- 出版社:集英社
- サイズ:20cm/506p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-08-774400-0
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商品説明- 「白夜行」
つねに悪のふきだまりを生きてきた男と、理知的な顔だちで男たちを惹きつけ、関わった人間を不幸にしてしまう女…。幼くして冥い運命の扉を叩いた男と女の軌跡を、18年前の質屋殺しを執拗に追う老刑事の執念に絡めて描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「白夜行」
東野 圭吾
- 略歴
- 〈東野圭吾〉1958年大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。85年「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞し、作家生活に入る。著書に「私が彼を殺した」「名探偵の掟」「むかし僕が死んだ家」など。
ユーザーレビュー- 「白夜行」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/11/30 21:38
言葉に出来ない…。
投稿者:フィーゴ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
半活字中毒の41才です。今までかなりの本をフィクション・ノンフィクションともに読んできましたが、「白夜行」は一度読んだ後、すぐに読み直した初めての本です。その理由は読んだ人にしか解らず、うまく伝える事が出来ないので、書く事が出来ません。ゴメンナサイ。とにかく、凄いとしか言いようがない傑作だと思います。時代背景が、著者より三つ年下の私には懐かしく感じられたのも多少は影響しているかも知れません。本好きの人には、是非是非読んで欲しい一冊です!
少し前にやっと文庫がでた時は、訳もなく嬉しくなりました。続編が進行中との事。万が一裏切られる事を考えると怖くて一瞬悩むかも知れません。でも、絶対に読まずにはいられないでしょう。完結して刊行されるのが楽しみです。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/11/21 18:26
すばらしい作品です。
投稿者:とら子(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者に、主人公ふたりが接するところを見せることなく、
ここまで物語に入り込める作り方はすごいと思います。
雪穂が友達に話す言葉の中に、亮司への想いの深さを
感じさせるところがあり、ちょっと感動。
2回以上読み直して、尚更好きになる作品です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2003/01/17 04:17
天才でしょ?
投稿者:もも(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
たぶん2000年版だと思いますが、「このミス」を見てこの本に出会いました。
と、いうわけで、以来私は「このミス」には感謝しています。
というのも、あまりに素晴らしい作品に出会えた喜び、そして東野圭吾という作家を知った喜びを素直に、そして熱烈に嬉しく思っているからです。
「白夜行」は今回で三度読みました。
一度目はさっき書いた「このミス」をみての購入。二度目は、「秘密」を呼んだあとでの読み直し(読み直しの理由は省略)。そして今回、友人に「面白いよ」とススメられて、「もう読んだよ」とはいわずにもう一度(笑)。
最初に呼んだ時には、「ただただ凄い!」…ミルクカップのパズルを見たように開いた口が塞がらないような感動。二度目は「雪穂」の女王様性に圧倒される畏怖。そして今回は、少し余裕をもってみた「雪穂」と「りょう」の推移。
実は当時(一度めの時)、たしか「このミス」の一位が「永遠の仔」だったと記憶しているのですが(違ったらごめんなさい)、それももちろん読んで、「幼児虐待関連の年?」と思った記憶もあります。
そのときの状況によって、物語について思うことも違いますからね。
その後、著者の作品は全部読みましたが、はずれはありませんよね? でも、もし最初の作品が違ったら、ここまでのめりこんでなかったかも?とも思っています。
つまり、「白夜行」は天才だと思う圭吾さんの作品のなかでも特に秀でている物で(ちなみに次は「天空の蜂」←余談、そして「秘密」←もっと余談)、「一度読んだ時より、二度目三度目でさらに面白い!!ということを言いたいのですが…(文章力なくてごめんなさい)。
長くなりましたが、その後これをきっかけに「東野圭吾」に逢わせてくれた「白夜行」に、そしてついでに「このミス」に感謝感謝な私なのでした。
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2004/02/09 23:39
よんでみれ!
