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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.3
- 出版社: ダイヤモンド社
- サイズ:22cm/289p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-478-49027-9
- 国内送料無料
紙の本
考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 新版
著者 バーバラ・ミント (著),グロービス・マネジメント・インスティテュート (監修),山崎 康司 (訳)
マッキンゼー社をはじめ、世界の主要コンサルティング会社でライティング指導にあたる著者が、独自のピラミッド原則で問題解決能力とコミュニケーション能力を伸ばす方法を解説する。...
考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 新版
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商品説明
マッキンゼー社をはじめ、世界の主要コンサルティング会社でライティング指導にあたる著者が、独自のピラミッド原則で問題解決能力とコミュニケーション能力を伸ばす方法を解説する。1995年刊の新版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
バーバラ・ミント
- 略歴
- 〈ミント〉ハーバード・ビジネス・スクール卒業。マッキンゼー社で初の女性コンサルタントとして勤務の後、独立。ピラミッド原則を用いたレポート作成やプレゼンテーション指導にあたる。
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紙の本
驚愕の書
2003/10/24 00:38
12人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BOSSA - この投稿者のレビュー一覧を見る
申し訳ないけど、正直これ以上「文章読本」系を読んだところで、もうおれの文章は変わらんのだろう、と思ってました。
しかし違った。当時の証拠として2000年9月の日記の文章を提出します:
……バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』はショッキングな本だ。この本はおれがいかに考えるべきことを省略して文章を書いてきたかを突きつける。
会社に入って自分の文章に自信を失ったのは、まあ、今年だけでしょう。で、去年買ったときにはほとんど読む気にならなかったこの本が、まさにおれをもう一段深いところへ連れて行ってくれる物凄い秘術を懇切丁寧に説明する内容だったのが、なんともショックだった。
あるのだ、それは。そんなものは、あるのだった。ここまで深く掘り下げる論理が。この世には。おれはコイツ、バケモンだと思った。
丸谷才一も井上ひさしも谷崎潤一郎も本多勝一も橋本治も、彼らの「文章読本」ではカスリもしない文章の作法、論理、西洋人の思考の構造を、丸出しの剥き出しに見せつけられて、おれは今回愕然とした、と言っておこう。……(昔の日記、終わり)
……「翻訳がこなれていない」「この本自体が読みにくいじゃないか」などと他の方はおっしゃっているが、
『ミントおばさんが言っているのはそういうことではない』
と言うのである。
ウソだと思ったら丸一日か二日かけるつもりで、メモ取りながら読んでみろというのである。あなたの文章は確実に変わる。具体的には白紙を2枚ぐらい使って構成をグチャグチャ考えるようにぜーったい、なる。そのぶん上がりは遅くなるけど、ぜーったい分かりやすくなるから。
(この文はそんな手間かけてないけどね、ハハハ)
紙の本
すぐには役立つ本ではないが
2021/03/05 12:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しおかぜ - この投稿者のレビュー一覧を見る
定番中の定番の本である。研究者だけでなく、普通のサラリーマンも読んだ方がいいと思う。分かりやすい話とは何か、という基本を、論理構造として説いた本。簡単に読める本ではないし、しかも、必ずしも、すぐに役立つ本ではない。しかし、この本を読んだならば、あるいは本の「図」だけでも見たら、何か得るところがあるし、進歩発展につながっていくと思う。
紙の本
「ピラミッド原則」で思考しよう
2001/02/21 11:20
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
企業にいれば、毎日のように考え、そして書く必要に迫られます。本書は、特にプロフェッショナルにとって必要不可欠な考える技術と書く技術を伝授しようと書かれた本です。
