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迷路館の殺人(講談社文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1992.9
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/378p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-185226-4
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

迷路館の殺人 (講談社文庫)

著者 綾辻 行人 (著)

迷路館の殺人 (講談社文庫)

637(税込)

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みんなのレビュー227件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

傑作入れ子状ミステリ

2008/07/27 17:45

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ばー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 綾辻行人の館シリーズ第三作。複雑な構成と様々なトリック、驚愕のどんでん返しが魅せる、傑作。これはすごい。

 奇矯な建築家、中村青司が建てた館、「迷路館」。その迷路館で、パーティが開かれた。主催は、館の主人であり推理文壇の大家、宮垣葉太郎。出席者は、彼と懇意にしていた、推理小説家、評論家、編集者、そして島田潔。中村青司の怨念か、巻き起こる惨劇。密閉された迷路館で次々に起こる事件を島田は解決できるのか。そして、館トリックは。一冊の本を閉じた時、脅威の事実が浮かび上がる、綾辻行人の傑作。

 というのが大まかなあらすじですが、この「綾辻が書いた方の」『迷路館の殺人』は、この事件自体が隠れる程の大仕掛けがあり、実はそちらがこの本の注目点であったりする。
 本を読み始めて分かることだが、この一冊は入れ子状、作中作、劇中劇というような構造になっている(講談社ノベルでお馴染みの扉、奥付がついている)。この入れ子状の形式を綾辻がミステリ本線に絡めようとしているのが分かる。
 物語の冒頭、一冊の本が島田に届けられるところから話が始まる。我々は、綾辻が書いた『迷路館の殺人』を読みつつ、その誰かが(作者も推理しなければならない)書いた『迷路館の殺人』を読むことになる。そして、物語本編へと我々は島田と一緒に入っていくことになる。
 ミステリをそんなにがっつり読んでるわけじゃないけど、これは新鮮だったなあ。深読みさせられる。犯人は誰か、この小説を書いたのは誰か(往年のミステリファンにとっては簡単な謎解きだったらしいですが…)、館トリックは何か、はもちろん。明らかに入れ子状を前面に出してるので、それを使ったトリックは何か気になって仕方なかった。

 さて、肝心の殺人自体はやっぱりの綾辻で、ああ、この人はこういう風に話をまとめるのね、って感じ。だけどもそろそろ館トリックに頼りすぎの島田さんにツッコミを入れたくなってきた。しかも意外と簡単に分かっちゃうのね。殺人が完全に前座のような扱い。
 それはともかく、物語のラストの三回転宙捻りみたいな結末は見事。入れ子状のトリックを使った意味が分かるわけだが、いや本当気が抜けない。本編のおおまかな種明かし、本編の本当の種明かし、そして意外な種明かし。

 入れ子状を上手く有効活用した本作は、読み応えがあるミステリ。是非とも驚いてください。

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紙の本

だまされたい人へ

2002/12/12 22:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Ceylon - この投稿者のレビュー一覧を見る

推理小説を読むにあたって、「探偵役より先に犯人を見つけてやるぞ!」という人や「どんなどんでん返しが待っているんだろう」と結末を楽しみにしている人、いると思います。ちなみにわたしは後者です。
綾辻作品はどれも期待を裏切らない作品ばかりです。特にこの「館シリーズ」は人気が高いです。その中でもわたしはこの「迷路館の殺人」が1番お気に入りです。
推理小説初心者に薦めるなら「十角館〜」、けれど何作か読み進んだ後の人へ薦めるならこの「迷路館〜」です。
この本はある程度推理小説の楽しみを知ってしまった人に読んでほしい。
そしてだまされることの爽快感を存分に味わってもらいたいです。

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紙の本

館シリーズの最高峰!!!

2002/07/30 14:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズを重ねるごとに、テンションを維持するのが難しいのは
シリーズ物を読む人には、良く分かっていることですよね。
その意味で、館シリーズはスゴイです!シリーズが進むごとに
ますます面白くなります!

今回の館はなんと「迷路館」。地下に広がる迷路の館で行われる、
筆を折ると決めた推理小説の大家、宮垣葉太郎の還暦祝い。
集められたのは弟子之作家達と担当編集者、そしてファン代表の
島田潔。そこでいきなり、集まった人びとは、宮垣の自殺を
知らされる。それにともない発表された、巨額の遺産の行方を
決める遺言書。なんと館の中で作者自らが殺されるという小説を
競作し(参加者中作家が4人いる)、もっとも優秀な作品に
遺産を送るというのだ。しかし作品を書き始めた作家達が次々と
作品通りに殺されていくという、惨劇の夜が始まる。

このくらい思い切った舞台設定の作品だと、引き込まれますね〜。
この作品もクリスティへの一種のオマージュととれますが、
実際のところはどうなのかな? 何やら実在の人物を彷彿とさせる
登場人物がいたり(笑)、作中作の作中作が登場したり、手を変え、
品を変え、読者を楽しませてくれます。

そう、この作品は「鹿谷門実」という作家が書いた「迷路館の殺人」
という体裁をとっているのです。そういう意味では装丁も凝りに
凝っていますね。私はたまたま講談社文庫版で読んでしまったのですが、
出来れば、「講談社ノベルス」版で読むのが正解でしょう!

