紙の本
幾ばくの経験がある人に
2002/08/09 16:29
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宇羅道彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
外貨預金から始まり、為替取引に参入する人々が急増しているという。
株式や商品先物取引などを経て、為替をやるようになった個人的経験
からいうと、あまりにも無謀な挑戦者の多さに驚かざるを得ない。
スワップ金利に惹かれ預金感覚取り組むというのもあるらしいが、金利
が高いということは、その通貨のインフレ率が高いわけで、いずれ調整
が入ることになる。
まあ、いずれにしろ人生がある種、博打であるように為替は当然のごと
く博打に他ならない。誰であれ経験から学ぶほかないものだが、それも
才能があってのことだ。
相場で損をし、損をした理由がはっきり分かり、かつ二度と同じ誤りを犯
さないことができるなら、それは才能があるということだ。
そして、そんな人間は滅多にいない。
幾ばくの経験がある人には、この書籍をお薦めする。
米国では相場にたずさわるものの必読書であるらしい。
経験を言葉に定着させることは経験から学ぶ大きな方法の一つである。
自らの経験に思い当たることがあって初めて、この種の書籍は読む意味
があると思うからだ。
電子書籍
全てのトレーダー必読の書
2018/03/11 00:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Wild card - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代が変わってもシステムが変わっても、マーケットの本質は変わらないのがよく分かる。
投資対象が何であろうとも必ず読んだ方がいい本である。
合百の手口は現代ではFXでも健在して、小口の一般投資家がロスカットにあわされているし昔も今も変わらない。
読めばわかるトレーダー金言集である。
紙の本
大事なことを学べる教訓の宝庫
2018/07/06 14:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成27年雨水、調布市立中央図書館にて読破。株価指数やリスクが低いパッシブファンド(インデックスに自動的に追随する)など分かりやすいため良かったです。
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20世紀初頭の投機王Jesse Livermoreをインタビューして作成された本です。 これ、訳もかなりよいと思う。 直訳調でなく、適度に行間を埋めてあるし、業界に詳しくない人、当時の知識がない人(要するにわし)にも、基本的な用語がわかれば、かなり理解できます。
読んでない方は是非一読されることをおすすめします。
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伝説の投機王と呼ばれた男の人生を描いた本。
相場の投機に天才的才能を発揮した男が、窮地に陥りピストル自殺するまでを描く。
投機と呼ばれる相場に参加する人は読んでおいた方が良いでしょう。
どのような天才でも、自滅することがありえるという怖い教訓かもしれません。
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多くのトップトレーダーが推薦しているリバモアの自伝的小説。売り方、買い方の心理描写がとてもスリリングで、楽しみながら相場について学ぶことが出来ます。
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今なお、史上最も偉大な相場師といわれるジェシー・リバモアの伝記(彼に対するインタビューを基に書かれました)。非常にスリリングで面白く、相場の格言が随所に収められています。その中でも、投機の際には自分自身しか頼ってはならないという言葉は、決して忘れないように心がけようと思った。一つ残念なのは、やはり一人称の部分は、「俺」ではなく「私」にすべきだったのではという点。でも、とっても面白いです。
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伝説的投資家リバモアの半生を小説にしたもの。
スルスル読むというわけにはいかず、若干読み辛い。
リバモアは絶頂と破産を何度も繰り返し、最後は4番目の妻を残してピストル自殺をしたという。
伝説の相場師でも何度も破産を繰り返していることを知り、今の自分の慰めとなった。
リバモアは相場が循環していることを忘れていなかったが、私は忘れていて今回のリーマンショックに引っかかった。
次の循環ではうまく乗りたいと思う。
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投資と投機を行っている人にオススメの一冊。
