生命の水を得る。水を飲み、運び、世界を繋いでいくために、物語はあるのかもしれない。
その力を信じる。「ものがたり」とそして、人を信じる。物語を愛する物語。残したBBBの文字に、夢幻であり無限の大きな世界を夢見ている。

「遠い、遠い昔のこと、(中略)わたしたちの国の女王幼ごころの君は、重いご病気で、もう死にかけていらっしゃいました。女王さまには新しいお名前が必要で、それをさしあげることができるのは人間世界のものだけだったのに、人間がもうファンタージエンにこなくなっていたからです。」
「はてしない物語という本です。(中略)表紙はあかがね色の絹ばりで、動かすと光るんです。二匹の蛇が、一匹は明るく、もう一匹は暗い感じに描いてあって、その二匹が、それぞれ相手のしっぽを咬んでいるんです。中は二色で印刷してあって、章の始めが、とっても大きな、きれいな飾り文字になっていました。」(文中抜粋)

語り尽くせない思いがある。この感動を言葉で示すことなどできるのだろうか。
ファンタージエンを訪れる。そして生命の水を飲む。出会えたことを繰り返し、繰り返し何度も感謝する。
何百年経っても、この物語はきっと色褪せない。物語を愛する人々が、この話を見つけてくれることを期待して止まない。それは「あなただけ」のもので、「あかがね色のなか、しっかり待って」いるのだから。
読まれることを、扉を開くことを待っている。
百年後の世界へ、千年後の世界へ、永遠へ…。

ものがたり。遥かで近くに存在する、夢幻で無限の物語。

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 はてしない物語

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2003/02/13 02:35

最高のファンタジー

投稿者:空木 - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんと言っても映像のイメージが凄い。何万色もの砂が流れる色の砂漠、酸の池に浮かぶ銀細工の町、荒涼とした大地にそびえるスフィンクス、など。与えられるイメージの美しさに息をのむ。何度この世界に入り込みたいと思ったか知れない。しかし、最も重要なのは、この世界で悩み、成長していく主人公の少年の姿だ。このファンタジーの世界は、苦しい現実からの逃避の世界ではなく、現実の世界で生きるための力を身に付けさせる世界であるからだ。ファンタジーと現実の、一見、相反するような二つの関係が、実のところしっかり結び付けられていることを、この本を読んで確認してほしい。

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/12/18 23:30

子供から大人まで。極上のファンタジー

投稿者:ゆいこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は私が本好きになるきっかけになった本です。
今でも読み出すと止まらない。この本で一日が終わってしまいます。
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作に当たります。

映画も良かったですが、やっぱり大分内容が違います。
映画のみの方も手にとって見て欲しい。

何もとりえもなく、いじめられっこのバスチアンが偶然手に入れた本。
その本の中で活躍する少年、アトレーユに同調してゆき、
最終的には自分が勇者として本の中へ入り込んでしまう。
本の中では自分は「何でもできるすごい子」となるのですが
一つずつ元の世界であった自分を忘れていきます。
忘れてはいけないものもどんどん…。本当に大切な物は何だったんだろう?

普通に読んでも、いろんな冒険に、この先どうなるんだろう?とドキドキワクワク。
そして、愛について、心について、友情について、本当に必要な物はなにか?
…色々考えさせられます。

文庫も出ましたが個人的にはこちらの方をオススメ。
重厚感のある本の作り(是非箱から出して手にとってもらいたい!)
本文も、現実世界と本の中の世界によって色分けされて印刷されています。
私は気が付かず、読み終わった後に本をゆっくり眺めて
驚いたのですが^-^;。
読み終わった後に、この本の作りを眺めなおすのも楽しいです。
内容と微妙にリンクしていて、子供心に興奮したものです。

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2002/01/18 02:57

濃密な世界が広がっている

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公のバスチアンはまるでいけてない少年だ。そんな彼だけれど物語の中では変幻自在。容姿端麗で皆に尊敬される英雄にだってなれる。が、彼は物語の中で強さを手に入れる変わりに大切なものを忘れてしまう。本当の強さとは弱さを知る心から生まれるもの。少年は自分の中の弱さを受けとめ、現実に戻る。

 エンデの深い思想性から生まれた長い長い物語。そこには哲学的なテーマが潜んでいるものの、そういった思想よりもイメージを楽しむ本だと思う。時折、好きな箇所を開いて読む。そこには濃密な世界が広がっている。原作のバスチアン同様映画の方もかなりいけてなかったが、そういった人は是非、こちらの方を読んでみてほしい。

