紙の本
検屍官シリーズ9作目
2022/01/25 18:05
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は凶悪犯キャリーから主人公への不可解な手紙から始まります。その後火災現場から遺体が発見されたのと一報が入る。一見関係ない事のように見えるが、スカーペッタの洞察力により真実に近づいていく。終盤はかなり衝撃的な展開になり、エンディングを迎えます。
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転換的作品
2002/07/17 13:09
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投稿者:すか - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は後書きにもあるようにシリーズの中で最も恐い作品かもしれません。FBIを軸にした今までとは違い、ATFの管轄を重視。姪のルーシーもそこのエージェントになっているのです。人間模様も変化しスカーぺッタはまたも心に大きな傷をおいます。彼女の今後が気になって早く次が読みたくなりました。
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検屍官シリーズ第九巻。放火と殺人が緊密にストーリーに絡んでいて、謎解きの要素が多く、面白い。このシリーズ、この巻では特に際だっているが、専門的な技術を持つものと持たないもの、科学的なものと非科学的なもの、技術者と政治家、天才と凡人の戦いという局面が、犯罪捜査の上でのひとつの障害として強調されているようだ。ケイは常に、科学に対して無理解な政治家や、興味本位のことを書き立てるマスコミなどに神経をすり減らされ、地位や身体の安全を危機にさらされる。狂信的な宗教家や思想団体も彼女の敵だ。彼女を理解してくれる少数の、高い専門的技術を持つ人々だけが、ケイの仲間たちなのだろう。恋人であり元FBIのプロファイラーであるベントン、ATFで放火の捜査に才能を発揮するマガヴァン、警察官のマリーノなど。主人公ケイが姪のルーシーを愛するのは、ルーシーが天才的なコンピュータ技術を持っていて人に理解されず、つまりは自分と似ているだからだし、ルーシーが母親を愛さずに伯母のケイを愛するのは、母親が凡人で俗物で、天才である自分を理解しないのに対し、伯母は理解してくれるからだ。毎回ケイに対して猟奇的な犯罪で挑んでくる犯罪者たちは、極めて高い特殊技術を持った天才という意味においては、ケイの側にいる人々なのである。才能を正義に用いるか悪に用いるかという、考えてみれば非常にアメリカ的な図式。それにしても、彼女の自己実現には、恋人は不要ということなのだろうか。あまりに悲しい結末。
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■説明
検屍官ケイシリーズの9冊目
不気味な手紙がケイに届く。犯罪を犯して施設に収容されているためケイに手紙を出すことができないはずのキャリーからだ。
手紙が気になりながらもメディアの大物の農場が焼けたことで、招集がかかりケイは現場に向かう
■感想
なんとなく、羊たちの沈黙を思い出すストーリー。
ケイシリーズの魅力のひとつは シリーズを追うにしたがって登場人物を自分の知り合いのように親しみを感じながら読めるところにあるのかも。
それは、それぞれの登場人物の描写が細部にわたって丁寧に描写されているからかもしれない。
複雑な思いを感じながらも、この本面白い本だと思う。
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検屍官シリーズ第9弾。なぜこんなにもケイには困難が降りかかるのか。こんな酷いことってあるのか…涙なしには読めませんでした。
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パトリシア・コーンウェルを読破しようと思ってる方とか、読む順とかどのようにされているのかなぁ。
ストーリーが完全な続きものでは、ないのだけど、順番に読んでいかないと微妙に
ストーリーの流れが把握できない事が多々あるみたい。
業火の後に、審問上・下を読んだ方がいいです。
私は順番逆でしたので、ベントンの死に関してのストーリーを逆に知ってしまいました。
ベントンの死に際に関しての、詳しいプロファイルは審問にて書かれていましたし。
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検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ第9弾。これほど読んで後悔した本はありません。信じられないほどあっさりと。
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パリからの訪問者{狼男}新しい魔の手がケイを襲う。そして内部からの裏切り上層部からの圧力どんどん追い込まれ...
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検屍局長ケイ・スカーペッタのお話。
このひと、暗い!でも、強い!
強くいきざるをえないオンナと猟奇事件。
ルーシーとかつて恋人だったキャリーの影がちらつく。
シリーズ第九弾。
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パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズ第9作。
第1作の「検屍官」から間の7作品を飛ばしての本作品だが、途中の作品を読んでいなくとも、単作品として充分に楽しめる。
ただ、この9作目がこのシリーズでは重要な位置づけにあるようで、
主人公のドクター・スカーペッタに襲いかかる危機が痛いほどに伝わってきた。
前回読んだのが、同じコーンウェルの作品でも警察シリーズで、そちらは少々コミカルな要素もあったためか、この検屍官シリーズではよりスリル感は味わうことができた。
第1作にも登場するドクター・スカーペッタの姪のルーシーが、すっかり成長して、スカーペッタとともに事件の解決に当たる様子に、一読者としても感慨深いものがあった。
そこでちょっと疑問に思ったことが一つ。
この作品の中でルーシーはスカーペッタを「おばさん」と呼んでいるが、実際にはどう呼んでいるんだろうか。
こういうとき、ふと原書にあたってみたくなる。
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まさかベントンが。ってとこまではおもしろかった。毎度のことながら犯人死亡で終了。キャリーにもしゃべらせてほしかったよ。
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1998.12.15 1版 857
電話はマリーノからだった。昨晩、農場で火災があり、何万ドルもする馬が二十頭焼け死んだという。バスルームで発見された身元不明の死体の顔には無数の傷が。自殺か、事故か、放火か?それはスカーペッタを襲う身も凍る惨劇の前触れだった。事件の背後にちらつく脱走犯キャリーの影。検屍官シリーズ最大の危機!
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まさかこんな展開になるとは・・・
今作では以前のゴールドの事件の際に逮捕されたキャリーが深くかかわり事件をかき回してくる。
そしてケイに最大の悲劇が降りかかってしまう・・・。
このシリーズでこんなに主人公に共感し、その結果を受け入れがたかったのは初めてかもしれない・・・
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今回は火とヘリコプターと殺人。
1週間ほどの間に起こったことらしいが、
その間に何件の放火殺人があったのか。。。
濃い1週間である。
Dr.ケイの天才の姪はFBIを辞めている。
けれど、なんだかよくわからんが
ヘリコプターを操縦してケイの前に現れる。
一体犯罪に対する特別機関はいくつあるんだ?
Dr.ケイはヘリコプターの操縦もやってのける。
あんたは名探偵コナンかっとひとり突っ込みを入れる。
「業火」とは、罪人を焼く地獄の火。だそうで、
最後に凶悪犯を焼き尽くす火のことだったのね。
そして、恋人のベントンが殺される.
これに関してはあやふや過ぎるな、謎ばっかりだ
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やられた。なんてこと、信じれらない。私、思ってたより、ベントン好きだったんですねー、なんていうか。死んじゃうなんて、あんまりだ。ショックです。内容は、素晴らしかった。しっかりとした構成。ラストもあっけなく感じますが、あれが、一番後腐れない方法だったと評価。ただ、ベントンは殺さなくていいんじゃないか?あくまでも、ケイを一人で戦わせたいのか!!(その方が絵図らはいいか)ちょっと、残念でなりませんでした。