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電子書籍
ハードボイルド・ファンに読んでほしい本格ミステリ
2021/12/31 15:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきで作者が志水辰夫と原寮の影響下で書かれたと言っている通り、本格ミステリでありながら物語の雰囲気はハードボイルド。レビュータイトルにある通り、ハードボイルドが好きな人にも読んでほしい傑作です。
主人公は、息子と誤認されて隣家の少年を誘拐された広告会社社員の山倉史郎。彼は身代金を持って取引に向かうが、受け渡しに失敗。隣の家の男の子は殺されてしまう。だが、史郎は己を責めつつ、心のどこかで安堵もしていた。なぜなら、殺された少年は、彼と隣家の妻の不貞の子どもだったから・・・・・・
その後、捜査線上に浮かんだ容疑者には、名探偵・法月綸太郎と一緒だったというアリバイがあった。史郎は法月に接触、アリバイを崩そうとする。
『頼子のために』と『ふたたび赤い悪夢』の間をつなぐ、悩める名探偵三部作の二作目でもあります。
紙の本
ハードボイルド小説好きに勧めたい本格ミステリ
2021/12/31 12:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきで作者が志水辰夫と原寮の影響下で書かれたと言っている通り、本格ミステリでありながら物語の雰囲気はハードボイルド。レビュータイトルにある通り、ハードボイルドが好きな人にも読んでほしい傑作です。
息子と誤認されて隣家の少年を誘拐された広告会社社員の主人公。身代金を持って取引に向かうが、受け渡しに失敗。隣の家の男の子は殺されてしまう。だが、主人公は己を責めつつ、心のどこかで安堵もしていた。なぜなら、殺された少年は、彼と隣家の妻の不貞の子どもだったから。
その後、捜査線上に浮かんだ容疑者には、名探偵・法月綸太郎と一緒だったというアリバイがあった・・・・・・『頼子のために』と『ふたたび赤い悪夢』の間をつなぐ、悩める名探偵三部作の二作目でもあります。
紙の本
ネタバレ
2020/04/30 21:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ。
誤認誘拐というかたちをとり、本当に殺したかったこどもを殺害していた和美が恐ろしい。
それほどに史朗を愛していたってことなのかもしれないし、流産したことや妹の死で心が病みすぎていたのかも知れない。
人の心は脆い。
母性を取り戻すことでもとに戻ったと思われていた精神だけど、壊れたものはもとにはもどらない。
どこか歪んでしまうのかも。
何度も裏切られるストーリーにはひきこまれた。
紙の本
私が殺した少女
2015/05/09 13:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
人違いで誘拐された男の子を救出に、本来ターゲットであった子の父が身代金を持って向かいます。
しかし彼の大ミスで救出は失敗、男の子は死体で発見されます。責任を感じた男は、犯人逮捕へと執念を燃やしますが・・・。
複雑に絡み合う人間関係と復讐劇。誘拐事件の真相は?
漠然と、原 りょう氏の「私が殺した少女」を思い浮かべてたんですが、やっぱり作者あとがきに出てました。「私が殺した少女」もハードボイルドで非常に面白い作品です、未読の方は是非読んでみてね。
読んだ人にだけわかる感想
密室のドアの鍵の真相の方、名前覚え間違ってたっていうのはひどくないか?
紙の本
誰でもそれなりに楽しめる
2002/04/29 15:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「誤認誘拐」をめぐるミステリー。スラスラ読めて、お手軽に楽しめる作品で、法月さんの作品を読むならまずこれをオススメしたい。
「あなたの家の子供を誘拐した」という電話が入る。慌てて調べてみると、なんと子どもは部屋にいた。どうやら犯人は間違えて、違う家の子をさらってしまったらしい。「誤認誘拐」だ…… そして苦労もむなしく、子供は死体で帰ってきた。犯人は一体誰だ? 事件はさらに二転三転して……
もちろん面白いことは面白いんだけど、いま読むと斬新さはない感じがする。不倫だの夫婦の危機だのといった、イヤになるほど日常的な(もしくは平凡な)シーンが出てきて、このまま「火曜サスペンス」とかになりそうな内容。それが作者のねらいなのかもしれないけど。
「ふたたび赤い悪夢」「密閉教室」といった、どこか歪んだ話ばかりを描いてきた法月綸太郎の作品群のなかでは、かなりバランスのとれた一作だと思う。「誰が読んでもそこそこ楽しめる」作品。
電子書籍
読了
2020/06/21 12:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘拐がテーマで、自分の息子と間違えられて誘拐された子どもの身代金を運ぶことになった男が主人公ではあるが、主人公も含めて登場人物が何かを隠している感じでどうも怪しい人ばかり。徐々に事実に近づく後半は、次から次へと明らかになっていく。