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ブラック・ダリア(文春文庫)

  • 出版社:文芸春秋
  • レーベル:文春文庫
  • サイズ:16cm/577p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-725404-2

ブラック・ダリア (文春文庫)

ジェイムズ・エルロイ (著), 吉野 美恵子 (訳)

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ユーザーレビュー- 「ブラック・ダリア」

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 ブラック・ダリア

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2002/07/26 12:34

エルロイ、心の傷を決算できるか?

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

「LA暗黒4部作」の1冊目。
スターに憧れて都会にやってきた、黒髪に黒いドレスの女"ブラックダリア"。ロス市内の空き地で
彼女の惨殺死体が見つかった。実際にあった迷宮入り事件を題材に、エルロイ流の解答を示した作品です。
事件そのものよりは、事件に係わった人々の心の傷が主題ですね。独特の文体に馴染むのにちょっと
時間がかかりますが、力強くラストまで引っ張られる作品です。

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投稿元:ブクログ

2014/05/24 16:59

 1947年、一人の女性の凄惨な遺体が見つかる。漆黒の髪に黒いドレスを着ていた彼女にちなみ事件は「ブラック・ダリア事件」と呼ばれるようになった。実在の事件を基に事件に関わる人間たちの暗い情念を描いたミステリー。

 書き込みが凄いなあ、という印象を受けました。その分どうしてもテンポがいまひとつだったり、話の本筋や事件の経過が分かりにくかったり、ということはあるのですが、それでもこの書き込みから浮かび上がってくる登場人物たちや組織の闇の部分、それを描き切ろうとする作者の情念というものが伝わってきました。個人的には高村薫さんの『マークスの山』と似たような雰囲気かなあ、と思います。

 普通なら事件解決とともに徐々に事件に光が差していくような印象を受けるのですが、これは話が進むごとにさまざまな登場人物の闇の部分が見えてきて、普通のミステリー小説とは逆のベクトルを持った小説なのだな、と感じました。暗黒小説と呼ばれるのも納得です。それでいてミステリーのどんでん返しもしっかり決めてくれるあたりさすがだなあ、と思いました。


1991年版このミステリーがすごい!海外部門3位

投稿元:ブクログ

2013/06/25 23:18

《ブラック・ダリア》とは、ロサンゼルスで惨殺されたひとりの女に献じられた呼び名である。

猟奇的な殺人事件とその核心に迫ろうとする警官が主人公という点で、これはれっきとした犯罪小説であるが、と同時にこのフィクションの肝はもっと別のところに、《ブラック・ダリア》という女の存在によってはからずも自身が抱える心の闇に向かい合わざるをえなくなった人々の孤独な葛藤とその悲劇的結末を容赦なく描き出すところにあるようだ。ひとつの事件をきっかけに、平和な日常がアリ地獄のようにグズグズと崩落してゆくことの恐ろしさ。息をのむようなスピード感とは無縁。物語は、からまった糸を忍耐強くほどいてゆくようにジリジリした歩みで進んでゆく。

全編を貫く生々しさ、不吉さは、ロサンゼルスの暗部を身をもって知りつくした著者ゆえだろうか? 読者にもそれ相応のタフさが要求される。

投稿元:ブクログ

2012/06/30 15:48

10数年前に読んだ記憶があるが、LA4部作ラストの
『ホワイト・ジャズ』が読みたくて1作目から再読することに。
中盤、勢いがついたが、後半は減速。2作目も購入済みなのに
リタイアしたくなってしまった。

投稿元:ブクログ

2012/05/15 23:01

 若い女性の惨殺死体から始まる、緻密で濃厚な海外ミステリー。
 物語にハッピーエンドや爽快感を求めるなら、この話はまるで薦められない。
 だが、そのあたりに構わない、自分の弱さに足掻いて苦悩する主人公を求める筋には是非薦めたい。
 

 まず、冒頭から明るさなど欠片も無い死んだ‘彼女’の紹介とボクシング語りから幕開けする物語であるが、その陰鬱さ自体が、全編を通して不思議な中毒性を持っている。
 この話には、どこにも完全で万能な、いわゆる格好良いヒーローは出てこない。
 主人公の警官は常に未知のものに怯えているし、その出世や左遷などの進退と絡めて、物語には常に挫折と嘆きが絡まり合う。 
 真実があらわになるにつれて、前半で見えていた物語の輪郭線が形を変えて行き、事件の真相が気になって後半になるとページを捲る手を止めさせない。
 物語らしい物語を読んだ、と読了して後に感じた。
 
 
 
 

投稿元:ブクログ

2012/04/20 09:48

実際にあった事件を基にした話。主人公たちが追いつめられていく、暗い話。後半は謎解き、どんでん返しが続き、ミステリーとして秀逸。

投稿元:ブクログ

2011/11/22 00:59

ノワールというジャンルがありまして。
ノワールというのはフランス語で黒という意味で、ジャンル的には暗いもの、といっても寝たきりのおじいちゃんがこれまでの人生を振り返って後悔のうちに死んでゆく、といったものではなく、犯罪とか悪意とか、そういう。ノワール小説とか、フィルム・ノワールとかあります。

