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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1983/04/16
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/201p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-331621-5
文庫

紙の本

武家の女性 (岩波文庫)

著者 山川 菊栄 (著)

武家の女性 (岩波文庫)

税込 726 6pt

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みんなのレビュー26件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (7件)
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  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

栗林忠道も読んだ名著(たぶん)

2017/02/17 00:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:親譲りの無鉄砲 - この投稿者のレビュー一覧を見る

山川菊栄の母、千世は幕末期の水戸藩士(水戸藩校弘道館教授も務めた儒学者・青山延寿)の娘であった。瓦解後一家で上京し、千世はお茶の水女子大学の前身・東京女子師範学校の第一期生となった。高い教育を受けた千世が、娘・菊栄に及ぼした感化とはどんなものだっただろう?そんな想像を逞しくさせるのが本書である。
 まず、水戸家中の武家の婦女に関わる日常、慣習、文化、歳時などについて、平易な語り口をもってその雰囲気をよく伝えている。歴史的資料として一級の価値がある。例えば、千世が稽古に通ったお裁縫の師匠の旦那である石川という老藩士は、サービス精神旺盛で、少女たちを楽しませるために、夜具を着て関寺小町を踊ったり、興が乗って人物評を始めれば、「何のあの古着屋が」などと吐き捨て、権勢を誇った藤田東湖も形無しの陰口を叩いたり。非常に魅力に満ちた人柄が伝わっている。このような巷の人々の息吹が伝わる例は、本書において枚挙がない。時代の空気を伝える意義深い証言でもある。
 しかし、この聞き書きの中で特筆すべきは、やはり幕末の水戸藩の特殊な立場にあるといえるであろう。常府とされ参勤交代の負担はなかったものの表高に比べ低かったと思われる実高を背景とする逼迫した藩財政、幕政に対し江戸表で良くも悪くも強烈な個性を発揮した藩主斉昭、藩主不在の中で進められる国許の政治。国許の実権を佐幕・開国派の諸生党が握り、追い落としを食った攘夷派が筑波で挙兵した事件は、天狗党騒動と呼ばれる他藩を巻き込む大事件に発展した。慶喜への嘆願空しく天狗党は福井で降参、科刑は苛烈を極めた。その後、時代の波は、攘夷運動より倒幕運動へと転換、維新に際し負け組となった諸政党藩政は、今度は天狗党残党たちの復讐の餌食となった。この復讐の連鎖は、人材を磨滅させた。攘夷の震源地だったにもかかわらず、水戸出身者は国家の要職を得ることがなかった。最も悲劇的な側面は、男たちの争いの巻き添えを食った政治には無縁だったはずの女性たちだった。例えば、武田耕雲斎の一門は、女まで首を刎ねられた。その後、諸政党の家の女も同様に暴力の餌食になった。この書には、耕雲斎の妻の辞世の歌が添えられている。
 かねてみは なしと思へど 山吹の 花もにほはで 散るぞかなしき
これは、太田道灌にまつわる逸話が書かれた常山紀談にある歌
 七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき
を本歌としている可能性が高い。水戸藩では女性の教育に冷淡な家風であったが、なかなかどうして、耕雲斎の妻女は立派な教養人であったことがこの一事からも判る。この歌の採録を決めたのは、千世の話を聞いた菊栄である。このあたりからも、母千世の感化が、娘菊栄の婦人運動への目を開かせる素地にあったような気がしてならない。
 ところで余談だが、この「散るぞかなしき」、太平洋戦争の硫黄島守備の軍司令官・栗林忠道の辞世の歌
 国の為 重き努を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき
に不思議に呼応している。この歌が女々しいと判断されたためであろう、大本営発表は、「散るぞ口惜し」と改竄した。梯久美子氏の著書「散るぞ悲しき」では耕雲斎の妻の辞世には言及していない。しかし私は、刊行が昭和18年であることと合わせ、栗林忠道は本書を読んでいた可能性が高い、と考えたい。菊栄と夫は社会主義者だったが、本書執筆に際しては柳田國男の薫陶も受けており、反社会的な書物とはみなされなかった。栗林は、幕末の水戸藩家老の妻女が味わった無常をわが身に引き寄せたのだ。

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紙の本

明治維新が起こった遠因もわかる

2023/05/28 13:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

水戸藩の儒者青山延寿を祖父に持つ山川菊栄が、祖父が残したものなどの資料を基に下級武士の日常生活を描く。水戸藩特有の状況もあるが、多くの藩に共通するところも多い。武士という存在への先入観から逃れるためにも貴重であるし、下級武士が主導した明治維新がなぜ起こったかの遠因の一つもわかるものとなっている。

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紙の本

女性の視点で武家の生活を垣間見る

2021/11/03 20:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末の水戸藩に生まれ育った女性を
母に持った著者による、聞き書きを
まとめたものです。

話の中には、烈公こと徳川斉昭を始め、
藤田東湖や武田耕雲といった著名な
人物が頻出します。

他にも、妾も出身が武家と町家とでは
扱いが異なった、といったような逸話が
満載です。

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紙の本

幕末の武家の女性。

2002/07/31 12:15

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 幕末の水戸藩の下級武士の家に生まれ育った母、千世の思い出話から、当時の武士の家庭の女性の姿を優しく描き出している。
 武家の娘というとキリっとした印象があるが、やはり家に従順でいる為に、利口過ぎるのは歓ばれなかったようだ。自分の屋敷の住所も分からない位が好かったという。ほんの十三・四のうちに親は嫁入り相手を探す。幼いうちに嫁入りさせられるのは、その家の姑に従順でいさせる為だ。姑も嫁を軽く離別したりする。やはりそういう世界だったのだ。
 とはいえ、全ての女性が悲惨だったわけではなく、勉強させてもらえずとも幸せに暮らしていた女性が多かっただろうと著者は言う。だが、現代(書かれたのは戦時中)になって女性の権利が拡張されたのは、やはり喜ばしいことであると。
 当時の頭髪が薄い武士は付け髷をして頭を固めたとか、そうした風俗も分かって非常に貴重な本だ。私は背景となる幕末の世にあまり詳しくないので、勉強してからもう一度読もうと思う。

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紙の本

嗜み

2020/04/24 05:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸時代の武家がどのような環境で育ったのかがよくわかる。明治期に回顧されたものであることが重要で時代の変化にどのように対応してくかの糧となる。

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2006/08/28 18:44

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2009/03/20 15:47

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2009/04/20 00:00

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2009/09/11 15:36

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2012/10/14 13:10

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2011/01/09 21:01

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2011/01/21 18:41

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2011/02/13 11:21

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2013/12/07 22:09

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2015/08/14 21:34

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