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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1995.9
- 出版社: 熊本子どもの本の研究会
- サイズ:20cm/222p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-9900585-1-8
紙の本
神話的時間
著者 鶴見 俊輔 (ほか著)
自分の死を前にする時、神話的時間は戻ってくる。自分の親しい人の死に出会ったときも。谷川俊太郎と工藤直子の対談や、佐野洋子を含む鼎談の内容も収録。【「TRC MARC」の商...
神話的時間
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商品説明
自分の死を前にする時、神話的時間は戻ってくる。自分の親しい人の死に出会ったときも。谷川俊太郎と工藤直子の対談や、佐野洋子を含む鼎談の内容も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
神話的時間 | 鶴見俊輔 著 | 11-56 |
---|---|---|
ノートブックから | 鶴見俊輔 著 | 57-68 |
お二人にきいてみたいな | 谷川俊太郎 対談 | 69-170 |
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紙の本
神話的時間とは幸せな時間
2001/04/12 13:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nory - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常的時間と神話的時間の違いとは何か、神話的時間とはどういうことか、言葉で説明するのは難しい。魂のいちばん奥に触れることができた神聖な瞬間とでもいえるだろうか。
ここでは著者の知人である作家たちの神話的時間がいくつか書かれている。愛する人を亡くしたとき、子どもと向き合っているとき、物と自分との関係がピタッと合ったとき、レスリングを見ているとき。それは人様々ではあるけれど、心が剥き出しの状態で世界と触れ合える瞬間である。
自分にとっての神話的時間を考えてみた。父親のあぐらにすっぽり収まって爪を切ってもらっているときや、子犬のにおいを嗅いでいるとき、川釣りをしているときの浮きの流れ、運動場の半分しか降っていない雨など他愛もないことばかりだけれど、私にとっては宝物のような大切な光景ばかりだ。
思い出そうとすればするほど次から次へと浮かんでくるので、自分がけっこう幸せな人生を送っているんだなと改めてうれしくなった。