- 出版社:新潮社
- サイズ:16cm/249p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-100144-8
夜のくもざる 村上朝日堂超短篇小説 (新潮文庫)
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(4件のユーザーレビュー)
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- 税込価格:700円(20pt)
- 発行年月:1998.3
- 発送可能日:7~21日
- 本
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収録作品一覧- 「夜のくもざる 村上朝日堂超短篇小説」
| ホルン | 12-17 | |
|---|---|---|
| 鉛筆削り | 18-23 | |
| フリオ・イグレシアス | 24-29 |
ユーザーレビュー- 「夜のくもざる 村上朝日堂超短篇小説」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/08/19 12:27
言葉のセンスと小さな不条理
投稿者:カフェイン中毒(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹の書くものについて、何かを語るのはとてもむずかしいような気がします。
新刊を心待ちにしている読者も、それをこきおろそうと舌舐めずりしている人たちもたくさんいて、
一方では、引きも切らず研究本が出版される現象。
実際、彼の小説は読み返すたびに抱く感想も違うし、
時間をおいて再読すると、まったく想像もしていなかった意外なことに気がつかされたりもします。
小説に何かを読み解く必要があるかどうかは別にして、私個人はいろんな楽しみかたをしてきました。
ただ、誰かと村上作品について語るときには、
物語のひとつひとつについて、好きか嫌いかしか言えない体たらくです。
おそらく作者の意図するところの奥深くまで入り込むこともできず、
いつまでも、入口付近で出たり入ったりを繰り返すような読者なのでしょう。
で、『夜のくもざる』です。
好きなんです、これ。
小難しいことは置いといて(私には語れないというのもあります)、
ほんのちょっとした非日常性、日常の中の不条理が、
やけに穏やかな物語の中にひそんでいるのです。
彼の短編小説に出てくるような、思わず考え込んでしまう不条理ではありません。
さらっと流せて、ほんの少しの余韻を残すような、そんな物語の集まりです。
なかでも『インド屋さん』がお気に入りです。
不条理がなんの違和感もなく溶け込んだような、日常の一場面を描いています。
そもそも、なんですか‘インド屋さん’って。
好きが高じて、プリントアウトしたものをトイレの壁に貼っていたことを思い出します。
インド屋さんのものすごい言い分と、ごく普通にやりとりをしている女性との会話にニヤニヤし、
たった1枚のA4の紙を、ボロボロになるまで飽きずに眺めていたのでした。
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2002/06/29 13:47
夜のくもざる
投稿者:やすゆき(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは村上春樹さんによって書かれた超短編集だ。
少ない枚数なのに、きちんとまとまっていて、しかも、これだけの枚数なのに、ちゃんと村上春樹さんらしい味が出てる。なぜだか、わからないけど、こういう芸当は村上春樹さんにしか出来ないのではないだろうか。落ちという落ちはないのだけれど、不思議な読後感だけが残る。すぐ、読めるのでそこもいい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/01/31 21:32
超短編小説というジャンル!
投稿者:よしたか(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
400字詰原稿用紙3枚程度の小説を「超短編小説」というようだ。本書は人気作家村上春樹氏の超短編小説集だ。
もともと、この超短編小説集は、雑誌に掲載されたシリーズ広告用の小説だったそうだ。よく、電車の中吊り広告に小説が載っていることがあるけれど、こういうのがあると、つい、読んじゃうような人にはオススメだ。とても楽しめる一冊になるだろう。
じっさい、これぐらいの長さの小説だと、ケータイでも楽々読めるんじゃないだろうか。ケータイ用のサイトやメールマガジンで、超短編小説がたくさん読めるようになると、とても楽しい。
とくに、今は、よくも悪くもスピードの時代だ。分厚い文庫本で何冊にもなる大河ドラマ小説なんて、見ただけで読む気もしなくなってしまう人も多いのでは。だらだらとしたストーリーが続く長編小説よりは、スピーディーに読めて結論がすぐわかる超短編小説を、たくさん読んでみたい、と思う。
もっと盛んになってほしいジャンルだ。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/07/13 20:23
不思議な感じの超短編
投稿者:サイン(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「超短編」小説が36本つまっている。
文字は大きめで、読みやすい。
文庫版にしてはめずらしく、
カラーの絵がたくさん入っていて、楽しい。
『はじめての文学 村上春樹』とかぶっている作品も
いくつかあったが、そういうのを読み飛ばしても、
一日楽しめるだけの分量はあった。
『うさぎおいしーフランス人』と似た感じではある。
ただ読み比べてみると、『うさぎおいしー』の方が、
なんとなく「新しい」という感じはする。
この本のある小説には、『ねじまき鳥クロニクル』の
ある登場人物と同じ名前の人物が出てくるし、
村上さんが経営していたジャズバーを想像させるような物語もある。
その意味で、今から読むと、ちょっとなつかしいという感じもある。







