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- カテゴリ:一般
- 発売日:1999/11/01
- 出版社: 朝日出版社
- サイズ:20cm/41p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-255-99052-2
紙の本
21世紀に生きる君たちへ 対訳
著者 司馬 遼太郎 (著),ドナルド・キーン (監訳),ロバート・ミンツァー (訳)
いつの時代になっても人間が生きていく上で欠かすことのできない心構えがある。小学校国語教科書に収められた「21世紀に生きる君たちへ」「洪庵のたいまつ」および小学国語編集趣意...
21世紀に生きる君たちへ 対訳
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商品説明
いつの時代になっても人間が生きていく上で欠かすことのできない心構えがある。小学校国語教科書に収められた「21世紀に生きる君たちへ」「洪庵のたいまつ」および小学国語編集趣意書「人間の荘厳さ」を英文対訳で収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
司馬 遼太郎
- 略歴
- 〈司馬遼太郎〉1923〜96年。大阪府生まれ。作家。直木賞など数多くの賞を受賞した。代表作に「竜馬がゆく」「国盗り物語」「梟の城」など。
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紙の本
小泉首相の演説引用本。
2003/10/01 18:19
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小泉首相所信表明演説(2003.9.26)がありました。そこでの引用に
『人間の素晴らしさは、自分のことを悲観的に思わないことです』とあり。
「これは、司馬遼太郎氏が、子供たちに贈った言葉です」と語っていました。
さて、司馬さんから子供たちへというのなら、小学国語の教科書に掲載された「洪庵のたいまつ」と「21世紀に生きる君たちへ」の2つの文が、思い浮かびます。
短いのであたってみました。ところが教科書掲載の文には、どこにもない。ひょっとしたら「風塵抄」にでもあるかもしれないとパラパラとめくってみたのですが、ちょいと見つけられませんでした。
けれども、どこかで聞いたことがある言葉です。
おそらく、これではないか?
と思われる箇所がありました。
それが、今回紹介する本に掲載されています。
題は「人間の荘厳さ」。司馬さんが書いた教科書の編集趣意書です。
長さは原稿用紙一枚分。
そのはじまり
「人間は、鎖の一環ですね。はるかな過去から未来にのびてゆく鎖の。人間のすばらしさは、自分のことを、たかが一環かとは悲観的におもわないことです。ふしぎなものですね。…」
この「たかが一環かとは」を略して、引用したのじゃないかと思うのです。
「鎖の一環」を自民党としてみたり、いろいろと類推するお方がおられる。
それをそのままに引用すれば、アテツケに感じる方もおられる。
言葉は慎重に選ばなければならない。というのも、小泉首相は恐らく司馬遼太郎から学んだのかもしれませんね。
なお、この引用されたと思われる「人間の荘厳さ」は、
この本にだけしか掲載されておりませんでした。
この本の、もう一つのうれしい特徴は、
「人間の荘厳さ」「洪庵のたいまつ」「21世紀に生きる君たちへ」が英文対訳になっていること。その訳の監修にドナルド・キーンの名前があること。
そうそう。いつも所信演説での引用本を探すマスコミも、今回はあんまり感心がないかのようで。どこも、いまだ引用本には触れておられないようです。