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紙の本
鼻行類 新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)
著者 H.シュテュンプケ (著),日高 敏隆 (訳),羽田 節子 (訳)
1941年に発見されたハイアイアイ群島。そこでは鼻で歩く一群の哺乳類=鼻行類が独自の進化を遂げていた。多くの動物学者に衝撃を与えた驚くべき鼻行類の観察記録。1995年博品...
鼻行類 新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)
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商品説明
1941年に発見されたハイアイアイ群島。そこでは鼻で歩く一群の哺乳類=鼻行類が独自の進化を遂げていた。多くの動物学者に衝撃を与えた驚くべき鼻行類の観察記録。1995年博品社刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
H.シュテュンプケ
- 略歴
- 〈シュテュンプケ〉1908年生まれ。ハイアイアイダーウィン研究所博物館長。カール・D.S.ゲーステの名で「シュテュンプケ氏の鼻行類」、ゲロルフ・シュタイナーの名での作品等がある。
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著者/著名人のレビュー
1941年に南海のハ...
ジュンク堂
1941年に南海のハイアイアイ諸島で偶然に発見された新しい哺乳類「鼻行類」の詳細な記録・・・ということになっているが鼻行類とはその名の通り鼻で歩く生物で、その外見は象のようだったり花のようだったり蜂のようだったり挙句の果てにはおっさんの横顔(シャルル・ド・ゴールそっくりらしい)のようだったり、ほんとにこれは新しく発見された生物なのか?全て作り事ではないのか?しかもハイアイアイ諸島は1957年に秘密地下核実験で海底に没してしまったとか。今となっては鼻行類のことを調べる術は何もないのである。うーんウソくさい。しかしその詳細な動物学的記述といい図版といい、ウソで片付けるにはあまりにも手が込んでいる。ウソだと思って半笑いで読むもよし、ホントだと思って今はもういない鼻行類の儚い運命に思いを馳せるもよし。
紙の本
これは科学的観察と検証に基づいた紛れもない事実
2006/03/13 11:07
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:モゲエラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
嘘だとか、ファンタジーだとか、ネタだとか言う方もいらっしゃいますが、これは事実です。
事実でない、と言うならば、事実でない証拠、つまり、記述されている事柄が、現在の科学的知見とどう矛盾するのかを指摘できなければなりません。
ですが、僕にはそれが出来ないので、いかに信じ難くとも、これは事実だと考えざるを得ないのです。
いやすごい生き物がいたものだ。
紙の本
中島先生ありがとう。
2001/05/31 06:46
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:石塚雅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たぶん死ぬまでこの本は私の一位でありつづけるだろう。良質なサイエンス・フィクションは、また、同時にサイエンスでもあるという見本のような本だ。寺田寅彦を読んでいると「ひとつの思考実験としておもしろい」なんて言葉が出てくるのだが、まさにそれを実現した感じ。そしてかつ、この本に埋め込まれたウイットの数々。完璧だ。この本が60年代に存在していたということを考えると、もうぐうの音もでない。
これをもとに柴田昌弘が『ミッシング・アイランズ』というまんがを書いている。柴田の中では、そんなにおすすめのものではないけれど、鼻行類好きは読んでみてもいいと思う。
余談だけれど、この本を知ったのは代ゼミだった。おそろしくつまらないところだったけれど、この本を知っただけでも行った価値があったというものだ。中島先生ありがとう。
紙の本
いかにも本格的な動物学らしいが…
2001/02/25 23:17
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hirono - この投稿者のレビュー一覧を見る
学名、系統図、生態画、骨格や筋肉の解剖図などもあって、いかにも本格的な動物学らしいが、20世紀の大発見なのに、標本、剥製はともかく、写真一枚も残っていないので、やはり胡散臭い。しかし内容は面白く、想像の道を広げてくれて、読む価値があると思い、皆に勧めたいのです。
紙の本
不思議な「鼻」
2000/12/17 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kyowya - この投稿者のレビュー一覧を見る
象の足のような、甘く香る花のような、蛸の足のような、様々な形と機能の「鼻」を持つ不思議な生き物・鼻行類。その身体構造と生態。
専門用語が多いので分かりにくい部分もあるが、奇妙でもあり、可愛らしくもある絵を見ても楽しめる。