黒いカーテン (創元推理文庫)
- 全体の評価
(2件のユーザーレビュー)
- あなたの評価
この商品を評価して本棚に反映
評価しました! ×
- 税込価格:378円(10pt)
- 発行年月:1981
- 発送可能日:購入できません
- 本 文庫
- 今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
- hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!
ユーザーレビュー- 「黒いカーテン」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/06/14 16:22
才気煥発な時代のアイリッシュ節
投稿者:ひろぐう(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、気づいた時にそれまでの3年間の記憶を失っていた男のお話です。例によって冒頭から最後まで強烈なスリルとサスペンスの連続で、一気に最後まで読ませてくれます。文庫でわずか200ページ足らずのボリュームですが、最近のやたら大部になったエンターテイメントよりもはるかに読み応えと読後の充足感がありました。ラストのトリックが安っぽい本格物みたいなのが残念ですが、『黒衣の花嫁』の次、『幻の女』の前に書かれた作品だけあって、才気煥発な時代のアイリッシュ節を堪能できます。プロット自体はいまやありふれたものでしょうが、1941年作ということで、のちのスリラー/サスペンス小説やドラマに与えた影響は少なくないと思います。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2001/09/26 20:25
惜しいなあ
投稿者:APRICOT(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
事故のショックで主人公は記憶喪失から回復する。だが今度は、記憶を失っていた約3年間の出来事が、頭の中からすっかり抜け落ちていた。何事もなかったように元の生活に戻ろうとするが、そうは問屋が卸さない。記憶を失っていた間に、何か面倒に巻き込まれたらしく、怪しい人影に執拗につけ狙われる。だが誰に、なぜ…?
着想がとにかくおもしろい。主人公の不安がよく出ているが、それでも話がキビキビと進み、やたらとネチネチしていないのが良い。また、主人公がわずかな手がかりから、過去に何があったかを1歩1歩突き止めていく過程も読み応えがある。しかし非常に残念な事に、作者はある1カ所で−しかも話の最も重要なポイントで、主人公の記憶喪失をうっかり忘れてしまったようだ。それで後半のみならず、全体がつや消しになってしまった感がある。実に惜しい。







