絶望の書・ですペら 辻潤エッセイ選 (講談社文芸文庫)
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- 税込価格:1,155円(33pt)
- 発行年月:1999.8
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収録作品一覧- 「絶望の書・ですペら 辻潤エッセイ選」
| 一滴の水 | 9-11 | |
|---|---|---|
| 浮浪漫語 | 12-23 | |
| 自分だけの世界 | 24-34 |
ユーザーレビュー- 「絶望の書・ですペら 辻潤エッセイ選」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2003/05/25 00:58
<使用上の注意>
投稿者:まんでりん(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずばり、逸脱の人である。
どこまでも逃亡、逃走、逃避していく。
生き方も話し方も文章も。
ダダイスト、尺八の虚無僧、野垂れ死、大杉栄に伊藤野枝(元妻)を奪われた人…。
自分の理解にうまくおさまらないものには、居心地の悪さからか不安からか何とか名前をつけて型にはめて安心しようとするのが一般であるが、無駄なことはやめたほうがよい。
この人は、一切の定型を拒絶するでもなく、すり抜けてしまう。
elusive(捉えどころがない)と言うしかない。
こういう不定形の人は自らが不定形とならなくてはわかるはずもなく、自ら不定形となったとき、その人はまた誰からも理解されることの出来ない得体の知れない存在と化してしまうからである。
たとえば、
かつての英国の首相チャーチルは、「自分にとって大切なことだけを語った」という。
F1レーサーだったアイルトン・セナは、「自分が幸福になることによって敵対する者に復讐を果たす」と言った。
で、その拠り所となる「自分」を外してしまえば辻潤の一丁出来上がりと相成る。
この本を読む人はそのあたりをよく心得ておかないと大変なことになりますぞ。
紹介はするが、読むことは余りお勧めできませんな。







