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紙の本
一九五二年日航機「撃墜」事件 (角川文庫)
著者 松本 清張 (著)
昭和27年4月9日、羽田を離陸した日航機「もく星」号は、伊豆大島の三原山に激突し全員の命が奪われた。パイロットと管制官の交信内容、犠牲者の一人で謎の美女の正体とは。世を震...
一九五二年日航機「撃墜」事件 (角川文庫)
一九五二年日航機「撃墜」事件
05/02まで通常594円
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商品説明
昭和27年4月9日、羽田を離陸した日航機「もく星」号は、伊豆大島の三原山に激突し全員の命が奪われた。パイロットと管制官の交信内容、犠牲者の一人で謎の美女の正体とは。世を震撼させた事件の謎に迫る。【商品解説】
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紙の本
実際の事故を題材にした小説
2001/04/14 11:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の航空産業が産声をあげて間もない1952年に、日本航空の「もく星号」が三原山に墜落しました。本書は、実際に起きた事故をもとに、ストーリーが組み立てられた小説です。
主人公は食品会社の宣伝誌の編集長をしている下坂。彼は、ふとしたきっかけから「もく星号」の墜落事故に強い興味を持ちます。とくに、その事故で唯一の女性乗客だった烏丸小路万理子の謎に迫ろうとします。知り合いの元新聞記者岸井と協力しながら、この女性乗客のベールを少しずつはがしていくうちに、もく星号の事故が、実は「事件」であったのではないのか、という仮説を抱くにいたります。それが、あえてタイトルを「事件」としている理由です。
本書には、事故当時の新聞記事や事故現場の生々しい写真なども随所に挿入されていて、なかなか現実感があります。ストーリーはややできすぎの感は否めませんが、読んでいて結構興奮しました。