地球人捕虜収容所 (創元推理文庫)
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- 税込価格:294円(8pt)
- 発行年月:1979
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ユーザーレビュー- 「地球人捕虜収容所」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/07/10 00:41
ドイツ人のSF
投稿者:kokusuda(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
米・英・日それぞれに国民的気質の違いというか文化の違いからか、SF小説の読み味は
少しずつ異なっています。
本作もドイツ産のスペースオペラで、少し異なった読み味に仕上がっています。
2431年、人類は「グリーンズ」と呼ばれる異星生命を相手に長い間、戦争をしていた。
既に戦争の原因は定かではなく戦線は拡大の一途だった。
兵器の破壊力では地球側が、宇宙船の速力でグリーンズが上回っていて、
戦況は一進一退だったが、、、。
戦況が地球に不利になり始めた。
何か原因があるはずだ。
グリーンズの新兵器なのか、、、?
これまで論理的で感情を持たないグリーンズは敵である地球人を不要な存在として
全て殺していた。
しかし、捕虜収容所から逃亡した地球人が発見される。
その収容所には戦闘で死んだと考えられていた兵士たちが1万8千人も生きている、
というのだ。
今まで捕虜を取ろうとしなかったグリーンズなのに、、、。
捕虜たちは何かの原料を採掘させられているらしい。
が、医薬品等が不足して半数以上が死にかけている。
地球連合艦隊情報部は秘密情報部員ブーン大尉を呼び寄せた。
彼は優秀なスパイだったが司令部のミスで負傷し、任務を離れていたのだ。
頭部を半分以上、機械化したブーン大尉は貨物宇宙船をひきいて
グリーンズの捕虜となり潜入を命じられる。
彼は場所もわからない、宇宙船も無い、収容所惑星から1万8千人の捕虜を
無事に救い出せるのか?
論理的で冷徹なグリーンズをだまし通せるのか?
敵の秘密兵器の正体をあばき地球を救えるのか?
無謀とも思える大脱走計画が始まった、、、。
作者のシェール氏は大河SF「ペリー・ローダン」の作者の1人として知られています。
しかし、エンターテインメント性にあふれる作品を数多く残している多作家でもあります。
本作なども映画化したら人気が出そうな気がします。
シェール氏は残念なことに1991年に亡くなっています。
翻訳されていない名作(らしい)が数多く残ってますが、
日本語訳は出版されないんでしょうねぇ、、、。