リバモアという男の生き様や投資哲学、そしてマーケットに生き残ることの大事さがわかる本である。
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今やキーワードになってしまった「市場」は、投機家やディーラーだけで構成されているわけではない。
わたしたち一人一人の欲望と幻想の総体、実はそれが「市場」の正体なのだ。
本書は、ギャン、ソロス、と並ぶ天才的な投機家であるジェシー・リバモアを描いた「小説」である。
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伝説の相場師、ジェシー・ローリストン・リバモア。彼の生涯をモデルにした『小説』です。大変内容はいいのですが主人公であるリバモアの一人称が「おれ」というのだけはどうも…。
この本は投資家、ならびに市場関係者が『バイブル』といって長年受け継がれてきた本です。投資をやろうとする上でこの本と伝説の相場師、ジェシー・リバモアの名前を知らないという方は財産をすべて失う前に一読されることをお勧めします。内容は彼の投資一代記です。
大まかに言うと相場で4度巨富を築いて4度破産して、モルガンやロックフェラーを向こうに回し、一匹狼を貫いた『投機王』。アメリカに有名な相場師やファンドマネージャーは数多いれど、投機の世界で『王』の称号を持つものは彼しかおりません。僕もずいぶんと彼には影響を受けたものです。14歳で家出同然に都会に出てきて、証券会社のチョーク・ボーイから合百(株のノミ屋)を荒らしまわって、相場の中で成長する彼に。相場に失敗して破産しても何度となく立ち上がって虹をつかむ彼に何度感銘を受けたのかわかりません。
今後僕は何度となく、この本を読みます。やはり彼の面影は今後も追い続けていくことでしょう。市場関係者はもちろんのこと。これから相場をやろうとする人や伝記、ビルドゥングスロマンとしても十分に楽しめます
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4回成功し、4回破産する。
そんな人生があるだろうか。
ジェシー・リバモア。
1877年マサチューセッツ州生まれの米国の相場師。
1940年、ピストル自殺。
この本は彼にインタビューし
彼の相場観を物語として描いたものだ。
そこにはラブロマンスもピストル自殺も描かれない。
ただひたすら、リバモアが
相場とどう取り組んできたかが描かれる。
4回の成功と4回の破産もここにはない。
しかし。
彼が相場と戦い続けた生きざまが
ここにはある。
ひるがえって、相場とは何か。
人間の欲望と幻想とは何か。
それが描かれていると言える。
多くのトレーダーが読むべき一冊として
この70年以上も前の本を上げる。
その意味をかみしめたい。
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アベノミクスで金融市場は活況を呈しているが、
そんななか、新たに投資にチャレンジしてみようと思う人にとって、
本書で記されているリバモアの言葉は、とても興味深い。
リバモアの時代とは、随分と異なるものの、
投資の基本というものは、変わらないのだと痛感する。
リバモアも失敗しているからこそ、その言葉は重い。
翻訳本ではあるが、翻訳文はとても読みやすくなっているので、
そんなにつっかえることなく、読み終えることができた。
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伝説の投機王と言われるジェシー・リバモアを主人公にした、おそらくノンフィクションに近い小説。
この本とまったく同じタイミングで映画の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見たため、気分が悪くなった。
結果、投機になってしまっていることはあっても、目指しているわけではないため、前評判ほどの感動は覚えず。
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「伝説の投機王」と呼ばれる、ジェシー・リバモアを題材とした1冊。
リバモアによる自叙伝のような形式で進行する本書ですが、実際は、リバモアへのインタビューに基づき、エドウィン・ルフェーブルが作り上げた、れっきとした小説であります。
詳しくは訳者あとがきにて言及されておりますので、もし手に取られた際にはそちらをご参考の程。
今や昔のウォール街、太古といっても差し支えのない市場環境であるアメリカ市場を舞台に展開するお話なので、経済に弱い方、市場に入って日の浅い方には、率直に言って難しいです。
私も市場に入って日が浅い初心者のようなものなので、想起しきれない点が多々ありました。
ただ、はっとするような一文が各所に散りばめられているのも事実。
本書を自然に、正しい理解の下に読みきることが出来れば、あなたも上級者!?みたいな感じに捉えています。笑
再読したらまた評価とレビューは変わりそうな1冊。