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紙の本
私の大好きな作家のひとり
2023/04/01 21:48
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の大好きな作家のひとり、正宗白鳥氏の戯曲「人生の幸福」「安土の春」「光秀と紹巴」という3つの作品、作者自身はあとがきで戯曲について「ひたすら自分の好みのまゝに戯曲を書こうとした。戯曲学に詳しい人々が、それを戯曲と名づくべきものでないと云ふなら、戯曲という名を撤廃してもいい、戯曲的小説とでも名づけられてもいい」と語っている、この言葉をどこまで真面目に受け止めるかは相手が相手だけに難しいが、たとえ、信長が登場しても、光秀が登場しても、作風は「何処へ」「入江のほとり」に通じる否定的人生観を反映したものであるから、彼が観客に受けようと思って作を構えようとは思わないというのはおそらく本心なのであろう、人間を突き放す客観性は流石なのである