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七回死んだ男(講談社文庫)

  • 出版社:講談社
  • レーベル:講談社文庫
  • サイズ:15cm/358p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-263860-6

七回死んだ男 (講談社文庫)

西沢 保彦 (著)

  • 全体の評価 49件のユーザーレビュー
  • あなたの評価 この商品を評価して本棚に反映 評価しました! ×
  • 税込価格:66018pt
  • 発行年月:1998.10
  • 発送可能日:24時間
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ユーザーレビュー- 「七回死んだ男」

全体の評価
4.0
評価内訳 全て(9件)
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★★★☆☆(1件)
★★☆☆☆(2件)
★☆☆☆☆(0件)

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2002/05/24 15:29

このタイトル!

投稿者:蛍 (男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんちゅうすごいタイトルをつけるのだ…と思いながら読みましたが、まあ、納得と言う感じです。なんでもありですね。ちょっとそれはルールー違反なんじゃ?と思ったところも無きにしもあらずですが、他のミステリー小説には見られない、奇抜なアイディアとも言い換え可。
SFチックな設定だけでも十分に楽しむことができます。見かけ倒しじゃないし、伏線とかもすごく考え抜かれています。結末も見事!

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2002/05/20 20:52

すばらしき世界

投稿者:大仏(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

もう、何でもありの世界ですね。
同じ日を7回も繰り返す能力を持つ主人公とは、この作者しか思いつかない設定だと思う。
死んでしまう祖父を救うために、自分の能力を使い奮闘する主人公。
しかし、どうがんばっても祖父は死んでしまうんですねこれが。
果たして、主人公は祖父を救えるか。
そして、最後に明かされるオチにぶっ飛んでみてください。
絶対お勧めです。

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2001/01/17 00:19

奇抜な設定が冴える一冊

投稿者:真 (男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時間をテーマにした小説というと、ほとんどの人がSFを思い浮かべることだろう。人間の力ではどうしようもない時の流れ。だからこそ、この手の小説はいままでたくさん書かれてきたし、たくさんの傑作を生み、そして多くの人に読まれてきた。北村薫氏の「スキップ」「ターン」もそれに当てはまるだろう。
 しかし本書はそれらの小説とは明らかに異なっている。同じ日を何度も繰り返してしまう主人公。彼は九日間、一日を繰り返すことになり、そして最後の九日目が「決定版」となる。
 しかし、もしこの<繰り返し>の中で、殺人が起こったら?
 殺された祖父を助けようと、懸命にがんばる主人公。九日目までに犯人を捕まえないと、祖父の死は「決定」してしまう。本書は、設定としては奇抜ながら、中身は純粋な本格ミステリである。その本格の醍醐味を味わうには、申し分ない一冊である。

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2001/11/25 01:16

繰り返す楽しみ

投稿者:ひいろ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一日を9回も繰り返すという“体質”を持つ久太郎少年。 この体質が発現した運命の正月、事件は起こった。 祖父の渕上零治朗が繰り返す度に殺されてしまうのだ。 久太郎は祖父を救うため毎回手を尽くすが、それでも殺されてしまう。 果たして犯人は誰なのか、そして祖父を救うことができるのか?

 この設定を見れば分かると思いますが、SF新本格作品です。 とにかく面白かったです。この魅力的な設定を見事に生かしてると思います。最後のどんでん返しは、ちょっと感動しました。こういうのを求めて、ミステリを読んでるんですよ。 ただ、ちょっと納得できなかったところもありますが… 祖父の策略(日記から判明したあのことです)をあんなにあっさりと片付けられてしまうっていうのもどうなんでしょう? 私はそれが一番のポイントだと思っていましたから。うーん、それにしてもこの体質、…うらやましい

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2001/02/15 16:05

これぞ!

投稿者:松内ききょう(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作者お得意の、SF設定本格ミステリ。この設定の何が好きって、一回しか使えないトリックを一回きりの舞台にて披露する、という身を削るような大技が素敵。トリックを使うためにSFを使ったのか、SFを作ってからトリックがあるのか、背景とトリックの結びつきのシンプルさとか、その辺りを考えだすと、一回読んで二度美味しい。なぜか時間が戻ってしまう主人公は、ひたすら七回繰り返される事象のなか、事件を止めようと必死で考えるのだが…。

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2000/12/24 18:47

SFとミステリの融合

投稿者:品川夏見(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 SFにおけるタイムスリップ物で、「リプレイ物」という分類があると思う。

