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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1996.10
- 出版社: 地人書館
- サイズ:18cm/247p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8052-0518-0
紙の本
悲しきネクタイ 企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究
著者 植木 不等式 (著)
過労死しても会社は損をしない、マイホーム派・マイペース派はすぐにリストラ…。おそるべき日本企業の環境に適応できる人間とは? 生態学と笑いで分析する、会社員の世界。【「TR...
悲しきネクタイ 企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究
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商品説明
過労死しても会社は損をしない、マイホーム派・マイペース派はすぐにリストラ…。おそるべき日本企業の環境に適応できる人間とは? 生態学と笑いで分析する、会社員の世界。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
いい加減な切れ味鋭い動物行動エッセイ
2004/05/12 09:32
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:13オミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
駄洒落が多すぎ。あまりにも強引に引っ張ってくるので「ええ!」と何度も思ううちに「おじさん…もういぃょ」としらけてしまった。
「科学朝日」に連載されていたものをまとめた本書は、題名からして意味不明だ。ところが、かなり会社員にとっては身につまされる話がいっぱいある。短いエッセイの一つひとつに植木不等式氏が感じた世の中に対する鋭い疑問が存在する。
動物行動を例に出して、人間の生態を斬るという視点は楽しい。全てのエッセイは期待を裏切らずに全く同じ構図を持つ。わけのわからない駄洒落表題⇒会社員の現状⇒偉い人が言った働くということに対する一家言の引用⇒ソロモンの指輪⇒動物行動事例⇒替え歌⇒まとまらない結語⇒表題の意味をかたくなに守るのだ。これはすごいことです。
付録にある「会社員の生物学的起源」なんかは5つほど載っているが、ここまで馬鹿馬鹿しい理論を展開する意気込みは敬服に値する。とにかく全て斜に構えるという徹底振り。世の中を投げているのか? はたまた、真面目に訴えようとしているのか? よくわからないとこが彼の真骨頂なのだ。
植木氏にはどこかで再び動物行動学的見地からエッセイの連載を書いてほしいなあと待っているのだけれども…。