太平洋戦争日本の敗因 4 責任なき戦場インパール (角川文庫)
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- 税込価格:504円(14pt)
- 発行年月:1995.7
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ユーザーレビュー- 「太平洋戦争日本の敗因 4 責任なき戦場インパール」
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/04/28 17:01
日本いまだ変わらず
投稿者:@BOOKLIFE(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人と話していて彼の祖父がインパール戦線からの帰還者であるということを聞いた。彼の父親が生まれる前に帰還したとのことなので太平洋戦争が随分、昔のことのように思えた。
私自身「戦争は嫌だな。」と思う。
しかし、「戦争はいけない。」とは言い切れない。
それが政治手段のひとつとして存在している以上、それに代わる新たな政治手段を見つけない限り、本当の平和には繋がらない。調停の場として設けられたはずの国連の現状を見る限り、本当の平和は当分の間来ないような気がする。
この本は戦争を政治手段として捉え、外交と内政の両面から政策としての太平洋戦争を分析している。
この手の本はイデオロギーがちらつくことが多いが、戦争体験者達の声を「反戦の御旗」として使うのではなく、政策下の国民の証言というような形で取り上げている。
政策は国民の利益を守り、安全を保障しなければならない。
また、状況を分析し国家に損害をもたらさないようにしなければならない。しかし、太平洋戦争時の日本の指導者たちは状況を分析しなかった。
そして状況が悪化したケースを想定せず、ひたすら都合の良い状況になると信じ込み、そして自らの対面にこだわった。
国民は守られず、国内、そして海外で多数の死者が出た。
過去に同様のケースに追い込まれて果てた人物が忠臣として軍部に崇められていた楠正成というのは皮肉なものだ。
現在、毎年3万人近くの自殺者が出ている。
これはインパール戦線で死んだ兵士と同じ数だ。
派閥争い、利権争いをして自分の縄張りを守ることに必死になっている政治家や官僚は国民を守っているのだろうか?
戦争は終わったが日本に戦後はまだ来ていない。







