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2016年7月期メディア化特集(~7/28)

はてしない物語 上(岩波少年文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 106件
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  • カテゴリ:中学生
  • 発売日:2000/06/14
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波少年文庫
  • サイズ:18cm/329p
  • 利用対象:中学生
  • ISBN:4-00-114501-4
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

はてしない物語 上 (岩波少年文庫)

著者 ミヒャエル・エンデ (作),上田 真而子 (訳),佐藤 真理子 (訳)

少年バスチアンが読んでいた本の中のファンタージエン国は、正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前に…。現実と物語が交じり合って壮大な世界をくり広げるファンタジー。【「TRC ...

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はてしない物語 上 (岩波少年文庫)

821(税込)

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商品説明

少年バスチアンが読んでいた本の中のファンタージエン国は、正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前に…。現実と物語が交じり合って壮大な世界をくり広げるファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ミヒャエル・エンデ

略歴
〈ミヒャエル・エンデ〉1929〜95年。ドイツの児童文学作家。俳優を経て執筆活動に。著書に「モモ」「サーカス物語」ほか。

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みんなのレビュー106件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

「物語」が力をなくす時代への警鐘

2008/04/19 13:58

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「幼心の君」が統べる空想の世界ファンタージエンを「虚無」がむしばむ。ファンタージエンの虚無に飲み込まれた住民たちは、人間世界では「虚偽」となる。ファンタージエンの危機を救うには、人間世界からだれかがファンタージエンを訪ねてきて、幼心の君に新たな名前を与えなければならない。空想の世界を「虚偽」と思う人ばかりになり、ファンタージエンの存在を真正面から考える人はいなくなっている……。
 そんな状況のなか、小太りでうだつの上がらない男の子バスチアンが1冊の本を通してファンタージエンに乗り込み、「幼心の君」に名前を与え危機を救う。
 「幼心の君」から全能の騎士としての力を授けられ、自分の望み通りにファンタージエンの歴史を作り、生物を生み出す。が、「望み」をかなえるたびに、過去の記憶を1つずつ失っていく。小太りの気の弱い子だったこと、学校の記憶、最後は両親のことまで。元の世界に戻りたい、という気持ちすらもなくし、ファンタージエンの帝王になる野望を抱くようになる。
 過去のほとんどを忘れ、帝王になろうという直前、親友の反乱によってその道を阻まれる。
  人間は過去の記憶がなければ未来への「望み」も生まれない。すべての「記憶」をなくしてしまえば、あとは望みも何もなくなってしまう。そのことに気づかされる。
 夢や希望が力をもたない現代は「物語」が力をなくしている。空想の力が弱まり、「仕事に役立つこと」ばかり考えるようになれば、人間の精神はどんどん枯れていく。人間の精神が弱まれば「物語」の力もますます弱まる。その悪循環にあることを暗示している。
 バスチアンが過去の記憶を忘れ、権力の妄執にとりつかれていく様子も、子供のころの夢や希望を忘れ、仕事と出世ばかり全勢力を注ぐ大人を象徴している。人間にとって本当に大切なものってなに? そのために私は何をすればいいの?、という問いかけができなくなっていく怖さ。
 権力の頂点にのぼりつめ、そこでいっさいの「望み」をなくしていることに気づくのは、定年後の濡れ落ち葉を思わせる。
 「自分が他の何者かに変わろうというのではなく、自分のあるがままを評価し、自身が少しずつ変わっていこうとするのが大切だ」という趣旨の文章があった。言い換えれば、他人との比較で自分を評価するのではなく、今の自分より少しずつ成長していくことを評価する、ということなのだろう。
 他者との競争を強いられる日々のなかでつい忘れてしまう考え方だ。
 心を絶えず新鮮に、守りに入らないように、ニヒリズムに陥らないようにするって、大変だけど、とても大切なことだ。

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紙の本

本好きにはたまらない

2016/06/10 19:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分が大好きな本の世界に入り込めるなんて、本好きなら一度は夢想することだと思うのですが、児童書なのにそんなに甘くはないという内容で、大人が読んでも十分楽しめる内容です。久々に「もう一章読んだら寝よう」と思うのに、止まらなくなってしまって、どんどん読み進めてしまった本です。

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紙の本

不朽の名作

2016/01/12 22:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とと - この投稿者のレビュー一覧を見る

子ども向け、と思われがちなこの本。大人が読んでも、引き込まれるし、学ぶところが多いです。ある少年は、本を万引きします。学校の隅っこに隠れてどんどん読み進めていくと、本の世界の中に引き込まれ。。。 本の中にいる姫を助ける旅に出ます。何がいいかというと、この主人公は、心が強いわけでも、体が強いわけでもない、等身大のちょっと弱い男の子、ということ。どんどん感情移入して、応援したくなります。

