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シュルレアリスム宣言・溶ける魚(岩波文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 31件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1992.6
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/286p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-325901-7
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

シュルレアリスム宣言・溶ける魚 (岩波文庫)

著者 アンドレ・ブルトン (著),巌谷 国士 (訳)

「シュルレアリスム宣言」こそは二十世紀の芸術・思想の出発点である。夢、想像力、狂気を擁護して、現実の奥深くに隠された〈超現実〉を暴きだし、真の生、真の自由に至る革命の必要...

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シュルレアリスム宣言・溶ける魚 (岩波文庫)

778(税込)

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商品説明

「シュルレアリスム宣言」こそは二十世紀の芸術・思想の出発点である。夢、想像力、狂気を擁護して、現実の奥深くに隠された〈超現実〉を暴きだし、真の生、真の自由に至る革命の必要を高らかに謳いあげる。本書はその原書初版の構成に基づいて、自動記述による物語集「溶ける魚」を併収し、綿密な訳注を付した新訳決定版。

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みんなのレビュー31件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

現実破壊力と美の創造力

2007/09/24 23:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

20世紀初頭、新しい芸術を目指すパリの若者達の一人、28歳のアンドレ・ブルトンによる檄文とも言うべき「シュルレアリスム宣言」。現実と無意識の出会いに新しい美の創造を謳い、(今さらではありますが)新しい可能性を感じさせてくれる。さらに当時のコミュニティの熱気と気負いに溢れた、生々しい迫力を感じる。その力はやはり若さなのだ。
既存の価値観を思う存分に壊して、新しい美を構築すること、それが過激であればあるほどに立ち塞がる壁を打ち破る突進力が必要だ。そしてこの宣言にはそれがある。見よ、迸るイメージの奔流、強引さ、僅かばかりの郷愁。熱烈な支持を集め、時代を引っ張って行くのに十分な力がある。そしてたぶん、その力を発揮した。
細かく言えば、当時は最先端理論であったフロイトをここまで信じきっていいのかという不安もあるのだが、人の無意識に広大な領域の存在を発見し、そこから無限とも言える美の可能性を取り出してみせた。この事実の前には些末な論理など吹き飛んでしまう。美が生れ続ける限り、宣言は正しく、人類の新たな財宝として存在する。おそらくブルトン一人の功績というわけでなく、彼らコミュニティ全体が創り出したインスピレーションであり、多くの芸術家の影響によるものだろう。特にピカソとの交流を語る時の誇らし気なことといったら。
その宣言の作品による証明が「溶ける魚」。数ページほどの短い断片の集合体。散文詩でもない、小説でもない、これはいったいなんだ。いわゆる自動筆記というもので書かれたものらしい。現実の周縁からも突飛に離れた風景。パリの街に草原が現われ、海に沈み、儚いものは鳥になり、肌はダイヤモンドに、女達は夢魔のように彷徨う。まさしくダリを始めとする絵画の世界を描写したようであり、それらは文章の上で生き生きと動き出し、激しくイマジネーションを喚起する。
そしてこの奔放な幻想を読者に伝えることができたのは、磨き抜かれた構文ゆえのことだ。これは思想ではない、徹底した推敲、あるいは天賦の(または努力による)文才。破壊の上に、空疎だった空間を美で埋めつくすことで、理論を実体化し、若い情熱を果実として実らせ得たのも、この緻密さ、技量があってこそだろう。こうした力強く躍動感溢れる営為によって新しい美が創造されてきた過程は、少しだけ自分を勇気づけてくれるようでもある。

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紙の本

安部公房や西脇順三郎の起源

2001/06/18 22:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 芸術におけるシュールレアリスム運動はまさにこの本から始まったと言っても過言ではないでしょう。今読んでも新しい、いつまでも前衛であり続ける古典です。詩を読む上でも、安部公房の小説を読む上でも、元祖であるこの本の存在を忘れるわけにはいきません。物語「溶ける魚」も空を飛んでいるような心地よさを味わわせてくれます。

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紙の本

シュルレアリスム宣言

2001/05/25 19:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 20世紀文学の「アヴィニヨンの娘達」といっても過言ではないほど影響力を持った宣言書。
 この宣言とともにブルトンは半世紀ほどシュルレアリスムという各方面に多大な影響を与えた運動を引っ張っていった。
 またこの単行本には自動筆記で書かれた作品「溶ける魚」も併録されている。