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2001/11/30 04:40

映画を観た人はぜひ原作も

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この物語は、『ネバーエンディング・ストーリー』というタイトルで映画化された。しかし、小説を読んでから映画を観た人の多くは、映画には怒っているのである。それはあの映画が、原作の物語を台無しにしているから、原作のメッセージを蔑ろにしているから、原作を原作たらしめている部分をみごとに削ぎとっているからである。
 映画は、原作小説の前半分、起承転結の起承の部分に、適当に座りのよい結末をくっつけただけのものだ。そこまででは、この物語は凡庸な成長ものファンタジー物語でしかない。『はてしない物語』が凄いのはこれからなのだ。エンデがこの物語に込めたメッセージは、この物語をこの物語たらしめている命の部分は、この後半部分で現れてくるのである。
 映画だけ観た人には、本書を手に取って、この物語をありきたりの少年成長ファンタジー以上のものにしている物語の後半を、ぜひ知っていただきたいと思う。

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2001/08/11 02:23

小学生だった私が夢中で読んだ本です

投稿者:かずの - この投稿者のレビュー一覧を見る

 母親にねだって買ってもらったこの本は、ずっしりと重くケース入りでページをめくると文字が二色刷りになっていました。さっそく読み始めるともう止まらなくて、布団に入ってからも懐中電灯を照らして寝ずに読み続けました。
 主人公バスチアンも「はてしない物語」をろうそくの明かりの元で読んでいましたね。私の心は少年のいる倉庫に飛び、少年と共に物音に驚き、物語の中のアトレーユのに声をかけました。まるで私が主人公になったかのような気分で。「はてしない物語」を読む私。本の中で「はてしない物語」を読むバスチアン。「はてしない物語」の中でおさなごころの君を救う旅に出るアトレーユ。私たちは不思議な輪の中にいたのです。
 大人になった今でも、本棚にはこの本が並んでいます。何度も読み返し、その度に登場する彼らと一緒に、読む私も「はてしない物語」の一員になれるのです。

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2001/02/28 21:03

今見ると映画はちょっとちゃちいかも

投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この物語を子供にはもちろん大人にも本当に薦めたい。長い物語だが、ぐんぐんと物語に引き込まれ、一気に読んでしまうだろう。奥が深く、すべてのメッセージを得ようとすると子供にはちょっと難しいかもしれない。
 少年がいろいろ間違った道を歩んで、とうとう最後に正しいところにたどり着く。エンデは書く。「そこにたどり着く道ならいずれにしろ正しい道だった」と。
 なんてやさしいんだろう。
 本当に素晴らしい本だと思う。

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 はてしない物語

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2001/12/16 20:45

映画より本の方がイイ!!

投稿者:のんびり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は母からの誕生日プレゼントにもらった本で、始めはあまり読もうとは思わなかったけど、私より先に母の方が読んでしまって、どんなのかなぁ、と思って中をのぞいてみると、文字がなんと赤と緑に分かれていて、びっくり! 私も読んでみようかなぁと思い、読んでみたらおもしろい! 3回も読み返してしまいました。ちょっと読みにくいかもしれないけれど、やっぱりワクワクします。
 それから1年後、これが映画になったやつを見てみたら「なあぁんだ? これ?」 おもわずこう言ってしまいました。だからみなさん、こういうものは、本で読みましょう!

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 はてしない物語

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2001/10/23 14:18

何度も繰り返し読みました!

投稿者:まいこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『はてしない物語』これを見つけた時,なにも迷うことなく購入を決意しました。私は、『ネバーエンディングストーリー』が、この本を映画化したものだと知り,さがしていたのです。
 本が届き、読み始めると、私もまるで一緒に冒険しているような感覚になり、はらはらドキドキして、時間が経つのも忘れて,読み続けました。時に泣いたり笑ったり、応援したり、「しっかりしろ!!」と、怒ったりもしました。読んで行くうちに、「はてしない物語」とゆう題名の意味もわかり、「あ〜なるほど」と思わせられるところもたくさんありました。
 こうして、私の尊敬する、大好きな作家さんが増えたのです。少し長い作品ですが、それだけの時間をかける価値はあると思います。

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2001/05/16 13:23

物語のための物語

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本の虫だった小学生時代、自分も物語の中へ入り込むことをどれだけ憧れたことでしょう。その夢を疑似体験させてくれるのがこの本でした。二匹の蛇が互いのしっぽを咥えている紋章の入った重厚な装丁も、「読む」という行為に神秘性を帯びさせ、密かに読書する楽しみ、隠れ読みの悦楽とでもいった感情を抱かせてくれたものです。
 映画化された『ネバーエンディングストーリー』は最初のだけが良かったですね。
 現在の自分はファンタージェンを救うために女王さまの名前を呼ぶことができるだろうか、という自問とともに、固有名への呼びかけというレヴィナスの哲学を思い出してしまいました。

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