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方法序説(岩波文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.7
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/137p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-336131-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

方法序説 (岩波文庫)

著者 デカルト (著),谷川 多佳子 (訳)

方法序説 (岩波文庫)

562(税込)

方法序説

518(税込)

方法序説

ポイント :4pt / 紙の本より44おトク

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みんなのレビュー155件

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評価内訳

紙の本

哲学は、涙をこらえるのと同じくらい「難しい」

2002/11/04 00:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くるぶし - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウィトゲンシュタインは、哲学のむずかしさを「何かを断念する困難さ」だと言っている。彼のことばでいえば、「哲学は、涙をこらえたり、怒りをこらえたりするのと同じくらい」むずかしい。
 そしてこれは哲学書の「難解さ」とはてんで別の話だ。何故哲学書が「解り難い」かといえば(実に多い日本語未満の翻訳を別にすれば)、他の哲学書をやっつけようとするからだ。そのために自分以前の哲学の要約や曲解、批判や中傷を、哲学書の中に組み込むことになり、うじゃうじゃと入り組んだものになってしまうのだ。
 西洋の中世あたりには、「自分以前の哲学」は、「問題」の形になっていた。あらかじめ「問題」が用意されていて、これらの「問題」を考えることだけが、本当に考えること(哲学すること)とされていた。デカルトはそんなことはやらなかった。そうすることが「哲学すること」だとしたら、そんな哲学を「つづける」ことなどデカルトはしなかった。デカルトがやったのは、「つづける」こととは反対に、「はじめからはじめる」ことだった。
 彼は問題についての思考なんかでなく、自分がどうやって「本当に考えること」をはじめたか、どうやって「はじめる」に至ったかを書いた。「どうやったか」が彼の哲学であり、それ故にこの書には「方法」の名が与えられるだろう。そして、この本には、ダーウィンの『ビーグル号航海記』やレヴィ・ストロースの『悲しき熱帯』と同じく、主人公がいる。「はじめる」ために、振りほどかなくてはならなかったものと、振りほどくために必要だった旅や懐疑(それらはデカルトにとって一対のものだった)の記録がここにはある。デカルトは「難解」ではない。そして同時にそれは涙をこらえるとの同じくらいに「むずかしい」。なんとなれば、デカルトの懐疑は、「はじまり」にまで一旦立ち戻るために、うざったい伝統的哲学はおろか日頃親しみ慣れたものごとについてまで、不断の断念を(それは同時に決断でもある)を要求するからだ。

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電子書籍

短いのですぐに読もう。

2016/05/12 23:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

1637年に著者名なしで出版したらしい。直前に例のガリレオをローマ教会が裁判にかけ、「天文対話」を問題にしたことが影響しているのは明らか。当時の欧州の科学と宗教の対立した雰囲気を伝える逸話。
さて、内容は、6部からなる序文。これでも長いと感じるならば、6部に分けることができるという書き出しから始まる。500頁を超える大部のわずか78頁の序文だったなんて、だれもが知っている「われ思う故に我あり」、近代思想の根本概念がこんなに短く読めるのならもっと早く読むんだった。それでも、もっと早く知りたい人は、第4部だよ。
第1部:有名な学校で、一通り学問を修めたが飽き足らず、「世界という書物の中で研究」するとモンテーニュの「エセー」にも通じることを書き、各地を歴訪することにした。
第2部:すべてを疑い、思考の方法として、4つの規則を決めた。
第3部:道徳(モラル)
第4部:コギト・エルゴ・スム
    真と神の存在証明をしているがこれは、デカルトの循環として批判される。
第5部:後に出版したいと考えていた「世界論」、「人間論」のさわり
    これは、身の危険を感じて出版延期することになる。
第6部:文句なく面白い。はっきり言って、バカにつける薬はない、いちいち批判に答えるのは、面倒くさいので、「世界論」の出版を自分の死後にするとなど、だれが言うだろうか。自分にはもっとやりたい実験や証明があるので批判に関わりあっている時間はないというのだ。アハハ!

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紙の本

われ思う、ゆえにわれあり

2001/09/09 15:29

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:げっぷ5号 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 方法序説という本を読んで事がなくても「われ思う、ゆえにわれあり」という言葉を聞いたことがある人とは多いのではないか。これの本はかの有名なデカルトが書いた傑作であり。哲学を近代科学と結びつけた傑作でもある。絶対読んで損はしないし、薄いの読みやすく安いからお買い得。 

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紙の本

短いし読んでおこうよ

2000/08/17 21:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ロウソクの科学とセットで読むと、科学における思索と実験の意味が整理されるのではないだろうか、それにしても「そしてわたしは常に、この世の最高の富貴を与えてくれるような人物よりも、わたしがじゃまされずに隠退生活を楽しむことを可能にするだけの配慮を与えてくれている人たちのほうに、感謝の念を捧げるものである。」はサリンジャーなんかも同じ事を思ってるんだろうか?たしかにあたたかな無関心ってあるなぁ、ねぇ部長(大笑)リンクの意味とか詳しくは