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紙の本

シュルレアリスム

2015/10/24 00:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

の聖書とも言われる本ですが、シュルレアリスム好きな人でなければ唯々自意識過剰な芸術家の独白を聞くのみのつまらない時間になることでしょう。
ただ芸術の技法に関しては素晴らしいものはあると思うので、ダダイズムやダリが好きであれば読んでみる価値はあると思います。

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2007/12/13 21:12

投稿元:ブクログ

☆の付け方が分かりません。ただ、シュルレアリスムの本質が垣間見えた気がしてワクワクしました。何度か読み直したい宣言です。

2008/07/26 02:06

投稿元:ブクログ

忘れてた。卒論のために読まねば。

こいつ頭おかしいよ。狂気の愛みたいに超個人的私信だったらどうしよう。


読んだ。
なんて横暴なんだ、法王ブルトン。
解説?注釈?がすばらしい。さすが巌谷国士さん。
溶ける魚を全訳した忍耐力がすばらしすぎる。マジ尊敬する。
こんな、訳分からん…。
シュルレアリスムは本来文学における運動ですね。

2012/10/15 19:14

投稿元:ブクログ

シュルレアリスムの原点。20世紀美術の大きな潮流であるシュルレアリスム運動はすべてここから始まる。本書のタイトルになっている「シュルレアリスム宣言」はもともと、同じく本書に納められている「溶ける魚」の序文としてかかれたものである。「溶ける魚」が出来上がりつつある中、序文を書こうと思い立ち書き上げたのがこの「宣言」だ。この「序文」が「宣言」になぜ変わって行ったのか、その過程は本書の解説をご覧いただきたい。

2013/10/02 21:55

投稿元:ブクログ

「溶ける魚」、読んでる感覚としては詩に近いもんがあった。というか詩ばかり読んでるからこういう文章を読むのに全く違和感が生じないんだけど、人として間違っているような気がしないでもない。

2007/01/17 23:26

投稿元:ブクログ

超現実は現実を超えたところにあるのではない。あまりにも現実すぎる現実のことである。それは近代以降の風景が、あまりにも風景すぎることと同意である。絵画は風景を伝える。風景、景色とは、今、この「時」である。

2007/02/09 07:39

投稿元:ブクログ

シュルレアリスムとは何かを規定したアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」は、普通の文章でかかれている(シュルレアリスム芸術を解釈するにあたっては必読であるだろう)が、「溶ける魚」の方はいかにもシュルレアリスム小説で、何が書かれているのか全く分からない。原文で読めばまた何か変わるのかもしれないが、日本語で読んで面白いものではない。

2008/08/24 10:46

投稿元:ブクログ

シュルレアリスムという芸術運動を、確固たるものにした宣言。当時注目された精神分析・心理学…にヒントを得て、自動記述等を用いた無意識から現れる美を賛歌する。
『溶ける魚』はその、掴み所のない、溶解したもののような、それこそ無意識の海を漂う魚の気分にさせてくれる。

2009/02/13 23:42

投稿元:ブクログ


掴みどころのない小さなものが漂っている感じ。

《シュルレアリスム宣言》に関してはこれは読めば分かる、
と言った風だけれども、
《溶ける魚》は原文ならもっと面白いかも知れない。
韻の踏み方や言葉のリズムが惜しい感じが拭えないけれど、

巖谷氏の訳/注釈が素敵なので星五つです。

(2009.02.14)

2011/05/06 00:16

投稿元:ブクログ

合理主義への反発でありフロイトが発見した深層心理に基づいて幼児期のように意識を意識することなく自動書記によって書くべきである。

2010/10/21 19:46

投稿元:ブクログ

ことをはかるのは人間。ことをなすのも人間である。自分がすっかり自分のものになるかどうかは、つまり日ごとに恐ろしさをます自分の欲望の群れを無政府状態に保てるかどうかは、ひとえに人間しだいである。詩がそのことを人間に教える。
シュルレアリスム:男性名詞。心の純粋な自動現象であり、それに基づいて後述、記述、その他あらゆる方法を用いつつ、思考の実際状の働きを表現しようと企てる。
シュルレアリスム言語の諸形態が一番良く適合するのが、やはり対話。そこでは二つの思考がぶつかりあい、一方が心を打ち解けている間、他方はそれにかかわずらわる。
生きること、生きるのをやめることは想像の中の解決だ。生は別のところにある。

2010/10/05 02:03

投稿元:ブクログ

溶ける魚
映像で見てみたい

哲学的で反抗的

解説が詳しくあって良かった。
歴史背景や、言葉、文化そういことを理解する人であれば、
とても強烈な文章に感じたんだと思います。


(興味)