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上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件(PHP文庫)

  • 発行年月:1990.8
  • 出版社:PHP研究所
  • レーベル:PHP文庫
  • サイズ:15cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-569-56273-6

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上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件 (PHP文庫)

童門 冬二 (著)

紙書籍

463 ポイント:4pt

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450(4pt) 上杉鷹山の経営学

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ユーザーレビュー

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上杉鷹山のすごさがわかる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2000/07/16 19:58

評価5 投稿者:コロコロナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を読むと、本当に鷹山のすごさがわかります。アメリカのケネディ大統領が、最も尊敬する日本人として鷹山を挙げていたというエピソードが本書で紹介されています。ケネディがそれほど尊敬していたのも納得できるほど、鷹山はすばらしい人物だったのです。
 本書では、鷹山が財政の逼迫した米沢藩を17歳の若さで引き継ぎ、その後米沢藩を立て直していく過程が鷹山の人物を表すエピソードを織り交ぜながら述べられています。いくつもの困難・障害を乗り越えて藩財政を改善していく様子を読み進めていくうちに、私はすっかり鷹山の虜になってしまいました。
 鷹山の優れていた点が多数文中で挙げられています。その中でも印象的だったのは、鷹山が人の心をつかみ、また使いこなすことに非常に長けていた点です。このことがリーダーにとっては最も重要だと思いますが、実際に人の心を掴むことは容易ではありません。どうして鷹山は人の心を掴むことができたのでしょうか。著者は、鷹山の経営改革が成功したのは、すべて「愛」、すなわち他人へのいたわり・思いやりがあったことによる、といっています。自分も贅沢をせず、藩民の幸福を第一に考えた鷹山の「愛」があったからこそ鷹山は人の心を掴み、改革成功させることができたのだと思います。 
 上杉鷹山の魅力を存分に伝えてくれる本だと思います。

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評価5 投稿元:ブクログ

2008/11/09 09:39

上杉鷹山を故ケネディアメリカ大統領が日本で最も尊敬する人物と評したことが良く分かりました。
藩の財政難を自ら率先して節約し、仕事の無かった武士には新田開発など新たな仕事を与えることによって藩に活気をもたらせました。
藩という「公」のために愛情と思いやりを抱いて藩民のため民主主義的な改革を当時行ったことには驚嘆させられます。
これから平成の改革に挑まなければなりませんが、当書は大変参考になると思いますよ。

評価4 投稿元:ブクログ

2006/10/22 16:03

江戸中期、幕府への領地返上を考えるほどの財政危機に瀕していた米沢藩を、軌新な藩政改革と藩士の意識改革で見事に甦らせた上杉鷹山―希代の名藩主として誉れの高い鷹山とは、いったいどのような男だったのか?そして、その経営手腕とは?故ジョン・F・ケネディをはじめ、多くの実力経営者やトップリーダーが、尊敬する人物として名を挙げる上杉鷹山の、組織と人間の管理術の要諦を探る。

評価3 投稿元:ブクログ

2011/10/16 23:36

『小説 上杉鷹山』のエッセンシャル版という感じ。小説は分厚いので、こちらからだと入りやすい。小説を先に読んでいれば、重要な要素を整理して振り返ることができる一冊。

評価4 投稿元:ブクログ

2010/11/09 04:55

米沢藩藩主であった上杉鷹山の藩経営について書かれた本。鷹山の温かみと優しさを感じるエピソードが多く散りばめられており、素直に感銘を受けた。

鷹山の思想には共感することが多く、自らの組織マネジメントにも活かしていきたい。

評価5 投稿元:ブクログ

2011/11/19 00:57

今の時代なら当然なことも、この時代にはとても珍しい考え方だったと思う。
そんななか、改革を進めていったことは、とにかくすごい!
鷹山に真摯さと愛があって、周りにも忠誠心に長けた人がいたから出来たんだろうなぁ。
日本の政治もこうなればいいのに…。

私は、『人一人一人に現われている実態の総和によって鷹山は次第に頭の中に米沢藩の実像を構築していった。』って文章に鷹山の凄さを感じました。

評価3 投稿元:ブクログ

2010/03/26 01:18

2010-3
現代の会社風に意訳してくれている部分があり、読みやすくわかりやすい。
ただ、まるでその現場に立ち会ったんかってくらいリアルにかかれすぎた部分もあり、一部ほんまか??って思った。
しかしながら鷹山自体はすごい!
最後の年表で年齢確かめる事で若くしてそこまで出来るか!?ってな感じでさらに凄さを実感。

評価0 投稿元:ブクログ

2010/09/12 00:55

上杉鷹山が過ごした背景があまりにも現代と同じなので笑ってしまいました。改革にはアイデアと我慢、それに人の心を前向きにする事が書かれています。

評価5 投稿元:ブクログ

2013/06/27 18:24

酒井執行役員常務お勧めの本
小説「上杉鷹山」をエピソードごとに、また会社経営になぞらえてゆく内容で、大変読みやすい。
完全アウェーの中から人々の心に火種を移すことによって、民主主義の藩政を実行する姿に勇気をもらった。
このような誠実で人を動かせる人間に成りたい。

評価3 投稿元:ブクログ

2011/01/13 23:41

上杉鷹山がいかに米沢藩を改革したか、概要がわかる。その施策は現代からすると違和感の無いものだが、当時の世相からするとかなり先進的・革命的なものであったようだ。鷹山がそのような考えに至った経緯に興味が湧くところだが、本書ではあまり触れられていないので、同じ筆者の「小説 上杉鷹山」も読んでみたい。

評価5 投稿元:ブクログ

2011/01/15 11:30

顧客のためだけでなく、「従業員、社員」にとって有益となる経営が大事であることを、教えてくれた本。

今の日本に上杉鷹山のような経営者はいるのだろうか?