今年はLAノワールという、フィルム・ノワールを題材にしたゲームが発売された関係で、ラジオ番組、ウィークエンドシャッフルでフィルム・ノワール特集が組まれたりもした。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/2011/07/2212011702.html
Podcastは、こちらから。2011年7月2日「ロックスター特集2」(前編・後編)をお聞きください。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/labo/index.html
上記サイトで、映画の他にジェイムズ・エルロイ「暗黒のL.A.」4部作が紹介されていて、その第1作目にあたるのが『ブラック・ダリア』である。

この番組で説明されていたノワールの定義は、「ある女性によって、人生を転落してゆく人間の物語」。ブラック・ダリアももちろんその定型に当てはまる。が、その転落はダリアのせいとはとても言えないようなものだった。

ダリアによって人生を転落してゆく人たち。彼らはしかし、もともと嘘や秘密、欺瞞を抱えた、いびつな人間関係の中に生きていた。「嘘で固めた土台」の上で生きていた。そして彼らは、それを壊したい、すべてぶちまけてしまいたいという欲求を絶えず抱えていた。
彼らはダリアと関わることによって、自らその欲求に抗うことができなくなる。ダリアは彼らに対して何もしていない。これを、一人の女性によって人生を転落する、と言っていいものかどうか。少なくとも僕は、ダリアの事件そのものや、ダリアに関わっての人生の転落は、「嘘で固めた土台」のいびつさからの当然の帰結のように思えた。

そう思うと、このブラック・ダリアという話は、人間関係のいびつさを、外部要因(ここではブラック・ダリア)をきっかけとして白日の下に晒す、わりとよくある物語のパターンなのではないか。
ブラック・ダリアが特徴的だったのが、それぞれの抱える闇があまりに深すぎて、土台を壊した後に、それを修復しようという動きが一切無いことだ。唯一の例外はあるが。

そしてこの作品での転落は、人間関係のゆがみに決着を付けるものでもある。だから転落自体にカタルシスを感じるのだ。

投稿元:ブクログ

2011/11/06 09:40

読み終わってからすこし時間が経ってしまいましたが…。
いま思い出しても、すごい本だったなあと思える。

今回は悪かったところから書こうと思います。
まず主人公ふたりの名前が似通ってる。外人なのですごくわかりづらい。読んでいたらなれるけど、最初はすごく混乱する。しかも他の登場人物にたいしても、ニックネームをつかったりして途中でこいつ誰だっけ? 登場人物が多くてこいつの役職なんだっけ? という状態に多々陥ってしまった。

しかも裏表紙の魅力的なあらすじにいたるまで……ブラック・ダリアことエリザベス・ショートの事件が発生するまでけっこな時間がかかる。ボクシングしたり、ふつうに警察のお勤めをこなしたり、最初は失敗したかなあ。暗黒のL.A.四部作の三作目L.A.コンフィデンシャルの映画版にはのすごく驚かされたから、小説で一作目から順に読んでみようと思ったけど、失敗だったかなあと思いそうになったけれど…

杞憂!!!

すごかった。
数学的帰納法て知ってる?雑にいうと、ひとつを証明したら、ドミノ倒しのようにほかのことも証明されていくみたいな感じね。
もう後半のドミノ倒しのようなどんでん返しの怒濤の展開たるや。
意味をあまり感じれなかったエピソードや、前半である役割をしていたエピソードが後半でがらりと意味をかえる。関係なさそうなめちゃくちゃ多い登場人物なにかしらブラック・ダリア事件に一枚噛んでる。圧巻とはこのこと。

ひさびさに衝撃をうけた一冊。

読書ってひとりで楽しむだけど、読み終わった直後は興奮しちゃって、だれかとこの興奮を分かち合いたかった。

だらだらした序盤の展開も後半で意味を持ったので、読み終わってからは悪いところではなくなった。なので五つ星にしようかとおもったけれど、名前がわかりづらいところはフォローのしようがないので四つ星。

ちなみに、いまの表紙はおしゃれやし、もうちょっとブラック・ダリアが美人よ。映画版の女優さんやろうか。

投稿元:ブクログ

2011/12/18 09:54

まず登場人物の名前が覚え辛い。メインの二人からして「ブライチャート」「ブランチャード」だし、ロス近辺の地名も日本人なのでしっくりこない。なのでかなりチマチマ読み進めたけど、屈折した登場人物たちの性格はしっくりきたので楽しんで読めた。実際に起きた未解決の事件が題材で、全体的にロクでもない話ではあるけど、それだけに少しだけ希望のある結末には爽やかな気分に。

やたらと主人公が出っ歯である事が強調されるのが面白かったw

投稿元:ブクログ

2011/10/20 22:41

ジェームズ・エルロイ「ブラックダリア」を読了。正直言って、登場人物達がなぜ、あそこまでエリザベス・ショートに執着しなければならなかったのかわからない。なんで、彼女を中心とした転落のお話としては共感しにくいものがある。

しかし、終盤になって、どんどん新事実が明かされていく展開は凄かったな。エリザベス・ショートを中心に、ブライチャート周辺で起きた様々な出来事の謎が明かされていく。「マルドゥック・ベロシティ」で冲方先生はこれがやりたかったわけか。

…それにしても、海外小説は人の名前を覚えるのが大変だ。ファーストネームだの愛称だの、同じ人を違う名前で呼ぶのはやめてくれw

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