 誰でも一度は「今日の朝に戻ってやり直ししたい」と思ったことはないだろうか?周りは同じ一日のまま繰り返され、自分だけがもう一度活動できるのである。この小説にも、そのリプレイが使われている。ただしそれが主人公の意思とはまったく関係のない一日で、さらに七回もくりかえしてまうという条件付で。

 この簡単なあらすじだけで混乱してしまう人も多いと思うが、この小説の面白さは小難しいSF部分にあるのではない。最初に起きてしまう殺人事件が問題なのである。

 一日目と同じ日が繰り返されるはずの一回目のリプレイで、なぜか殺人事件が起こってしまう。犯人は誰なのか?そして七回のリプレイのうちに何とかそれを阻止できないか。
 番外編として、主人公の恋まで絡んでくる。

 はっきり言って、不思議だ。主人公と一緒に何故だ?どうしてだ?ととにかく悩むことだろう。でもそれが面白くって仕方がない。
 ぜひ主人公と一緒に殺人の解明に、阻止に、そして恋に悩んでもらいたい。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/07/27 11:16

SFという設定に尻込みしていたことを後悔。確かにSFだけれど、その設定に逃げず中身はきちんとミステリをしている。好きだ。

投稿者:惠。(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

SFは苦手だ。特に、一度死んだ人間が生き返る設定は大の苦手。だから有名な本書も、SFにカテゴライズされているというだけで敬遠してきた。

が、読んでみたら…平気だった(笑)。


本書の主役である久太郎は、ある一日を9回繰り返す、という特殊能力を備えている。しかしその「ある一日」は、久太郎の意志で決定できるわけではなく、ある日突然、気が付いたら「昨日」を繰り返している、というなんともややこしい能力なのである。そして最終的な「事実」として残るのは、9周目の最終周の結果だ。

本書内でも説明として書かれているのだけれど、その繰り返される「ある一日」が例えば入試の日だとしたらラッキーだ。久太郎は1周目には普通の一日として試験を受ける。翌日、起きると「昨日」が繰り返されていることに気づく。そしてまた試験を受ける。問題は1周目と同じ。だから点数は上がる。ついでに問題(の答えではなく)を覚えることに心血を注ぐ。そして家に帰って問題を復習する。それを8周目まで繰り返し、ラスト9周目で高得点をたたき出せば、その結果が彼の「ある一日」の事実となる。

しかし先にも書いたように、どの「ある一日」が繰り返されるかは、久太郎のコントロール下にない。本書では、その繰り返される「ある一日」に、祖父の渕上零治郎が殺されてしまう。久太郎は祖父の死を防ぐため、あの手この手と思考を巡らし実験を繰り返す。果たして、久太郎は最終周で、祖父を死なせずにいられるのか?!


一日が9回も繰り返されるという設定は確かにSFだけれど、各周は現実的だったので、とっつきやすかった。そしてそこに隠されたトリックも、単純だけれども、それ故衝撃的で、好きだなぁ。こういうのもっと読みたいっ!!でも…書くのはすごく難しい気がする。

でもっ!!!
読みたーーーーーーいっ!!!

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2001/03/29 18:02

何回死んでも××トリック

投稿者:春を愛する男(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 昨今流行のジャンルミックス。同じ一日が7度繰り返されるというSFでこそできた設定で、リーダビリティーは高い。しかし骨格はミステリーであり、殺人事件が起こる。推理がされ、どんな解決が用意されているのかと興味は募る。
 が、用いられたトリックは新奇な衣装をまといこそすれ、本格ミステリーでは使い古された××トリックにすぎなかった。ひどくがっかりだ。
 しかし西澤の出世作。世評は高い。評価は私が本格に偏った嗜好をもっているがゆえである。かつて見たことのないロジックが見られるのだと期待しすぎた。

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2001/03/07 21:16

推理小説が苦手なあなたにもオススメ

投稿者:taigo(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 SFミステリ。主人公ひとりだけ同じ日がリフレインするという設定でミステリをやったらどうなるかという作品。
 ミステリは苦手なのでほとんど読まないのだが、これは楽しく読めた。だいたい私がミステリを苦手なのは、犯人探しが嫌いだからだ。こいつが犯人だろうかそれともあいつが、という風にしながら小説を読むのが嫌いなのだ。もちろん本書もそういう要素はあるが、それよりもSF的な状況が楽しかったので非常にさくさくと読めた。
 その日おやしらずを抜いた私が痛みが気にならないほど物語にのめり込めたので、私と同じようにミステリが苦手な人にもおすすめできる。

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