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紙の本

時間のあるときに向き合いたい作品。

2015/08/28 03:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

突然体調を崩して、寝たきりになったときに読んだのが本作。
幼い頃に見た映画はかすかに覚えていたが、これは別物と思ってよみはじめた。

大人になってから読んでよかった。一章ごとの中表紙もエンデ作だ。
凝った飾り文字に、章のモチーフが潜んでいるので2度見3度見。

バスティアンは映画より救いようがない子だし、上巻の後半ではだいぶ裸の王様状態だ。
・人は、弱いところを刺激すると相手を簡単に信用する
・多くの人が、第一印象に多くの判断をゆだねている
心理学で見られる類の言葉が何度も頭をよぎった。
物語の中でなら手痛い目に遭ってもなんとかなるが、現実はそうは行かない。
ならば、慎重に歩く手段を一個でも多く持つべきだ。
そう思えただけでも収穫はあった。

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紙の本

今、現代人に問われているもの−『はてしない物語』の世界から−

2000/08/01 15:40

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:羽生田 敏 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』は、映画「ネバーエンディング・ストーリー」(1984年)で多くの人々に知られている。

 この作品の主人公であるバスチアンは、背の低い太った十才ぐらいの少年である。彼は、母を失い父との関係もよくない。それに、学校ではいじめられっ子であるが、想像力は大変豊かである。

 バスチアンが、古本屋から盗んできた本(『はてしない物語』)を、学校の屋根裏で読みだすところからこの物語は始まる。この本は、現実の世界はえんじ色、ファンタージエン国の世界は緑色で書かれ、この二つの世界をたくみに組み合わせて展開されていくところがみごとである。

 さて、バスチアンが、学校を休んでひそかに読み進める本には、虚無によって荒廃していくファンタージエン国が描かれている。その様子を、“葉が色という色を失いぼんやりとくすんだものになっていた”と表現されているが、それはバスチアンの暗い心を表現しているのかもしれない。

 ファンタージエン国の救い主として、少年アトレーユが活躍するし、作品の後半で、バスチアンが「月の子!今ゆきます!」と叫んだ瞬間、バスチアンは、ファンタージエン国に入り込む。

 だが、バスチアンは、野心にとりつかれ、人間としての自分を忘れてしまう。そして、ひとりぼっちの世界をさまようが、<変わる家>のアイゥオーラおばさまから、愛の大切さを教えられる。そして、最後に、太っちょの気の弱い少年にもどったバスチアンは<生命の水>に入っていくのである。

 — 今はあるがままの自分でありたいと思った。(略)世の中には悦びの形は何千何万とあるけれども、それはみな、結局のところたった一つ、愛することができるという悦びなのだと。

 こう悟ったバスチアンは、現実の世界にもどっていくが、そこで会った父の目には涙が光っていた。前とちがった生気に満ちたわが子を見たからである。即ち、ファンタジーエン国から帰ってきたバスチアンは以前よりたくましく成長し、真実の愛を自覚していたのである。

 エンデの書くファンタジーの世界は、単に作品の中のことではない。ファンタジーエン国の虚無は、現代社会が抱えている一つの病理を象徴している。それを新しい発想で解決するために、真のファンタジーの世界を旅することができるかが、今、現代人に問われている課題のように思われてならない。

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2004/10/09 19:09

投稿元:ブクログ

高校の時に図書室で借りて読みました。
これじゃなくて、1冊にまとまった赤い表紙の本だったんだけどな…
なんだか読んでいて、ワクワクしました。
お話が本から展開していくからかなぁ。

2005/01/10 23:41

投稿元:ブクログ

読んだのはこれじゃなくて、臙脂の表紙の蛇が描かれたすごい分厚いやつ。小学校の時『分厚さ』に惹かれて借りてきて一気に読んだ。しばらくしてからまた借りた。本気で果てしない。

2007/06/23 10:25

投稿元:ブクログ

今日は、Brunnhilde の大好きな物語作家ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」です。  これは「モモ」を読んじゃうとどうしても素通りできない作品なんですよね〜。  で、ここまでくるとこの延長線上にあるのは「鏡のなかの鏡」で、「鏡のなかの鏡」は岩波少年文庫のラインナップには含まれていないんですよね〜  ま、“それはまた別の物語”ということで、何はともあれ今日は読了した「はてしない物語」のお話をしようと思います。

これも Brunnhilde の大好きな作品の1つです。  この物語を読むと「自分」を省みずにはいられなくなって、そこがちょっと辛いところ・・・・ではあるのですが、それでも折に触れて手に取りたくなる作品です。  何となく「物語の起源」・・・・みたいなものを感じさせてくれる物語なんですよ。

前半のファンタージェン(物語の舞台)の危機からアトレーユ(前半のヒーロー)&フッフール(ヒーローをサポートする幸福の竜)の冒険活劇部分はどちらかというと「ワクワク、ドキドキ」の動の世界。  思わず、「頑張れ! アトレーユ」と声をかけたくなってしまうような物語です。  で、Brunnhilde の傍らで一緒に「頑張れ! アトレーユ」と声をかけていたように感じられていた バスチアン が物語の世界にすぽっとはまりこんでしまって、後半の物語が紡がれ始めると、どうしても自分の内面と向き合わずにはいられないような気分になってくるのです。  いえね、物語はバスチアン編も波乱万丈で決して「静」の物語というわけではないんですよ。  でもね、読んでいる Brunnhilde の気持ちの問題としてはどちらかというと「静」なんですよね〜。

