- 出版社:富山房
- サイズ:35cm/25p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-572-00277-0
賢者のおくりもの
オー・ヘンリー (文), リスベート・ツヴェルガー (画), 矢川 澄子 (訳)
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- 税込価格:1,575円(45pt)
- 発行年月:1983.12
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書店員レビュー- 「賢者のおくりもの」

短編の名手と言われた...
ジュンク堂さん
短編の名手と言われたオー・ヘンリーの作品にリスベート・ツヴェルガーが
絵を描き上品な絵本に仕上がっています。
クリスマスの前の夜、プレゼントを買うために一番大切な宝物を手放してしまった貧しい夫婦。
一見愚かな行為をしたようだが、お互いを思いあう心が最大の贈り物だということに気づきます。
クリスマスに“本当の愛”とは何かを考えてみてください。
ユーザーレビュー- 「賢者のおくりもの」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/12/16 01:11
愛する人からもらいたいのは、心のない贈り物よりその人の真心です
投稿者:らせん(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
キリスト教に馴染みのない日本人にはわかりにくいことですが、賢者の贈り物というのはイエス・キリストが生まれた夜、東方から星の導きによってやって来た3人の賢者が、みどり児のイエスに与えた祝福の贈り物のことを言います。この贈り物に題を取ったのが、O・ヘンリーの代表的な短編『賢者のおくりもの』でこれはその絵本です。
ニューヨークに住む若夫婦のジムとデラは、互いを愛して暮らしていました。貧しい暮らしでしたが、ふたりはそれぞれ自慢の宝物を持っていました。ジムの宝物は祖父から父へと代々伝わる金時計、デラの宝物はほどけば膝のあたりまである栗色の美しい髪の毛でした。クリスマスの前日、デラは愛する夫にプレゼントを買うために自慢のこの髪を切って売ってしまいます。そしてそのお金で、ジムにプレゼントの「金時計につけるプラチナの鎖」を買ったのでした。一方ジムは、妻のプレゼントに美しい髪にさす「べっこうのくし」を買うために大切な金時計を売ってしまいます。互いのプレゼントを買うため犠牲にしたもののためにプレゼントはすっかり無駄になってしまうのですが、ふたりは互いを思いやる“愛”というより大きな贈り物を分かち合ってとても幸せでしたと言う有名な有名なお話です。
この物語に寄せる感想は、物語をしめくくるO・ヘンリー自身の言葉に全て語られています。「およそ贈り物をする人々の中でこのふたりのような人こそもっとも賢い人であり、どこに住んでいようとも彼らこそが賢者なのだ」。贈り物とはつまるところ心を贈ることなのですね。心のこもった贈り物がやはり尊いのです。ああ、なんてクリスマスにぴったりの良い話なんでしょう。
でも、この物語を読むたびに私の中にはいつも黒い心がわいてくるのです。というのも、妻の髪って放っておけばまた伸びますよね。そうしたらくしはちゃんと使えるけど、夫の鎖は時計が戻ってこない限りずっと使い道がないじゃないですか。これって全然フェアな贈り物じゃないですよね。あと1年か2年したら夫は「やっぱり時計は売るんじゃなかった…」と絶対思うに違いなく、そのとき夫婦の間に亀裂が生じないかとずっと気になって気になって。いけませんねぇ、せっかくのクリスマス・ストーリーに邪推を働かせては(苦笑)
この絵本は、イラストレーターのリスベート・ツェルガーさんによる挿絵がとても素晴らしい絵本です。訳者の矢川澄子さんの文も簡潔でわかりやすく読みやすいです。こんなセンスの良い絵本をプレゼントにもらえたら最高ですね。それこそ賢者の贈り物だと言えるのではないでしょうか?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/05/16 14:54
ここには何もないけど
投稿者:ゆみ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆さんご存知のデラとジムの貧しい夫婦の物語。
それぞれ長く美しい髪と代々伝わる時計を犠牲にして愛情を示す。
と言えば簡単ですが、
それぞれがクリスマス・プレゼントを決断するための葛藤はかなりのものです。
たとえばデラが男の子のような髪となったとき
「神さま、あのひとにいまでも、あたしを美しいと思わせてやってください」など
髪をぶつっと切って「はい、お金」というわけではないのです。
短いようで長く、深いお話。
たて約34センチよこ約21センチの一般の本にはあまりない型で
ツヴェルガーの絵もとても美しく
お気に入りのページを開いて部屋に飾っておきたい気分です。








