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仮面劇場の殺人

  • 出版社:原書房
  • サイズ:20cm/374p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-562-03052-6

仮面劇場の殺人

ジョン・ディクスン・カー (著), 田口 俊樹 (訳)

  • 全体の評価 22件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,99557pt
  • 発行年月:1997.12
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「仮面劇場の殺人」

内側から施錠された「部屋」に、背中から矢で撃ち抜かれた被害者が一人。しかも凶器はなぜか現場から離れた場所に…。密室状況、不可能犯罪に、フェル博士の推理やいかに。ヴィンテージミステリの傑作長編、初の邦訳。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「仮面劇場の殺人」

ジョン・ディクスン・カー

略歴
〈カー〉1906〜1977年。カーター・ディクスンなど4つの名義を使いわけて、73作の長編ミステリを発表した。代表作に「火刑法廷」「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」。

ユーザーレビュー- 「仮面劇場の殺人」

全体の評価
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2001/05/29 05:33

まだ傑作は残されている

投稿者:春都(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 舞台劇で役者は別人物になりきるという「仮面」をつけるのだとしたら、犯罪者が偽装工作をほどこして嫌疑をまぬがれようとするのも「仮面」をつける行為に他ならない。どちらも観客を意識して演じるものであり、失敗は許されないという点においても共通している。

 読者はカーによって巧妙に飾りつけされた「舞台劇」を観客として楽しんでいくのだが、あまりの装飾の華麗さ・多さに惑わされ、真相という「素顔」を見ようとすることを忘れてしまう。それができるのは、舞台裏をも覗こうとする(無粋な)探偵だけなのかもしれない。

 で、なにが言いたいかというと、これは中編くらいで書くのがベストではないかと僕には感じられたのだ。「物語」にするにはそれなりの肉づけが必要なのはわかっているが、骨の部分が肉と比べてあまりに細い。
 いたずらに不可能犯罪をつくりあげるに終わらず、必然性までも演出してみせた努力は買うけれども、その動機を「もっともらしい」ものに仕立てあげるために費やされた文章量は、ひとつしかないトリックを支えるにはいささか多すぎる気がする。もっとすっきりさせたほうがトリックの魅力が引きだされるのではないだろうか。
 登場人物たちが盛んに交わす大して意味がない会話(全くないとは言わないが)を楽しむほうに興味が向いてしまった。そもそも骨はなんだっけ、という感じなのである。

 ともあれ、「不可能犯罪の巨匠」の称号は伊達ではない。メイントリックに少し不満が残ったけども、物語としての面白さは、カーの信望者が多いことをうなずかせるだけの出来であったと思う。
 しかも、これが氏の著作のなかでも取りたてて「傑作」ではないと聞くにつけ、ぜひ他の作品も読みたいと考えるのは当然の帰結であろう。

 ところでフェル博士がときどき口走る「これはこれは、これはアテネの執政官!」って何のこと? やっぱり、海外ものを最大限楽しむには、あちらの文化やら何やらを知っておいた方がよい、というのは本当だったのかもしれない。

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2003/09/10 22:18

内容紹介

投稿者:bk1(不明|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

かつて、舞台で主演俳優が急死するなど不幸の続いた仮面劇場。そこでいま、再度結成された劇団が初公演を控えていた。演目は因縁のある『ロミオとジュリエット』。公演前夜、皆の得体の知れない不安は現実のものとなった。何者かの放った石弓が、ボックス席にいた往年の名女優の体を貫いたのだ。この大胆不敵な犯行は、いかにして可能となったのか? フェル博士の推理が冴える。

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