経営者を目指される方に読んでほしい本です。

評価3 投稿元:ブクログ

2012/11/20 12:56

小説上杉鷹山を読んでから、すぐに読んだので、読み物としては小説の方が情緒的で重厚で良かった感ありつつ、確かにダイジェスト版として鷹山というか治憲のすごさを把握できる本。
象徴的な箇所を引用致します。
「経済の低成長期の湿潤な時期においても、発想の転換をし、複眼の思考方法を持ち、歴史の流れをよく見つめるならば、閉塞状況の中でも、その壁を突破する方法はあるのだということを、鷹山の軌跡は如実に示している。」
「鷹山が甦らせたのは、米沢の死んだ山と河と土だけではなかった。彼は、何よりも人間の心に愛という心を甦らせたのである。現在の世でもっとも欠けているのは、この愛と労りと思いやりの心であろう。この心を除いては、どんなに立派な経営計画も決して成功はしない。鷹山の治績は、そのことを如実に物語っている。」

評価5 投稿元:ブクログ

2013/02/26 16:28

 上杉鷹山といえば、一昔前随分とブームになり、もてはやされたことがある。本書も1990年の発行だから、たぶんその頃に書かれたものなのだろう。

 著者の童門冬二氏は東京都の職員として局長級を経て、のち、作家となった。歴史の中から現代の素材を探すのが得意だそうだ。本書は同氏の「小説 上杉鷹山」から、現代のビジネスに通じるエッセンスを集め凝縮されているそうだ。

 かつてアメリカのJ・F・ケネディ大統領が尊敬する日本人は誰かと問われて、「ウエスギ・ヨウザン」と答え日本人記者たちを当惑させたというエピソードがあるそうだ。以前はそれほどまでに鷹山はマイナーな存在だった。

 しかし、江戸時代中期に米沢藩の財政改革を断行した手法は、幕府が行った三大改革が失敗したのに比べ、なぜうまくいったのか。それはすべて「愛」があったからだという。領民や部下へのいたわり、思いやりがあったからこそ改革を推進することができた。

 鷹山の改革は、まず「火種を移す」ことから始まった。藩主になって初めて米沢入りしたときに見た荒れ果てた領内に絶望しかけたとき、カゴの中にあった煙草盆の灰皿の底に火種を見つけた。その火種を新しい炭に火を移すように、改革の火も少しずつ移していこうと決心し、供回りのもの達に訓示する。その火種になれと。それを聞いた藩士たちは感動し、国元で実行に移していく。大変感動的なエピソードである。

 読み終えるまでに何度涙を拭ったことだろう。今度は是非とも「小説 上杉鷹山」のほうを読んで新たな感動に浸りたい。

評価3 投稿元:ブクログ

2013/05/08 22:05

政治家は徳の人でなければならない。
この言葉が全て。藩政改革にあたり、公が自ら変わらねばならないと説く。
この時代に人民の人民による人民のための政治の発想と、実行する決意は並々ならぬもの。
資質プラス全てのもに耳を傾け、学び、柔軟に対応する姿勢が負の踏襲を打ち破る鍵か。
側近の登用においての人材発掘もユニーク。信用できるブレーン固めも必須だ。

評価5 投稿元:ブクログ

2016/04/11 08:41

【米沢藩元藩主の上杉鷹山に関する一冊】
困窮する米沢藩を自らの手腕で復活させた上杉鷹山。一節には、故ケネディ元大統領も尊敬する日本人のひとりとして挙げていたらしい(にしても、上杉鷹山を知っているケネディ大統領もそれはそれでスゴイ。勉強したんだろうな)。

鷹山が藩主に就任する前の米沢藩は、まさに火の車。収入の90%を城で働く人たちに支払うお金に当てていたというのだから驚き。

収入が少ないにもかかわらず、人は削減せず、伝統は重んじてパーティは継続する…藩内の士気は最悪な状況にあった。

そこに鷹山が入り、次々と改革を実行していくというものである。当然ながら反対派からの嫌がらせ、抵抗があった。支えになるはずの妻は「小児麻痺」であり、むしろ看病する側だったという。

このような逆風しか無い状況、困難な状況から米沢藩は見事復活させた彼の手腕は、本当に尊敬されるべきなのであろう。きっと孤独や憂鬱だったに違いない。けれど、彼は全く逃げること無く、真正面から立ち向かい、改革を成功させた。

封建時代の世の中に、民主主義の要素を取り入れた政治を行ったことは、本当に素晴らしいと思う。

本の中で一番印象的だったのが、『生きた学問』というフレーズだ。

「なぜ人は学ぶのか?」

それは、「学んだ知識を活かして現実に存在する問題を解決するため」であろう。「学んだだけ」「活きることがない学問(そんなのはあるのか?)」は時間の無駄だ。

これまで自分が時間をかけて学んできたことをどのように今の社会に還元していくのか。それは決して自分だけ、家臣たちだけが富むような形にはなってはいけない。一緒に生きる共同体の人々全てが富むような形で実行されるべきである。

それが出来たのがまさに上杉鷹山であり、それが彼が尊敬される所以なのであろう。私欲に溺れず、他人のために学問を活かして生きる。そんな人生を自分も送りたいと思った。

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