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ブラック・ダリア(文春文庫)

  • 発行年月:1994.3
  • 出版社:文芸春秋
  • レーベル:文春文庫
  • サイズ:16cm/577p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-725404-2

文庫

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ブラック・ダリア (文春文庫)

ジェイムズ・エルロイ (著), 吉野 美恵子 (訳)

紙書籍

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エルロイ、心の傷を決算できるか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/07/26 12:34

評価3 投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

「LA暗黒4部作」の1冊目。
スターに憧れて都会にやってきた、黒髪に黒いドレスの女"ブラックダリア"。ロス市内の空き地で
彼女の惨殺死体が見つかった。実際にあった迷宮入り事件を題材に、エルロイ流の解答を示した作品です。
事件そのものよりは、事件に係わった人々の心の傷が主題ですね。独特の文体に馴染むのにちょっと
時間がかかりますが、力強くラストまで引っ張られる作品です。

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評価2 投稿元:ブクログ

2007/02/19 18:31

表紙がリニューアルされたようで。
持ち歩いてると恐かった(チキン)

文章が、なんていうか…。
訳の問題なのか、時代の問題なのか?
読みにくかったです。

というのも、主要人物二人の名前が
「ブランチャード」と
「ブラチャード」
なんですよ。わかりにくいっ!
あと、登場人物が割りと混乱。
私がおばかなだけかもしれませんが。

途中まで読むのがとてもツラかった、、、
でも結局犯人は予想外の人だったかも。
本好きの人にはいいかもしれませんが、
あまり読まない人にはオススメできません。

評価3 投稿元:ブクログ

2007/03/02 13:12

映画を見て訳が分からなかったので読んでみた一冊。たくさんの人物が登場する為正直名前を覚えるのに一苦労。ただ微妙な人物関係の中で、一つの事件をきっかけに、次第に登場人物全員の人生が崩れて行く。この様子を見るのは、人によってはたまらない。

評価5 投稿元:ブクログ

2009/05/26 23:25

なかなか本題の「ダリア」が出てこなくて少々いらつくかもしれない。
強引じゃないのと引っかかるくらい最後のまとめあげ方が凄い。
挿絵がなくて本当によかったと思う刺激の強い内容なので、エロ、グロ勘弁な人は読まないこと。

評価5 投稿元:ブクログ

1998/03/04 03:51

 ううむ、凄い小説。こんな凄い小説を今まで放置して読まずにいた自分がとっても愚かに思えるくらいの、凄い小説。単細胞さんからぜひ読んでみて下さいと言われて、なんだか楽しみに取っておいた気分もあるんだけど、その期待全然裏切られませんでした。本当に圧倒されました。ヴァクスに圧倒されて以来、久々に圧倒されました。

 ただの警察捜査小説っていうのではないな、と感じたのは、まず事件に至るプロローグの長さ、ストーリー展開の奔放なまでの自由さ……。ロス暗黒史4部作の1作目とあって、史実に基づいた事件に現存した有名人たちの顔や名前が出てくるというのも驚いたけれど、多くの人間たちの情念や破滅をこれほどまでに追い続ける主人公の狂気にもくらくらと来てしまった。

 物語の残酷さにも、エピソードの多さ、伏線の複雑さにも、本当にいろいろな意味で圧倒されました。こんな作家は他にいない!

評価4 投稿元:ブクログ

2009/02/23 03:34

LA4部作の第1作目…なんだけど、個人的には4作の中でこれが一番読みづらいと思う。
考えてみたら話の筋をきちんと思い出せないことに愕然とした…。

評価5 投稿元:ブクログ

2010/08/15 15:51

1947年ロス市内の空地で若い女性の2つに切断された死体が見つかった。彼女は黒い髪に黒いドレスの姿で「ブラック・ダリア」と呼ばれた。女優に憧れ娼婦のような生活をしていた彼女を殺したのは誰なのか。元ボクサーでもあるロス巡査バッキーは複雑な人間関係に惑わされながら事件を追っていく。

『ロス暗黒史』4部作の第1册目。登場人物も多くて悲惨で暗い話なんだけど、すごいおもしろかった。事件を追っていく過程も容疑者が出ては消えていく過程も、元ボクサーのパートナーの過去と失踪、その恋人との関係とか。『フロスト』シリーズの重くて暗い版みたいな感じ。映画がおもしろ過ぎたからかもしれないけど、『LAコンフィデンシャル』よりずっと良かった。「ブラック・ダリア」はロスで実際に起きた未解決事件らしい。

評価5 投稿元:ブクログ

2010/10/04 23:12

これからは簡単に感想を書いていこうと思う。「ダリア」によって人生が狂ってしまった人々の話。勝者はいないが、ラストに救いがあるのがいい。初期作品だからか、文体はエルロイにしては大人しい。

評価5 投稿元:ブクログ

2010/06/10 19:49

ハードボイルド小説にはまっていた頃に、
読み漁ったなかの一冊。
エルロイ氏は作品はもちろん、自身の人生もかなりのもの。。。

肝心の作品はグィグィ惹きこまれる感じがたまらない。
もちろん、映画も見ましたよ!
かなりイマイチでしたが。。。

評価5 投稿元:ブクログ

2012/05/15 23:01

 若い女性の惨殺死体から始まる、緻密で濃厚な海外ミステリー。
 物語にハッピーエンドや爽快感を求めるなら、この話はまるで薦められない。
 だが、そのあたりに構わない、自分の弱さに足掻いて苦悩する主人公を求める筋には是非薦めたい。
 