本書では「ピラミッド原理」という考え方が紹介されます。この考え方は、わかりやすい報告書を書くための優れた方法であるように思います。また、巻末にポイントをまとめてありますので、大変便利です。
他の方も指摘しておられるように、翻訳がこなれていません。ですが、そのぶん時間をかけてじっくり読むことで、考え、そして理解が深まっていくような気がします。
紙の本
内容は、非常に示唆に富んでいるが…
2000/12/07 19:09
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HIROTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容的には、非常に示唆に富んでおり,一読の価値はある。しかし翻訳がきわめて稚拙な為に、せっかくの内容を理解するのに2,3度読み直さないと分からない部分が多い。少なくとも、訳者が本書の内容を理解していないのが原因と思う。
出版社サイドの一層の校正の上、改版して欲しい。
紙の本
期待しすぎたか
2000/10/11 22:27
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あーやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
お勧め本として、期待して購入するも、翻訳本にありがちな
直訳的な文章が多く、読みづらい。
言おうとしている事は大変参考になる事が多い。
“相手に理解できるように書く、考える”という事に
焦点が置かれている。
そういう意味では翻訳という部分にもそういう観点で
力を入れてほしいと思う。
紙の本
内容80点、構成0点
2001/02/17 00:09
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DF - この投稿者のレビュー一覧を見る
『読者の持つであろう疑問を想定し、その答えを明確にする。また、その他の疑問を読者が持たないように、文章の構成を配慮する』
これが、書く技術に関しての要旨であろう。しかしながら、この本自身の構成においてそのような配慮が十分にされているとは思えない。
特に説明のために提示される例文の配置が気になった。配置が戦略的になされていないので、度々前のページに戻るという作業を強いられる。非常に読みにくいテキストといわざるを得ない。
この本が書かれた当時はこの種のテキストが無かったのかもしれないが、今は同じような内容でもっと読みやすいものが他にいくらでもある。売れているからといってこの本にこだわる必要はないのではなかろうか。
紙の本
ビジネスマンに苦手な書く技術を,考える時点に立ち戻り,ピラミッド原則にこそ解決のカギがあると説く
2000/10/20 21:15
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:廣田 耕司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
多忙なビジネスマンにとって,文書作成は苦手の分野と言えるかもしれない。しかし,他人を説得するためには,読む人間の立場に立った文書作りが欠かせないのは自明の理だ。分かりやすい書き方は,物事を論理的に考える思考から産まれる。
こうした原点の思考過程を,筆者はピラミッド型と表現している。複数の下位概念をまとめた上位の概念は,要約でもあり,複雑な事象や考えを理解しやすくしている。解決すべき問題状況を,こうしたピラミッド構造に置き換えることによって,状況との対話が発生し,解決への糸口が見つけだされる。
本書はこんな考え方を,「書く」「考える」「問題解決」「表現」の4部に分けて詳しく述べている。筆者は世界的なコンサルティング会社「マッキンゼー」に初の女性コンサルタントとして入社,文章作成能力を高く評価され,1973年に独立,ピラミッド原則を用いたレポート作成やプレゼンテーションの指導に当たっているだけに,実際のビジネス文書を例に,高度な内容を実に平明に解説している。
「書く技術」ではピラミッドをトップダウンに作るか,ボトムアップに作るか,といった問題や,プレゼンテーションの導入部でのストーリー展開の仕方に触れ,「考える技術」では問題群の分類と構造化する場合の順序付けの重要性を厳しく指摘している。「問題解決の技術」では一般的に,1)なすべきことは何か,2)その提案を実行すべきか,3)いかに実行すべきか,という3段階の問いを発し,ピラミッドを構成することによって解決の糸口が見えてくるとしている。「表現の技術」ではピラミッド構造による発表とイメージしやすい表現が相手にインパクトを与える力だという。
評者が受けた印象は,ソクラテス以来の対話による弁証法を,コンピューター時代の系統樹的択一法に当てはめ,洗練したもののように思える。日本でひと頃もてはやされたKJ法が,ファジーな未知の分野の分析を主眼としているのに対して,ある程度知識のある分野についての分析法としては特筆すべきであろう。
(C) ブッククレビュー社 2000