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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1997.11
- 出版社: 幻冬舎
- レーベル: 幻冬舎アウトロー文庫
- サイズ:16cm/286p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87728-534-0
読割 50
マリファナ青春旅行 上 アジア・中近東編 (幻冬舎アウトロー文庫)
マリファナ青春旅行(上) アジア・中近東編
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紙の本
僕と彼の垣根
2003/11/21 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:spirit - この投稿者のレビュー一覧を見る
価値観を壊してくれる本は大好きだ。
というのも、それによって自分の世界が広がっていくことが、よくわかるからである。
今まで自分を取り巻いていた垣根の一端が崩れて、
本の思想と自分の思想が入り乱れてくる。
しばらくすれば、新しく窓のついた垣根ができて、
向こうの世界がよく見えるようになる。
時には向こうの世界がそのまま自分にとりこまれてくこともある。
「マリファナを吸ってなぜ悪いんだ。タバコや酒ほどの害もないマリファナが禁止されるなんて間違ってる」
一九七一年、大学一年生のときに始めて海外旅行をした韓国で僕はそう確信した。
まるで一目で恋に落ちたように、僕はそのときマリファナに限りない愛情を感じてしまったのだ。
〜中略〜
僕のキーワード「マリファナ」は行く先々で必ず非合法だった。
そのため、僕はコッソリと裏門から、時には少しこじ開けて入らねばならないこともあった。
彼と僕の旅のスタイルは全く違う。
どちらかのスタイルに合わせて、仲良く一緒に旅をする事は、
まず不可能だと思う。
しかし、お互いが理解して、それぞれの立場を尊重する事はできる。
その間には窓がある。
マリファナを吸う人はものすごい犯罪者のように思ってしまうような偏見は、
この本を読むまでやっぱり持っていただろう。
それが100%間違っているとは言わないし、
本に影響されて何もかも擁護するつもりはない(この辺りが誤解されやすくて困る)。
しかし、ふとまわりを見渡せば、我々の周りには意外にもドラックが少なくない。
アルコールや煙草はもちろん、カフェインやモルヒネなど、
なくなったらそれはそれで大変そうなものが、結構あるのだ。
人間には脳内に麻薬物質を分泌する機構ができてるくらいだから、
たとえ修行僧のような暮らしをしても、
厳密に麻薬から逃れる事は人間としてできないような気すらする。
著者がこの本で述べているように、本当に大切なことは、
なんでもかんでも危険だという事で禁止するのではなく、
正しい知識を得て、何が大切か自分で判断することなのではないだろうか。
「マリファナを吸ってなぜ悪いんだ」という最初の確信は、まったく変わらなかった。
旅行したほとんどすべての国で、人々がマリファナを生活を楽しく豊かにするための草として
実にうまく利用しているのをこの目で見たからである。
僕はカンボジアやラオスを旅した時に、
マリファナやアヘンを酒や煙草のようにたしなむ人を見たし、
彼らがものすごいジャンキーとはとても思えなかった。
国やマスコミが作り上げたイメージに飲みこまれていたら、
彼らたちと普通に語り合い、理解し合うことはできなかっただろう。
向こうの世界の一部は、いつのまにか自分の中に取り込まれていたらしい。
これ以外にも、自分で勝手な価値観を作り上げて、
自分の世界を狭くしている事はないだろうか?
読書はじめました
紙の本
想像で想像しよう
2001/08/26 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒロト - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの植物のついて実にリアルに書かれています。日本では、もちろん世界でも禁止されているさまざまなドラッグについて実にリアルに作者の感想が書かれています。もちろん、アジア、中近東の旅の本としても楽しめます。