何かを得るたびに何かを失い、しかもその自覚がないバスチアンに現実世界での自分を重ね合わせてみたり、短絡的に「よかれ」と考えてすることが決してよい結果をもたらさないことに傷つくバスチアンの姿に、自分の日頃の行い、振る舞いがダブってみたり・・・・。  そしてあるがままの自分を受け入れることの大切さに気がついたバスチアンに、自分の中にある「変身願望」の浅はかさに気がつかされたり・・・・。

この物語の中のキーパーソンの名前・・・というか呼び名がとっても素敵です。  「幼なごころの君」。  そしてバスチアンがこの「幼なごころの君」に「モンデンキント(月の子)」という名前をつけることによって、物語の世界の登場人物になってしまうわけだけど、この「名前をつける」という行為を大切に考えているあたりは、とっても東洋的な発想のような気がします。  何となく・・・ではあるのですが日本の「言霊」の世界観と通じるところがあるような。  さらには、この物語の紋章とも言うべき2匹の蛇が互いの尾を噛んでいるというイメージも東洋的な「陰陽」の世界に通じるところがあるような気がします。

人間以外の不思議な生き物の口を介して語られる様々な断片は、時に現代人への皮肉だったり、現在の社会システムに対する警鐘だったりするんだけど、これが人間の道徳やらいわゆる「大人の理性」とは無縁の生き物が語っている言葉なだけに、ちょっとだけ素直に耳を傾けたくなったりもするし・・・・(笑)

この物語を読んでいると Brunnhilde 自身も「あかがね色の絹張り表紙でそこに2匹の蛇が浮き出ている」装丁の本の世界に飛び込んでみたいような気分になります。  そういえば、田舎の両親の家に置いてきた本はまさにそんな装丁の本だったっけ・・・・。  この本に関しては文庫も決して悪くはないけれど、あのちょっとだけ高級感のある装丁の電話帳みたいに分厚い本を大切にしておきたいなぁ・・・・。

さてさて、次は何を読もうかしら、コレアンダーさん??(この物語に登場する古本屋の主人でファンタージェンに行ったことのあるブルドックのような顔のおじさん)


ファンタージェンへに入り口はいくらでもあるんだよ、きみ。  そういう魔法の本はもっともっとある。  それに気がつかない人が多いんだ。  つまり、そういう本を手にして読む人しだいなんだ。
 

なるほど・・・・。  ま、じゃあ次もできることならファンタジー系へいってみるのがいいのかなぁ・・・・  それは乞うご期待・・・・ということで(笑)

2005/09/06 22:43

投稿元:ブクログ

向かい合った鏡を覗くと、何重にも重なって自分が見える、そんな感覚に物語を読んで陥った。
バスチアンは彼の読んでいる本の中の主人公アトレーユを、私は私の読んでいる本の中の主人公バスチアンを追いかけている。

テレビ社会の発想の受身に対して警鐘を鳴らしているかのようにも感じた。発想は自分からしないといけない。もたらされている発想は発展がない、みたいな。

エンデが映画化にあたって、クライマックスが彼の気に食わないものだったとして訴訟を起こしたと言う点を耳にし、本に興味をもったのだが、そんなことはどうでもよくてもっと早くこの本に出会っていたかったとただ思った。

2006/01/21 21:27

投稿元:ブクログ

映画「ネバーエンディング・ストリー」の原作です。
レポートやるために再読。本当に奥が深い作品です。映画より原作の方が深くておもしろいからお勧めです。

2005/09/22 23:46

投稿元:ブクログ

本当は上下巻でないでっかいやつを持っているのだが、これで代用しよう。大好きな大好きな本。中学1年生の頃に出会ったと記憶しているが、本当に主人公の少年セバスチャンのようになりたかった。こんな本に出会ってよかったと思えます。

2006/02/10 17:14

投稿元:ブクログ

癒されること、愛されること、そうして愛することの物語です。それはアトレーユや幼心の君であり父親やバスチアン自身も含みます。旅は、古本屋で始まって古本屋に帰着します。物語を果てしないものへと完結させて。

2005/09/23 22:16

投稿元:ブクログ

持っているのは上下巻に分かれていない本なのですが。。。ないのでしょうがない。
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作。
だけど映画になっている前半部分より、後半にこそ、この物語の真髄があるのではなかろうか。(そう思っている人は多いハズ)
自らが物語りの中に入ってゆくような、摩訶不思議で気持ちの良い錯覚に陥る。

2005/09/28 22:55

投稿元:ブクログ

ハードカバー版を持ってます。装丁も大好き。たいていの本は内容が読めればいいので文庫で十分ですが、これだけは絶対にハードカバー版を手放したくない。

2005/10/08 15:23

投稿元:ブクログ

小学校5年生くらいの時に読みました。当時、だいぶこの本に引き込まれました。本を一度手にとってみてください。確か青字と赤字で書かれていて、主人公が現実と本の中をリンクしていくお話だったと思います。忘れていた本だったけど、今度実家に帰ったらみてみようと思います。

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