魔球 (講談社文庫)
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- 税込価格:580円(16pt)
- 発行年月:1991.6
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ユーザーレビュー- 「魔球」
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2004/01/03 14:38
あの謎を東野圭吾はなぜ種明かししなかったか?
投稿者:くれい爺(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品で東野圭吾はミステリーとしてはちょっと不完全なことをしている。
最後まで、一つの謎の種明かしをしていないのだ。
それは、須田武志の右腕はなぜ切られたか、という疑問に対してである。
その疑問に対する答えそのものは読者には案外簡単に読み取れるはずだ。
ならば、なぜ東野圭吾はそれを書かなかったか?
それはそのことがこの作品の中核をなすもの、主題といってもよいかもしれ
ないが、それと密接な関係を持っているからであろう。
東野圭吾はあえてそれを書かないことによって、それを読者に強く訴えてい
るようだ。
東野圭吾の初期の作品であるが、こういう細工ができることは、現在の彼を
予感させるものだったかもしれない。
須田武志の右腕はなぜ切られたかって?
それは皆々様でお考えを…
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2001/11/10 10:01
物語の世界に入り込んでいけるミステリ
投稿者:がんりょ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリを楽しむことができるミステリ.
トリックに振りまわされることもなく,物語の世界に入り込んでいける.とくに,家計を支えるためにプロ野球選手を目指す少年の一途さには心を打たれた.不況といっても,今の時代結構恵まれていると再認識した.
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2000/12/07 01:06
綺麗なミステリ。
投稿者:品川夏見(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、「魔球」にまつわる学園(?)ミステリ。
殺人の形態や謎はとてもシンプルで、そして古株刑事が足を使っていくような地道な推理展開。だけどそれが全然苦にならないのだ。
無駄な肉を削ぎ落とされた、綺麗な一冊である。ミステリのアクロバット演技に疲れた方、是非。
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2007/12/04 00:07
苦しい胸の内
投稿者:あん(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
初期の作品らしいけれど、既に現在の作風に通じる悲哀が色濃くあります。
悲しいなぁ。
高校生の武志は既に成熟しているし、とても十代の発想ではありません。でも仕方ない家庭環境がそこにあります。
“魔球”の件にはSFのようなドキドキ感があり、最後は人間臭く終わる。
想像以上に濃い作品でした。
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2001/02/06 15:19
ミステリーコーナーより
投稿者:吉野仁(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
東野圭吾の初期作品。昭和39年、春の選抜高校野球大会。最終回で絶体絶命のピンチを迎えたエース須田武志は、相手の4番打者に人生を賭けた1球を投じる……。本作では、バッテリーを組む高校生ふたりが奇妙な殺され方をした事件がメインになっており、さらに企業爆破未遂事件や「謎のダイイング・メッセージ」が複雑に絡みあう。青春スポーツものというには、いささかダークな感触の、異色野球ミステリーである。