投稿者:Blackheart(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人が受けた経験による感情やその気持ちは、言葉として理解できることはあるが、決して実感をもって受け止めることは出来ない。
「お前に何が分かる!」「あなたに何が分かるの!」というセリフ(言葉)を見聞きしたことがあるだろうが、経験のないものに「納得」という理解は決して出来ないもの。
人にはその人に数だけ異なった経験があると言えるが、読む人それぞれに、その感情の奥の方で噛み締めながら、読む人の経験値の数だけその書評がある。
そういう実感をもって、読み終えた時の心の中にこの作品から受けた塊が生まれるような作品です。
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2002/05/28 01:29
不思議な感覚
投稿者:品川夏見(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
痛快でもなく、衝撃的でもなく、
笑えもせず、悲しくもないこの作品。
だけど、この胸に残るものはなんなのか。
コロコロ変わる視点に、
様々な小さな事件、大きな事件が山盛り。
解決しては、謎を残したまま
次の章へ。
あれれ? これは一体どういう話なのかな、
と思っていたら、
徐々に真相が、読者によって浮き彫りにされていく。
はっきりとは書かれず、
行間を読みとるような曖昧さもなく、
それでいてなお、
気がつけば
このストーリーにずっしりとのしかかられる。
私には、この感覚を言い表す言葉を持たないが、
読んでくれれば、
あなたのその読後感に残ったものが
私のいいたかったことである。
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2002/04/03 20:52
勧悪懲善の世界..でも引きこまれる
投稿者:がんりょ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
勧善懲悪という言葉がある。この小説は、そのまったく逆、悪いことをした人がどんどん幸せになっていき、その人の周りにいる善良な人たちが次々と不幸に見舞われる。しかし、そのようにしてえられた幸せでは満足できない主人公2人は、更なる悪事をたくらんでいくのである。
こう書いてしまうと不愉快な話になってしまうけれど、悪事をやるときの徹底具合や手際のよさが妙に心地よく、思わず引き込まれていってしまう。続編が雑誌連載中とのこと、刊行が待ち遠しい。
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2002/02/12 01:43
白夜行
投稿者:奥原 朝之(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
男の子と女の子の二人の成長記。しかしただの成長記ではない。この二人が成長していくのに連れて、二人の周りに居る人間に様々な厄災が降りかかっていく。この二人が何らかの形でそれに関わっているのではという疑いを持たせる状況証拠は色々出てくるが決定的な物は無い。
タイトルの『白夜行』の意味が分かるのは中盤以降。昼間でもなく闇夜でもなく白夜での行動を意味する『白夜行』。この言葉が意味するものが彼ら二人の生きて行くための糧であり行動原理なのだ。
読者を引きつける面白さに異論のある人はいないだろう。読み始めたら止められない、まるでカッパエビセンの様な本に久しぶりに出会った。犯罪小説ではあるがピカレスクではない。著者は人間の業に巻き込まれた人間の悲哀を描きたかったのかもしれない。『秘密』とはまた異なった趣のある作品で、読了後は著者の引き出しの多さに感嘆せざるを得ない。
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2001/03/08 11:05
偽りの太陽
投稿者:真 (男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「秘密」と並ぶ、東野圭吾の代表作の一つ。
小さな町で起こった質屋殺しに始まり、次から次へと話が繋がっていき、読者を飽きさせない。メインは二人の男女だが、その周りを取り巻く人も数多く、総て存在感のある人物として描かれている。暗く、悲しい話だが、読み出したら止まらない。
今までの東野作品とはかなり異なっているが、ぜひ読んで欲しい一冊。
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2002/06/17 17:38
違う魅力???
投稿者:77(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
東野圭吾作品を読破しているわけではないのですが、この方の魅力は、軽く読みやすいこと。悪い意味ではなく、バランスが良いものが多いといった感じです。
今回の百夜行は今までの作風とちょっと違い、ストーリーが濃厚です。そして、ほぼ(他の作品で)シリーズ化している加賀刑事が登場するというおまけ付き。
なかなか面白く、一気に読んでしまえる内容ではありますが、主人公2人の書き込みが若干足りないような気がしてなりません。もう少し、二人の関係の心の動きを“さらり”と追えれば言うことなしです。
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2002/04/27 14:39
どうして亮二と雪穂は
投稿者:挫折ハードロッカー(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
うむ、確かにこれは力作である。緻密な構成と陰影の濃い人物造形が作品を奥行きのあるものにしているし、リーダビリティに秀でた文章は、東野圭吾が宮部みゆきに匹敵する実力の持ち主であることを証明している。そのことは素直に認めたい。が、しかし、認めた上で、苦言を呈する。
どうしてもぼくには、亮二と雪穂の権力志向が解せないのだ。彼らの深い悲しみはよく理解出来る。でも、それは、金で癒せるようなものではない、と思うのだ。
ぼくが、子供っぽすぎるのだろうか。







