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紙の本
いつまでも古めかしくならない構図
2010/07/29 20:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
初版は10年以上前だが、どうして戦う少年と少女という構図は古めかしくならないのだろう?
軍事組織ミスリルに属する軍曹・相良宗介は、普通の高校に転校し、秘密裏に千鳥かなめという少女を護衛する命令を受ける。ソ連が秘密裏に行っている人体実験と関連して、彼女が拉致される可能性があるらしい。
宗介の軍人としての実力は、幾多の戦場を生き残ってきた事実が示す通り、わずかの懸念も抱く余地がない。しかし心配なのは、彼が普通の生活を送ったことがないこと。そしてその懸念は現実となり、かなめが通う高校と彼女の生活に波乱を巻き起こす。
そんな生活が日常になって来た頃、修学旅行に向かうかなめに恐れていた魔の手が忍び寄って来る。宗介は彼女を守りきり、再び日常の生活を手に入れることが出来るのか?
かなめに潜在する能力とミスリルの超科学力との関係、アーム・スレイブという人型兵器による戦闘、宗介が日常に巻き起こす騒動と、見どころと伏線はたくさんある。先の長い物語の始まり。
紙の本
武力技術が無駄に発達しすぎてしまった世界
2015/02/08 18:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アイラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私たちの現在の世界と一緒の様でちょっと違う…
戦争分野の技術がロボット当たり前で発達しすぎてしまっている様な世界
ライトノベルはこの作品で初めて読みましたがこの世界感がすごく良く作りこまれていて物語に引き込まれました。
またシリアスとギャグとのギャップが激しい作品でもあります。
本編のシリアスな感じも好きですが、ギャグ方面の短編も本編の設定を生かした上でとことん笑える作品になっており本当に面白いです!
本編ではプロフェッショナルでカッコイイ主人公ですが、短編ですと日本の平和さに慣れない哀れな主人公さが最高です♪
紙の本
真面目に闘ってます。
2003/12/23 00:53
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投稿者:魔法使い - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編から入って読むと、サガラの勤労精神に目を瞠ってしまう。相良宗介が桁外れの常識外れ(日本の生活に適応出来ないだけ?)である理由の導入部作品。
世界最強の秘密武装集団《ミスリル》の最年少エリート戦士・相良宗介が任務として潜入した陣内高校で、同輩の美少女・千鳥かなめを護衛するという物語。シリーズ初作の戦闘設定は、修学旅行のハイジャック。派手にドンパチやってます。
私には、闘い続ける人生で失っていった精神を取り戻そうとする、相良宗介の軌跡の始まりという印象でした。闘って負傷して、それでも守っている相手から、恐怖を抱かれるという場面は切ない。
しかし、千鳥かなめ嬢は強い! サイコ−! 頑張れサガラ! 彼女に追いつくには修行が必要だ!…と思うような作品。
紙の本
少年向けの良質なエンターテイメント作
2001/10/29 20:28
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投稿者:おおさわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインの千鳥かなめは,「人類が未だ知りえない知識を知ることのできる能力」を持つため,テロリスト達からその能力を狙われます.彼女を守るため,ミスリルと呼ばれる超国家的組織から派遣されたボディガードが主人公,相良宗介です.ところが,彼は極強度の戦争ボケの持ち主で,千鳥かなめの平和な高校生活を破壊の渦に叩き込んでしまいます.ああ,千鳥かなめの運命はどっち?
本作品はロボットモノとして,結構シリアスな作りをしています.その辺りでも読み応え十分です.しかし,注目は主人公,相良宗介の強度の戦争ボケっぷりと,かなめの彼へのつっこみっぷりです.平和な日本の高校に歴戦の戦士が転校してきた,というギャップから生み出される話が非常に面白い.これは設定の勝利でしょうね.また,渋い親父から美少女まで,実に多彩なキャラクターが生き生きと描写されていて,素直に「格好いいなぁ」「かわいいなぁ」という感想を持たせてくれます.少年向けの小説として,素直にお勧めできる作品です.
紙の本
癖はあるけれど、面白い
2002/06/24 02:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラゴンマガジン誌上で短編連載をしつつ、同時に長編も刊行するという、近年の富士見ファンタジア文庫の路線を如実に示している作品。著者・賀東招二はこれまで、シェアノベル形式での短編作品は幾つか出しているが、シリーズは今回が初めてだろう。
作品は、秘密組織に属する少年・相良宗介が「極秘任務」として、女子高生・千鳥カナメを守る為に謎の組織と戦うというもの。主人公が、秘密組織のエージェントをしているという設定はありきたりだが、その彼が極度の常識はずれというのは、意表を突いていて面白い。ある意味平和ボケともいえる日本で、あえてこの戦場を生きる少年を投げこんでみることで、滑稽さが引き立っている。それが面白い。
勿論、本筋としては主人公それを取り巻く組織とのシリアスな展開が売りであるが、そこはジュニアノベルということもあり、所々で息抜きがされている。いささか物騒な設定なのに、すんなり読みこめるのはその辺が原因だろう。常識はずれな主人公を引き立てる為に、彼にかなりのオーバーリアクションを強いている点は、まさにその典型だ。著者の配慮を感じる。
一つ難を挙げるとするならば、登場人物の殆どが高校生であるが故に、やけに「高校生した」キャラが出ていることだ。設定自体がありえない世界観であるものの、描写がリアリティのあるものになっているので、ライトSFとしても読めるものになるはず。しかし、やけに不自然な「高校生」を作中に量産してしまった為、かえって作品全体の雰囲気を台無しにしている感がある。特に、短編の方に感じるのだが、ギャップの大きさが魅力ではなく見苦しい部分になっているのではないだろうか。個人的には、その点が引っかかる。
紙の本
相良宗介
2001/05/17 23:39
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投稿者:T.K - この投稿者のレビュー一覧を見る
場違い戦争ボケ、相良宗介は学校ではただのバカ。しかし本当は千鳥かなめを守るために送られてきたエリート戦士だった。かれは彼女を守るために巨大な敵に一人で挑む!!