 まず、冒頭から明るさなど欠片も無い死んだ‘彼女’の紹介とボクシング語りから幕開けする物語であるが、その陰鬱さ自体が、全編を通して不思議な中毒性を持っている。
 この話には、どこにも完全で万能な、いわゆる格好良いヒーローは出てこない。
 主人公の警官は常に未知のものに怯えているし、その出世や左遷などの進退と絡めて、物語には常に挫折と嘆きが絡まり合う。 
 真実があらわになるにつれて、前半で見えていた物語の輪郭線が形を変えて行き、事件の真相が気になって後半になるとページを捲る手を止めさせない。
 物語らしい物語を読んだ、と読了して後に感じた。
 
 
 
 

評価4 投稿元:ブクログ

2011/09/27 12:43

結構どんでん返しが多くておもしろかった。
何人か登場人物が分からなくなったりしたけど、また時間のある時にゆっくり読みたいと思う。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/05/24 16:59

 1947年、一人の女性の凄惨な遺体が見つかる。漆黒の髪に黒いドレスを着ていた彼女にちなみ事件は「ブラック・ダリア事件」と呼ばれるようになった。実在の事件を基に事件に関わる人間たちの暗い情念を描いたミステリー。

 書き込みが凄いなあ、という印象を受けました。その分どうしてもテンポがいまひとつだったり、話の本筋や事件の経過が分かりにくかったり、ということはあるのですが、それでもこの書き込みから浮かび上がってくる登場人物たちや組織の闇の部分、それを描き切ろうとする作者の情念というものが伝わってきました。個人的には高村薫さんの『マークスの山』と似たような雰囲気かなあ、と思います。

 普通なら事件解決とともに徐々に事件に光が差していくような印象を受けるのですが、これは話が進むごとにさまざまな登場人物の闇の部分が見えてきて、普通のミステリー小説とは逆のベクトルを持った小説なのだな、と感じました。暗黒小説と呼ばれるのも納得です。それでいてミステリーのどんでん返しもしっかり決めてくれるあたりさすがだなあ、と思いました。


1991年版このミステリーがすごい!海外部門3位

評価4 投稿元:ブクログ

2011/11/06 09:40

読み終わってからすこし時間が経ってしまいましたが…。
いま思い出しても、すごい本だったなあと思える。

今回は悪かったところから書こうと思います。
まず主人公ふたりの名前が似通ってる。外人なのですごくわかりづらい。読んでいたらなれるけど、最初はすごく混乱する。しかも他の登場人物にたいしても、ニックネームをつかったりして途中でこいつ誰だっけ? 登場人物が多くてこいつの役職なんだっけ? という状態に多々陥ってしまった。

しかも裏表紙の魅力的なあらすじにいたるまで……ブラック・ダリアことエリザベス・ショートの事件が発生するまでけっこな時間がかかる。ボクシングしたり、ふつうに警察のお勤めをこなしたり、最初は失敗したかなあ。暗黒のL.A.四部作の三作目L.A.コンフィデンシャルの映画版にはのすごく驚かされたから、小説で一作目から順に読んでみようと思ったけど、失敗だったかなあと思いそうになったけれど…

杞憂!!!

すごかった。
数学的帰納法て知ってる?雑にいうと、ひとつを証明したら、ドミノ倒しのようにほかのことも証明されていくみたいな感じね。
もう後半のドミノ倒しのようなどんでん返しの怒濤の展開たるや。
意味をあまり感じれなかったエピソードや、前半である役割をしていたエピソードが後半でがらりと意味をかえる。関係なさそうなめちゃくちゃ多い登場人物なにかしらブラック・ダリア事件に一枚噛んでる。圧巻とはこのこと。

ひさびさに衝撃をうけた一冊。

読書ってひとりで楽しむだけど、読み終わった直後は興奮しちゃって、だれかとこの興奮を分かち合いたかった。

だらだらした序盤の展開も後半で意味を持ったので、読み終わってからは悪いところではなくなった。なので五つ星にしようかとおもったけれど、名前がわかりづらいところはフォローのしようがないので四つ星。

ちなみに、いまの表紙はおしゃれやし、もうちょっとブラック・ダリアが美人よ。映画版の女優さんやろうか。

評価3 投稿元:ブクログ

2011/10/20 22:41

ジェームズ・エルロイ「ブラックダリア」を読了。正直言って、登場人物達がなぜ、あそこまでエリザベス・ショートに執着しなければならなかったのかわからない。なんで、彼女を中心とした転落のお話としては共感しにくいものがある。

しかし、終盤になって、どんどん新事実が明かされていく展開は凄かったな。エリザベス・ショートを中心に、ブライチャート周辺で起きた様々な出来事の謎が明かされていく。「マルドゥック・ベロシティ」で冲方先生はこれがやりたかったわけか。

…それにしても、海外小説は人の名前を覚えるのが大変だ。ファーストネームだの愛称だの、同じ人を違う名前で呼ぶのはやめてくれw

評価4 投稿元:ブクログ

2010/11/14 07:09

エルロイの名を全米に轟かせた暗黒のLA四部作第一作。エルロイというとノワールの帝王というイメージが強いが、本書はノワールというよりも良質なハードボイルド。

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