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紙の本

「われ惟う、ゆえにわれあり」が分からなかった

2003/08/08 00:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

わずか100頁の小冊子にデカルトの偉大な思想が含まれているのであろうが私には、それが読みきれなかった。
 本書の副題は、「理性を正しく導き、学問において真理を探求するための方法の話[序説]。加えて、その方法の試みである屈折光学、気象学、幾何学」である。なんとも意味深長な副題である。
 本書は6部構成から成っている。第一部は、学問に関するさまざまな考察。第二部は、デカルトが探求した方法の主たる規則。第三部は、第二部から引き出した道徳上の規則のいくつか。第四部では、神の存在と人間の魂の存在を証明する論拠。第五部では、デカルトが探求した自然学の諸問題の秩序。第六部では、デカルトが自然の探求において、さらに先に進むために何が必要だと考えるか等が記述されている。
 第一部で印象に残る記述。それは、読書に関する記述である。「すべて良書を読むことは、著者である過去の世紀の一流の人々と親しく語り合うようなもので、しかもその会話は、かれらの思想の最上のものだけを見せてくれる、入念な準備のなされたものだ」。正しく、この事を感じながら私は読書している。
 第二部では、「一つのことについては一つの真理しかないのだから、その真理を見つける人ははだれでも、それについては人の知りうるかぎりの事を知っているわけである」。つまり、どんなに小さな下らない事であろうと、その真理を知る事は、世界で最もその事に通じた者となる。「真理を知る」とは、重要である。
 第四部では、「神の実在性」の記述である。私の書評では、多くこの事を書いているので、割愛する。
 第六部の記述、「この世のもっとも名誉ある職務を与えてくれる人々よりも、その好意によってわたしに何の支障もなく自分の自由な時間を享受させてくれる人々に、つねにいっそう深い感謝の気持ちを持とう」という本書の結びの言葉に深い賛意が生じた。正に私もこう思う次第である。「自由」は何にも代えられない人間の普遍の権利であり、生きる意味でもあると思う。
 本書は、「デカルトの数学思想」を読み終えて直ぐに手にした書で、「われ思う、ゆえにわれあり」の思想の真髄に触れる事が出来るかと思ったが、今一つ感じられなかった。思想書としては、分かり易い内容だったが、ちょっと物足りなさを感じたのも事実である。

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紙の本

方法序説

2013/03/08 18:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とうま - この投稿者のレビュー一覧を見る

おもしろかった

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2010/04/22 22:28

投稿元:ブクログ

自己啓発系とかとは違うけれど、ある種の指針を与えてくれる書。
面白いもんではないですけど、古典にしては読みやすいです。

2005/02/17 00:48

投稿元:ブクログ

・想像してたよりも読みやすく、そして面白かった!

・「我思う、故に我有」がどんな文脈に置かれているのか、
 それを知ることによって、
 より深くこの言葉の意味を感じられるようになった気がする
・外部情報を遮断して思考へと反省に反省を重ねていく
 そこから原則が見出されてくる様子をたどるのはちょっと感動的

・ただ、それでも最後に神様になるのは
 やっぱり感覚としてちょっと分からなかったなぁ

2005/02/27 17:33

投稿元:ブクログ

 死ぬほど難しい――とまでは言えないだろうが、涙が出る難しさには違いない。よく数学を解くとき、または国語の文章問題を解くとき、頭を柔らかくしろと先生はいうだろうが、この本は頭をかたくして読んでも、柔らかくして読んでも無駄な気がする。読み終えた後にそれこそ「芥川の藪の中」に自らが迷い込んでいるような著物。デカルトは、よく混乱しなかったものだ。

2007/06/11 00:29

投稿元:ブクログ

真摯に、誠実に、一生懸命だったんだ、僕はね!君たちは、どう思う?どう考える?というデカルトくんの告白。

2005/10/12 08:02

投稿元:ブクログ

多重人格など病的な場合、コギト・エルゴ・スムは成り立たなくなる……など批判も有るが、読んでおいて損は無い一冊。

2007/10/03 09:20

投稿元:ブクログ

Discourse on Method and the Meditations 1637;デカルトのの新しさは三段論法から因果律へと論理を変えたことです。「我おもう、ゆえに我あり」を「ソクラテスは死ぬ、ゆえにソクラテスは生きている」と変形するとはっきりします。
 もう一つ大事なことはデカルトの因果律は正確には「原因の認識は結果の認識から導かれる」ということです。我々はとかく「原因から結果が出てくる」と思い込みやすいのですが、それは間違いだと言っています。でもこのことを強調しすぎると当時の、そして現在の制度科学が成り立たなくなります。
  だからこそ、デカルトは当時の学者の主流には受け入れられなかったのです。今もデカルトが怖い科学者は多いはずです。
  そこで張られたレッテルが「心身二元論」。でも心身二元論はむしろ「源氏物語」が元祖です。六条御息所は魂だけが葵上に向かって行ったのですから。

2012/02/04 17:40

投稿元:ブクログ

ぼくらの頭脳の鍛え方
書斎の本棚から百冊(立花隆選)55
哲学
誰でもこれくらいは手に取るべき。

齋藤孝著『大人のための書く全技術』40冊―20

デカルトという天才が何十年も考え抜いた末につかんだいろいろな大切なことが、この一冊にコンパクトに盛り込まれている。膨大なものを凝縮して過不足なく書かれているから、非常に重みがある。

2007/10/30 21:39

投稿元:ブクログ

第6部を残すところあと10ページ…というところでブックカバーごと失くしてしまいました…orz 酔っ払っててね…。ま、でも大体中身は掴めた。今読む意味は無かったかな。【070825古/071025?】

2014/08/19 09:53

投稿元:ブクログ

最近テレビ?取り上げられてて、移動時間に久しぶりに読んだ。「我思う、ゆえに我有り」であまりにも有名なデカルトの著作。別にフィロソフィーには興味ないのだが、文中に出てくるデカルトの道徳律?の一節

「つねに運命よりも自分に克つことにつとめ、世界の秩序よりも自分の欲望を変えるように努力すること。」

に、いつも共感する。仕事もプライベートも主体的かつ能動的な物事の考え方は常に持つべきだ、環境や上司や他人のせいにしているうちは何も見つけられないよ、思っている・・・のだが、最近太り気味なのは、周りに美味しいモノが溢れているからだ!と言い訳している自分も存在する。

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