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デューン砂漠の救世主 改訂版(ハヤカワ文庫 SF)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1989
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 SF
  • サイズ:16cm/446p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-010100-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

デューン砂漠の救世主 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF)

著者 フランク・ハーバート (著),矢野 徹 (訳)

デューン砂漠の救世主 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF)

929(税込)

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みんなのレビュー6件

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

盲目の皇帝が砂漠に去っていく姿にオイディプスの姿が重なります

2005/09/19 18:52

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作より12年が経過し、ポウルが皇帝として君臨する世界が舞台となります。デューン世界で12年という時間が1人の皇帝が君臨する時間として長いのか短いのかよくわかりませんが、エイリアが幼い女の子から女性に変わるくらいの時間ですから、きっと様々なことがあったのでしょう。前作の終わりでイルーランと政略結婚をすることを匂わせていますが、政略結婚だけで世界に君臨できるわけではありません。「聖戦」と呼ばれるフレーメンとアトレイデ家の兵士による侵略(?)戦争も一役を買っているはずです。ですが、そのあたりは登場人物の会話の中で語られるだけで、物語としては現れてきません。
そして、本作で語られるのはイルーランと教母に代表されるベネ・ゲセリット、恒星間航行を管理する協会、新たに登場したベネ・トライラックスによる陰謀と、それを知りつつ回避させようとするポウルの行動の数々です。それぞれの語りが多く、終わりには悲劇が訪れるのだということはわかるのですが、登場人物の動きがなかなかイメージできないまま進んでいきます。
解説等を読むと悲劇であることや、救世主の物語であること、さらに創造主の物語であったり、エコロジーが語られていたりして様々な読み方ができそうなのがわかりますが、私はやはり悲劇として読んでしまいたいと改めて思いました。
実は、特にこの『砂漠の救世主』は、ギリシア悲劇『オイディプス王』に通じるものがあるように思います。『オイディプス王』では、神託に抗おうとして結局従わざるを得なかったオイディプスが自らの目を抉り取り、いずことなく消えていくという終わり方をします。本作のポウルもまた、予言、予知に抗おうとしてむしろ予言、予知を成就させることによって自分の永遠性を獲得していずことなく消えていくではありませんか。
もちろんこれは、『デューン』を読む時の1つの見方であるに過ぎないのでしょうが、この見方に気づいた時にむしろそれまで難解だった物語がすっと入ってくるように感じたのです。
物語は永遠性を獲得しながら姿を失ったポウルから、その子どもたちの話へと移っていきます。『オイディプス王』に見られたような親子の物語が、『デューン』でもくり返されるのか、期待しながら読んでみたいと思います。

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前作以上の手強さですが、こたえられません

2003/09/27 01:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作「デューン 砂の惑星」とほぼ同時に日本で
出版されたので、死にそうになりながら読破しました。
初読は小学生の時です。
その時は「こんなコムヅカシイ本はゴメンだ!」と
思っていましたが、映画を見た後に再読し、映画も
再見して納得のいった作品です。

ポウルが権力を握り恒星間帝国の玉座に着いて
12年…
いまベネ・ゲセリット結社、宇宙協会、
ベネ・トライラックスの顔の踊り手たち
旧勢力は糾合してムアドディブ皇帝に対する陰謀を
たくらみ、アラキスの宮廷めざし、ひそかにその
恐るべき策略の手を伸ばし始めていた。
フレーメン内部の裏切り,名義上の皇妃イルーランの
暗躍、そして死から甦らせられ彼を殺すよう訓練された
〈ゴーラ〉ダンカン・アイダホの登場…
だがすべてを予見したポウルは、全人類の平安な
未来におのれの愛を、おのれの肉体を捧げる決意を
固め、ここに物語は偉大なる悲劇となって読者を
思いもかけぬ衝撃の結末へといざなう!
(初版巻頭解説より)

前作の「砂の惑星」よりも権謀術数の度合いが増し
隠喩と指示語の嵐です。
ポウル・ムアドディブの予知能力もイメージでしか
表現されていません。
それが何を意味する予見なのか、読者が判断せねば
ならないんです。
前作は何とか勢いで読了したんですが、この作品は
小学生には無謀でした。

前作の映画の最初に出てくるイルーラン姫のナレーションは
この作品の結末を意味していたんですね。
私には映画のイメージを借りて理解できたようです。
これだけ難解な作品ですから読んだ方によって
解釈は大きく違うでしょう。
しかし、SFマインドは感じられるはずです。
SF者にとって読了後の満足感はこたえられません。

ちなみに映画のラストシーンでポウルの予知した
イメージや妹エイリアのナレーションは、
3作目の「デューン 砂丘の子供たち」4作目の
「デューン 砂漠の神皇帝」につながっていきます。
文庫本で10冊分です。
2時間の映画になるわけがないですね(笑
この作品に挑戦したリンチ監督はえらいと思ってます。

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2013/01/10 22:46

投稿元:ブクログ

「デューン・砂の惑星」の続編。英雄譚の主人公だったポウルも、本作では為政者として苦悩から逃れられない。特殊能力によって予知される暗い未来を変えるべくもがき苦しむ主人公の戦いは、ゴーラの存在、ギルドの陰謀、内部の裏切り者を巻き込んで哲学的悲劇へと収束していく。

2012/08/26 16:41

投稿元:ブクログ

8月に入ってから暑い砂漠の世界に入り込んで抜けられなくなってしまった。なんという傑作!

星間帝国の皇帝となったポウルは、砂漠の惑星を水が流れ雨も降る星へと変貌させた。自由に水を使える楽園となるはずだったが・・・

后であるイルーラン姫も巻き込み謀反を企てる一味には、その生体能力によって星間航行を行う半魚人的舵手、顔を自由に変えられるフェイスダンサー、死から蘇られされられたヘイトなど有象無象が入り乱れる。

大きな3部作の第2部となる本策は、第1部に比べて更に深く哲学的な悲劇となっている。

残暑厳しい折、さらに長大な第3部へなだれ込む~。暑い

2014/01/26 16:26

投稿元:ブクログ

デューン第2部、面白いが少々読みにくい  
表紙   8点加藤 直之
展開   8点1973年著作
文章   5点
内容 850点
合計 871点

2016/05/21 13:58

投稿元:ブクログ

砂漠の惑星の続編。前作は緻密に設定された世界観が印象的だったが、今回は皇帝となったポウルの苦悩と孤独が浮き彫りになる。未来を垣間見える能力と聖戦の名のもとに繰り広げられる戦いに、疲弊しきっているように見える。選択的にしか分からない未来に右往左往しながら、愛する者や世界のためにより良い未来を作ろうとするポウルが哀れで仕方ない。結末には救われる思いがした。

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