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月にとんだ猫

  • 出版社:文渓堂
  • サイズ:30cm/1冊
  • 利用対象:幼児
  • ISBN:4-89423-130-1

月にとんだ猫

森津 和嘉子 (作・絵)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,57545pt
  • 発行年月:1996.5
  • 発送可能日:7~21日
  • 絵本

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商品説明- 「月にとんだ猫」

ふさふさした真っ白い毛なみ。リスのように太くて長いしっぽ。つんとそりかえった細めの鼻。ぼくのヒメは最高の猫だ。ヒメがそばにいてくれるだけで、ぼくは1日うきうきしてしまう。いなくなった猫を思う少年の心を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「月にとんだ猫」

森津 和嘉子

略歴
〈森津和嘉子〉北海道生まれ。東京芸術大学大学院修了。小磯良平氏に師事。代表作に「まっかないちごがまってるよ」「やさしいかぜにさそわれて」(ユネスコ・アジア文科センター賞)がある。

ユーザーレビュー- 「月にとんだ猫」

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/09/28 20:21

2匹仲良く並んでいたので一緒に連れて帰った猫達:その1

投稿者:wildcat(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書が先日読んだ『だいじょうぶだよ、ゾウさん』や
『いぬねこ かさねがふち』と同様に
『死をとおして生を考える絵本 10巻セット』に含まれていた
という記憶はあったのだが、
今回はこれを借りると決めて図書館に行ったわけではなかった。

出会いを探して書架の間を歩いているところに、同じ著者の絵本として
『月にとんだ猫』と『子猫の気持ちは?』が
2匹仲良く並んでいたのを見つけたのだった。

著者・森津和嘉子氏は、「千葉県のとある山里に、夫と14匹の猫と暮らし」、
「これまでに暮らした猫の数は、100匹をこえる」という。

そして、「庭の木の下には、数十匹の猫が眠っている」のだと。

愛する猫との出会いと別れをたくさん重ねてきた方だ。

表紙の猫は、満月の月明かりの中、真っ白い羽根を広げ飛び立とうとしている。

猫であって猫でないような違う生き物のようだ。

森のそばにあるぼくの家。

ヒメは、「ふさふさしたまっ白い毛なみ。リスのようにふとくて長いしっぽ。つんとそりかえったほそめの鼻」の猫。

ぼくにとって、ヒメは「最高の猫」で、
「ヒメがそばにいてくれるだけで、ぼくは1日うきうきしてしまう」。

絵の中のヒメは、本当に存在感がある猫で、
触ったらふさふさするんじゃないかという気さえする。

雨の日は、1日そばにいて、ぼくのすることをじっと見つめているけれど、
晴れの日は森に行きたがる。

「フクロウがとびまわるまえに、かえってくるんだよ」。

その日、ヒメはいつもの時間になっても帰ってこなかった。

フクロウが、屋根の上をとびまわりながら鳴いている。

ぼくは眠れない。

ヒメは帰ってこない。

ぼくはヒメのことを思いながら、学校の図書館でフクロウのことを調べ始める。

雨戸にとりつけた巣箱では、シジュカラの親鳥がヒナにえさを運んでいた。

ヒメは帰ってこない。

そして、ヒメがいなくなって1週間が経ち・・・。

同じ深い時を過ごした者は、かつてここにいたのだというしるしをそっと残してくれると、
『ねこのき』に続き、そんなメッセージを私に送ってくれた1冊だった。

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