芸人失格 (幻冬舎文庫)
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- 税込価格:560円(15pt)
- 発行年月:1999.4
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ユーザーレビュー- 「芸人失格」
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2001/07/27 13:48
日本の芸能界の内幕
投稿者:オルソン(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸能界から去ることになった原因として著者は、自分に才能がなかった、向いてなかったのかも、と書いている。しかし、決して才能がなかったのではなく、日本のあの世界が異常で、おかしすぎるのだ。
日本のテレビはどんどんつまらなく、悪くなっていく。現在のあのバラエティー番組のくだらなさはどうだ。素人の私ですら、テレビを見ていると、製作した人間の傲慢さ、薄さ、ばからしさが番組の向こうに透けて見えてイヤになる。こんなものばかり見て成長する今の子供たちは不幸だ。
著者の求める笑いと、その時代の笑いとが、噛み合ってなかっただけ、だと思う。感受性が強く、傷つきやすいかもしれないが、芯の部分はとても強そうな人だと感じた。
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2001/07/01 09:59
彼にここまで書かせた原動力って何だろうか
投稿者:川原 いづみ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
描写がねちっこく、読んでいて気分が沈み込んだと途中やめした人もいるのでは? ですが、自分の内面の暗黒部をこれほど表に出したのには驚きました。人に甘えたり、媚びたりするのを極端に嫌うがゆえ、孤独と自己嫌悪に悩まされる人間像がそこにあります。かなりプライドを持った人だろうと感じたのですが、この小説を書くのにはかなりの苦痛が伴った事でしょう。そこまで深く踏み込んで書き切った醜悪な部分が、彼に訪れた恋の、短くも心休まる幸せな時間を際立たせているのです。栄光と虚像と嫉妬にまみれ、理想と現実、否定と肯定のはざまで揺れ動く彼。精神的な生き地獄を味わったと言えるでしょう。心にずっしりと重い本でした。<初読:98/12/14>