そうそう「迷路館の殺人・鹿谷門実」は稀譚社の発行作品という設定。
稀譚社と来れば、当然京極作品を思い浮かべますが、京極さんは
ここからとったのでしょうか?それとも、綾辻作品以前に「稀譚社」を
使用している作品があるのかな?う〜ん、気になるぞ!

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紙の本

凝った作り

2016/02/19 20:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の中に本が入っているという非常に手の込んだ作りで、
ちゃんとそれにも意味があります。
事件の真相もそうですが、この作品にはもう一つ驚く点があって、
それに驚くためには前ニ作の人物設定くらいはちゃんと知っておきましょう。

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紙の本

人工的「雪の山荘」もの

2002/07/23 17:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃりる - この投稿者のレビュー一覧を見る

半地下に位置している迷路館。そこに住む推理小説の大作家によって作家、評論家、編集者が呼び集められる。しかし招待客に会う前に大作家は自殺してしまう。これから5日以内にすばらしい推理小説を書いたものに遺産を分け与えるという遺書を残していた。

人工的に作り出された「雪の山荘」ってことですね。こういうの好きです。そしてだんだん人が殺され、犯人がしぼられてくるのですが、なかなかわかりません。最後のどんでん返しもさすがと思いました。作中作になっているのが、わたしにはちょっと凝り過ぎかなと思えましたけど。編集者の奥さんが看護婦だったっていうのも必要性があってのことなのですね。納得。

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紙の本

迷路の中で起きるゲームのような殺人

2002/03/25 22:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:冴   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「館シリーズ」第3弾は、迷路館と呼ばれる屋敷の地下室で起きる。屋敷の主人、ミステリー小説家が客を呼び寄せ、その夜に自殺する。

 集まった客人達は遺言状に従い、それぞれミステリー小説を書く事になるが、地下室に閉じ込められ、次々殺されてゆく。

 迷路の中で行なわれるゲームのような殺人。目をひくのは、その劇的な殺され方と謎の血痕。死者は生きているのか?

 全ては解決したかのように思えた、しかしその真相は…

 先入観が邪魔をする、人を不意をついた綾辻のミステリー。読み終える頃、あなたも、騙されたと悔しがることでしょう。

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紙の本

このサービス精神が心憎い――大好きです!

2010/01/12 15:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

館シリーズ第3弾。

今回は読み始めから心が躍った。わたしが手にしている『迷路館の殺人』(綾辻行人著)の中に作中作として、鹿谷門実なる人物が著した『迷路館の殺人』という小説が登場するのだ。しかもその作中作にはご丁寧にプロローグに第一章から第十一章までの章、エピローグにあとがきまである。加えてなんと!!!ノベルズ版の表紙まで!!!

なんて凝った作りなんだろう。このサービス精神にころりとやられてしまった。本書のほとんどの部分をその作中作『迷路館の殺人』が占めるのだけれど、その作中作の表紙(プラス裏表紙)を挟むように、(ホンモノの『迷路館の殺人』の)プロローグとエピローグがあって、そこでもまた読者に対する楽しいトリックが仕掛けられている。

あぁなんて楽しい小説なのーーー!!! 著者の思うままに転がされてしまった。

物語の舞台は大御所作家・宮垣が所有する「迷路館」なるお屋敷。宮垣の60歳の誕生日に、彼の弟子ともいえる4人の作家と親しい編集者、評論家、そしてわれらが探偵・島田潔(館シリーズの主役)が集まる。

しかし還暦を迎えた朝、宮垣は自ら命を絶ってしまう。彼は遺書を残しており、そこには彼の命日より5日の間に迷路館を舞台に自分自身が殺されるという設定のミステリを書き、最も優秀だった者に莫大な財産を贈与するとあった。つまりは財産争奪コンテストの開催だ。コンテストの参加者は宮垣が手塩にかけて育て、この日集まった4人の作家。選考は、同じく還暦祝いに集った編集者、評論家、そして島田がすることとあった。

多少の異論はあったもののコンテストが開始され、4人の作家はそれぞれ筆を(正確にはワープロ)をとった。しかし! 作家のひとりが殺され、またひとりと殺されていく…しかも執筆途中の原稿に準(なぞら)えて…。しかし犯行現場は密室。お屋敷自体が中から外へは出られないよう施錠されているため、外部犯は考え難い。犯人は? 方法は? 疑心暗鬼の中でまた、作家が殺される…。

作中作を書いた鹿谷門実は、この迷路館の惨劇から無事生還したひとり。彼は自らが体験した恐怖を犠牲者に対する鎮魂の意味も込めて小説として発表したのだ。閉ざされたお屋敷で次々と人が殺されていく恐怖。周りの人間を疑わずにはいられない恐ろしさ。読んでいるだけでドキドキする。

このシリーズの舞台となる館は、中村青司という建築家によって建てられている。この中村青司はシリーズ第一作『十角館の殺人』より少し前に亡くなっているのだが、彼の建てるお屋敷はとてもユニーク。なんと、館の中に隠し部屋や秘密の通路が作られている、というのだ!

