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紙の本
遂に戦国の世に突入
2017/01/20 22:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冒頓単于 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代後期の儒学者・頼山陽が著した歴史書。中巻には、足利氏・後北条氏・武田氏・上杉氏・毛利氏・織田氏を載せる。室町幕府は、中期以降は権力が脆弱化して家臣が幕政を牛耳るようになった揚句、家臣同士の内紛によって空中分解し、戦国の世に突入していった。中巻の見どころは挙げたらきりがないが、特に面白い所を幾つか挙げる。
・応仁の乱 p.87~p.107
・足利義輝の最期(永禄の変)p.126~p.128
・川中島の戦い p.191~p.203
・本能寺の変 p.373~p.375
他にも、信長が浅井氏と朝倉氏を滅ぼした後、宴会で浅井長政・朝倉義景の髑髏を披露した話(髑髏杯の記述はない)や、松永久秀の茶器の話などがある(爆死とは書いていない)。戦国武将の逸話で有名なものは、あらかた載っている。
また、足利義輝の最期として世間に流布している、名剣数十本を畳に刺して、取っ替え引っ替えして奮戦した話は、ここから広まったと思われる。ただ、義輝が三好三人衆との乱戦の末落命したことはほぼ確実だが、名剣を取っ替え引っ替えして奮戦したかどうかは、甚だ怪しいらしい。