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暗闇のスキャナー(創元SF文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1991.11
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/414p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-69609-0
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

暗闇のスキャナー (創元SF文庫)

著者 フィリップ・K・ディック (著),山形 浩生 (訳)

暗闇のスキャナー (創元SF文庫)

864(税込)

ポイント :8pt

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

胸をかきむしるような哀しみに満ちたディックの最高傑作

2002/03/31 11:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uhara - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ディックの小説はあまり好きじゃない。近未来の管理社会を描くその筋立てや設定、小説的小道具は面白いのだが、あのお涙頂戴的ラストが苦手なのだ。その点、本書は、最後まで冷徹な調子でドラッグの悪夢を描き、ディックの最高傑作といっていい内容になっている。60年代のドラッグ・ヒーローとして位置付けられることの多いディックだが、そうした評価がいかに彼の内面とほど遠いか、本書を読めば明らかだろう。胸をかきむしるような哀しみに満ちた作品だ。山形浩生の翻訳もポップ。

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2004/10/18 09:52

投稿元:ブクログ

イギリスのロックバンド Primal Screamのアルバム「Evil Heat」に収録されている‘A Scanner Darkly’と‘Substance D’(国内盤ボーナストラック)は、この小説がもとになっています。

2008/06/20 01:57

投稿元:ブクログ

誰もがなにか痛みとかなしいことを抱えていることをかんじて、何度も苦しくて泣きそうになる。ディックの中でいちばんセンチメンタル、だけど好き。すごく好き。

2004/11/05 14:59

投稿元:ブクログ

ディックのセンチメンタリズムがたまらなく好きだ。
なんという自己憐憫。とてつもなくイライラさせられると同時にいとおしくなる。
という観点に立った場合、これがどうしてもオールタイムベストになってしまうのです。

2009/11/05 19:31

投稿元:ブクログ

読むきっかけ・期待:PKD一冊目はひねくれにひねくれて選ぶならこれがいい、というオススメをされたから。
感想:実際ちゃんと読むのははじめてのPKD。物語は主人公の意識混濁に従いぐねぐねと韜晦。そんな中、ちらりと楽しい時間があったことが語られるのが切ない。物語が終わったあとの献辞で著者の実体験とのリンクが明かされると、著者自身の友人への哀切な情が深く伝わってきます。体験者による重い重い反ドラッグ小説…だと思うんだけど…

2014/10/31 10:58

投稿元:ブクログ

[ 内容 ]
どこからともなく供給される麻薬、物質Dがアメリカ中に蔓延していた。
覆面麻薬捜査官アークターは、捜査のため自らも物質Dを服用、捜査官仲間にも知らさずに中毒者のグループに潜入し、彼らと日々を共にしていた。
だがある日、彼は上司から命じられる。
盗視聴機を仕掛け、アークターという名のヤク中を―彼自身を監視せよと。
彼はその命令に従うが…。
ディック後期の傑作。

[ 目次 ]


[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

2012/06/24 21:12

投稿元:ブクログ

 再読。前に読んだときは、なんとなく雑に読み流してしまったので。
 前回どうやら流し読みしてしまったのは、この訳文の「俗語調」にあるような気がする。女のことを「ナオン」なんて呼んだ時代もあったが、たぶん今では通用しないだろう。俗語調はただちに古びてしまうので、危険だ。なんとなくその「俗語」が耳慣れなくて違和感を感じてしまうと、よみにくく感じてしまう。だから『ニューロマンサー』も苦手だった。
 この小説は、作者P. K. ディック自身が「最高作」と呼んでいるのだが、いつもとは違うSFガジェットだらけのぶっとんだ展開でもなく、むしろリアリスティックな「麻薬中毒という悲惨」をひたすら描いている点で、ディックの異色作である。ディック自身がどうやら麻薬中毒に苦しめられたらしく、実際の作者の体験、あるいは身近な友人たちの人生のなりゆきが反映されているから、こういうリアリスティックな物語になったのだろう。なるほど、では、ディックのSF小説特有の「現実崩壊」感覚は、簡単な話、ヤクによるものなのだろうか。
 本作で「現実崩壊」が始まるのは主人公である覆面麻薬捜査官が、ジャンキーたちと暮らすうちに自らもヤク漬けになり、また、「自分自身を監視する」という妙な職務を命ぜられたこともあって、自我分裂的な現実感覚の崩壊をきたす。そのへんの経過はやはりスリリングで、ディックらしい。ただし、「右脳と左脳というふたつの独立した脳のあいだの連結が崩壊することで、ゲシュタルト統合がなされなくなってしまう」という説明は、少なくとも現在の脳科学では間違っているような気がする。
 いつもの三流SF的な安っぽいガジェットが本作では少ない。「完全に現代」のリアルな世界とはちょっとだけ違う世界を描いているので、おおがかりなSF的飛躍がない。
 その点で、この小説は一般のディック・ファンにはさほど好かれていないのではないだろうか?
 麻薬中毒の世界の恐ろしさをディックは訴えようとしたようだが、どうもそのへんは成功したといえないような気がしている。現実の麻薬中毒の恐ろしさをえがくなら、やはり「完全に現実的な」舞台で物語るべきだったろう。
 けれどもここにある「現実崩壊」の感覚は、やはりディック的な「悪夢」の一典型であることもたしかだ。

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