というわけでこのシリーズは厳密には「密室もの」ではない。しかし密室のからくりを破る以上に楽しいトリックが仕掛けられていて読者を楽しませてくれるので、「犯人やトリックにはあまり拘らず、ミステリだって雰囲気で楽しんじゃいます」というわたしにぴったり。読んでいて楽しくなる。

シリーズ第1弾の『十角館の殺人』について西原理恵子が、『誰が行くんだ、こんな館!』とおっしゃっていたのだけれど、今回の館、とてつもなくすごいです。お屋敷の図面を見てびっくり。まさしく「迷路」の館。ホールにしちゃえばいい面に迷路を作っちゃっているのだ。もはや「誰が行くんだ!」という以前に、「誰が住むんだ!」の領域。

でもいいんです。とっても楽しいんだから。

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紙の本

「本」の中にもう一冊の「本」

2001/02/07 23:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、「館」シリーズの三つ目の作品で、かなり凝った構成になっている。わかりやすくいえば、本の中に、丸々一冊の本が入っている。ようするに作中人物が体験した出来事(もちろん殺人事件)を本にして書いたものが、本書の中にそのまま入っているのだ。そのため作中人物の書いた「あとがき」なんていうのが出てきたりもする。ややこしい説明だが、読んでもらえればすぐわかると思う。作者お得意の二転三転する後半部分も見もの。

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こんなの有りなの?(爆)

2002/08/24 10:04

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:正義の味方 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品、評価は高いみたいだけど、俺にとっては不思議。
最後の部分に出てくるトリックだけど、これって推理小説としては
反則ちゃうの?
D・ノックスの「推理小説の十戒」ってのが有るんだけど、
探偵が犯人だったとか、読者の知らない秘密の抜け道・通路が
有ったとか…。そういうのは推理小説としてルール違反ってこと。
この小説は、その部分に完璧に引っかかると思うけどね〜。

登場人物とかの描写も上手いし、作中作ってアイデアも良いと
思うけど、なにしろトリックがね…(-_-;)

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2004/09/25 23:42

投稿元:ブクログ

 館シリーズ第3弾。

 次々に登場する怪しい館の中でも、私にとっては、一番イヤな館がココですね。
 毎回、館の図面が掲載されているんですが・・・・・・ほんとに迷路なんだよ。
 こんな館、一歩部屋から出たら迷子になりますよ(T_T)。
 トイレは各部屋についてる、ってことになってますが、そりゃそうでもしてくれないと、トイレ探してる途中でおもらししてしまうかも(^_^;)。

 ノベルス版の表紙イラストに描かれた本のタイトルが『迷路館の殺人』なのは良いのでが、作者の名前が「鹿谷門美」・・・・あり? 鹿谷門「実」では?
 ということに、気がついたときは、ひそかに嬉しかった私です。

 作中作の形になっているので、ホンモノの目次やあとがきの他に、鹿谷版の『迷路館の殺人』の目次と、あとがき、奥付までついているのが楽しいです。

2004/09/24 23:57

投稿元:ブクログ

時計館と一、二を争う「ヤな館」です。からくりは秀逸。トリックもなかなか。本のスタイルそのものが楽しかったです。

2004/10/05 03:31

投稿元:ブクログ

「館」シリーズの3作目。凝った物語の舞台や作品自体の構成は、前2作同様、見事なものだと思う。作者は「あとがき」で文庫版でノベルス版にあった「論理的な矛盾」を訂正したとある。ミステリで言われる「論理的な矛盾」というのは「合理的に考えて辻褄があわない」程度の意味だと思う。確かに僕が読む限りそのような問題点はなかった。でもそういうことはマズあり得ない、とことがトリックの根本にあるように思う。こういう問題は前作にもあったな。あと、最後のどんでん返しはいらん。

以下でネタを明かすので、今後読む予定の人はこの先読まないでね。

僕が気になったのは、死んだふりをしている人と死んだ人と見間違えるようなことがあるか、ということ。死んだふりをした人の顔に白い布被せたら、呼吸で白い布震えるんじゃないのぉ??


2005/04/05 17:32

投稿元:ブクログ

奇怪な迷路の館に集合した4人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた!完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は?気鋭が異色の構成で挑む野心的な長編本格ミステリー。

2004/10/11 01:23

投稿元:ブクログ

私が綾辻行人にどっぷりとハマるきっかけになった一冊。未だに綾辻作品で一番好きな作品です。トリックが秀逸。

2004/10/29 20:45

投稿元:ブクログ

作中作を用いた異色作で、それ故の驚きも多い。初めて読んだ時は、こんな手の込んだことをよくも考えるものだと感心したものだ。