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チョコレート戦争

  • 出版社:理論社
  • サイズ:22cm/189p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-652-00502-4

チョコレート戦争 (新・名作の愛蔵版)

大石 真 (作), 北田 卓史 (絵)

  • 全体の評価 53件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,26036pt
  • 発行年月:1999.2
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「チョコレート戦争」

おとなはなんでぼくたちのいうことを信じないの? 身におぼえのない、罪をきせられたことから、子どもたちは町一番のケーキ屋さんに戦いをいどみます。日本児童文学のロングセラーをリニューアル。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「チョコレート戦争」

大石 真

略歴
〈大石〉1925〜90年。埼玉県生まれ。早稲田大学英文科卒業。出版社勤務の傍ら童話を発表、「風信器」で日本児童文学者協会新人賞、「見えなくなったクロ」で小学館文学賞受賞。

ユーザーレビュー- 「チョコレート戦争」

全体の評価
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5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/10/10 20:51

ペンは剣よりも強し

投稿者:大東数矢(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 町一番のお菓子屋さんの金泉堂のショーウインドーのガラスが割れて、明と光一に疑いがかけられた。光一の妹にシュークリームを買ってあげたかっただけなのに。社長室に呼び出された桜井先生は、二人を信じて無実を主張するのだけれど相手にされない。
 ところが「おくさん」というあだ名の新聞部の副部長が市内の小学校の仲間に呼びかけて不買運動をはじめるやいなや、とたんに金泉堂に閑古鳥が鳴く。
 その学校新聞をラーメン屋でたまたま見かけた真犯人の二人組みが名乗りでてメデタシメデタシ。
 さて、その新聞が発行されるまえ、光一は仲間を集めて金泉堂のシンボルであるチョコレート城を盗み出そうとする。自分たちの名誉のために。綿密な計画をたて実力行使におよぶのだが、事前に察知されていてまんまと裏をかかれてしまう。
 チョコレート戦争の勃発と敗北である。社長の金兵衛氏は桜井先生に電話をかけて勝利を宣言する。
 わたしは、たとえどんな理由であれ盗むことは悪いことだと思っている。まして児童書でこんなことを書くなんて。でもその翌日にボイコットがはじまるのだ。つまりペンは剣よりも強しということなのだ。

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/05/17 14:10

おなかはすくが、むねもすく

投稿者:celts(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本をはじめて読んだのはもう二十年近くも前、小学校中学年の頃だが、印象がとにかく鮮烈だった。
楽しい。ただただ楽しい。
大人の好きそうな説教的なテーマとか倫理だとかを口にするとこの楽しさを否定してしまいそうで、読書感想文にはとても苦労した記憶がある。

身に覚えのない濡れ衣を着せられた子供たちは、大人の鼻をあかすためにある計画を立てる。はたしてその計画を達成し、大人たちを見返すことができるのか?
ユニークで癖のある登場人物たち、軽妙で読みやすい文体、事件と共にまるでからくり細工のように子供の社会と大人の社会がくるくると動いていく。そして意外な結末と、一気に読めてしまう面白さ。読者を引き込む「話の展開」、読書中は「愉快」、ラストは「痛快」、そして読み終わると心は「温かい」。
読んで楽しくも、なにか説教くさいこと抜きに、大事ものを胸の中に残していってくれる。
この本を彩るもう一つの主役は数々の洋菓子だろう。明がうしろめたくもエクレール(エクレア)を食べるシーンと来たら、なんど読んでも胃がきゅうっと縮まり、生唾を飲み込んでしまう。

最後に、おどろくべきことにこの本は昭和40年にはじめて発表されている。しかしただロングセラーというだけではない。この本には古い作品特有のじめじめした書庫のようなかび臭さがまったくない。時代なんか関係ない子供たちの、すばらしく楽しい物語である。

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/01/31 10:29

町一番の洋菓子屋に、子供からの挑戦状

投稿者:mikimaru(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルがずっと気になっていた。何十年も読まれている本らしいが、まったく知らなかった。検索してみたが、メジャーすぎるのかもしれず、かえって話題が引っかからない。そこで読んでみることにした。

学校で他愛もないことからクラスの友達と喧嘩した帰り、風邪で寝ている妹のために町で一番の洋菓子屋にシュークリームをひとつ買いに出た光一と、その友達の明。お金が二十円足らずにあきらめて店を出たふたりは、ショーウィンドウにそびえ立つチョコレートの城を見つめていた。そのとき、城と自分たちを隔てていたガラスが、一瞬にしてガシャンと消えて、驚くふたり。

ふたりが割ったと責め立てる店の大人たち。でもやっていないものは、やっていない。信じてくれたのは、ひとりだけ。悔しい、悔しい、あの店に仕返ししてやりたい。子供にだってできる仕返しがあるぞ。

…はたして、その結末は?

奥付よると作者さんは、わたしが子供のころに夏休みの課題図書のひとつだった「さとるのじてんしゃ」を書かれた方。さとるのじてんしゃはあまり覚えていないのだが、こちらをもし読んでいたら、きっとずっと覚えていただろうな。

この洋菓子屋があるような町を想像すると、気持ちが温かくなる。

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