- 出版社:角川春樹事務所
- サイズ:20cm/333p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89456-157-3
妄想 彼女はなぜ狙われたのか
ジョン・ダグラス (著), マーク・オルシェイカー (著), 小林 宏明 (訳), 相原 真理子 (訳)
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- 税込価格:2,520円(72pt)
- 発行年月:1999.6
- 発送可能日:7~21日
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商品説明- 「妄想 彼女はなぜ狙われたのか」
彼らは病んでいるのか? のぞきからレイプ、殺人へとエスカレートする性犯罪者に焦点を当てた犯罪ノンフィクション。女性ばかりを狙う犯罪者たちの中に渦巻く歪んだロジックや、被害のリスクを避ける知識等を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「妄想 彼女はなぜ狙われたのか」
ジョン・ダグラス
- 略歴
- 〈ダグラス〉FBI等に勤務した、犯罪心理分析官のパイオニア。
〈オルシェイカー〉小説家・映画制作者。ダグラスとの共著書に「FBIマインド・ハンター」がある。
ユーザーレビュー- 「妄想 彼女はなぜ狙われたのか」
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2002/11/09 09:22
元FBIプロファイラーによる異常犯罪ドキュメンタリー
投稿者:ひろぐう(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは一時ブーム?になった『FBI心理分析官』のような犯罪ドキュメンタリーです。著者はロバート・K・レスラーと同じ元FBIのプロファイラー(このふたりは共著もあります)。この手の本がいっぱい出たので、「またかいな」という感じもありますが、やはり異常犯罪(者)のドキュメンタリーというのは基本的に面白い。ただし、良く(真面目に)書けていればですが。この本は原書の半分程度の抄訳のようですが、作者の純粋な犯罪者に対する怒りと、被害者に対するシンパシーが伝わってきて好感が持てました。
この本で取り上げられている犯罪は、ストーキング、レイプ、幼児虐待といった、弱者に対する理不尽な暴力です。そして、犯行を病的に繰り返す犯人には共通点があることが分ります。多くが社会不適応者で、情緒や人格に障害があり、犯罪の動機が、性欲や暴力衝動に突き動かされたというより、人の優位に立ち支配することが目的であることです。だから被害者は自分より弱い女性や子供が選ばれる。犯人は頭の中でファンタジーを描き、その「妄想」がしだいに膨らんで犯行にいたり、さらにエスカレートしていく。
そして、彼らはほぼ間違いなく崩壊した家庭や問題のある親に育てられたということも共通しています。彼ら自身も弱い立場である子供時代に虐待されていたことが多い。だからといって、彼らに同情すべきだとか、責任能力を問えないということではありません(同じような境遇で育ったからといって皆が犯罪者になるわけではない)。決して精神障害ではないし、自分のやっていることを「理解」しているのです。彼らは極度に自己中心的で、他者に対する人間的感情や良心が欠落している。残念ながら、このような犯罪者の大半は、まったく矯正不可能であるというのが現実です。だから更生を期待して社会に戻しても、また犯罪を繰り返す。このような人間のことをよく理解せずに寛大に扱うことは、次に引き起こされる犯罪に手を貸すことにもなるのではないでしょうか。
僕はレイプや児童虐待というのは殺人と同じくらい重大な犯罪だと思います。被害者やその周囲に与える肉体的・精神的苦痛の大きさは殺人以上かもしれません。児童虐待は、さらにこのような犯罪者を作り、その被害者を作るという悪循環をも生みます。加えて、どのような情況であれ、大人が子供を性の対象とみなすことは虐待であり、犯罪なのだという認識も持つべきだと思います。(→ホームページ)







