スケバン刑事 第1巻 誕生 (白泉社文庫)
- 全体の評価
(1件のユーザーレビュー)
- あなたの評価
この商品を評価して本棚に反映
評価しました! ×
- 税込価格:591円(16pt)
- 発行年月:1995.3
- 発送可能日:購入できません
- 本 文庫
- 今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
- hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!
「スケバン刑事 第1巻 誕生」が含まれるセット商品
- 和田 慎二
-
(レビュー:1件)
- 税込価格:7,294円(208pt)
- 発送可能日:購入できません
ユーザーレビュー- 「スケバン刑事 第1巻 誕生」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/07/07 01:40
和田慎二さん逝去~戦うヒロインを描き続けた漫画家の代表作~
投稿者:星落秋風五丈原(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
別冊マーガレットで『クマさんの四季』というほのぼのした作品を描く一方で、財産を狙った親戚にはめられて犯罪者となったヒロインを主人公に据えた『大逃亡』を著すなど、純然たるラブストーリーが少女漫画で人気だった時代に、コメディ・ミステリー・アクション・神話・ホラーと幅広いジャンルで作品を発表していた漫画家の一人でした。別マ時代から復讐譚『銀色の髪の亜里沙』など、戦うヒロインを描く傾向が強かったのですが、その魅力が花開いたのは『花とゆめ』で連載され、TVドラマ化、映画化もされた『スケバン刑事』ではないでしょうか。くしくも、未だ未完である美内すずえさんの『ガラスの仮面』と同じ号で連載開始されていました。
警視総監と取引して、学生刑事として学校に潜入して事件を解決する麻宮サキ。但し刑事であることは秘密であるため、立場はあくまでスケ番。世間からも学校からもはみだし者で、天涯孤独の身の上である彼女の傍には、その人柄を慕って多くの人が集まるようになる。但し、友人や仲間が増える一方で、敵も増え、やがて日本征服を企む強大な敵と戦う運命が、彼女を待ち受けている。
この作品は文庫で持っており、何度読み返しても飽きることなく、最後まで魂を持っていかれます。同氏の別作品『超少女明日香』のように、特殊能力を持っているわけではない。学業の成績は極めて悪い。自慢は腕っ節とヨーヨーだけ。そんな彼女が学生を思う気持ち一つで、なりふり構わず悪に立ち向かっていく姿勢、敵の悪は悪として断罪するが、潔さや人柄まで全否定しないフェアな態度が、共感を得たのだと思います。また、彼女の前に立ちはだかる敵達や脇役ひとりひとりにきっちりと見せ場を与えて、手を抜いていない点も好印象でした。
出版自体の業績も思わしくないため、和田さんだけでなく、リアルタイムで読んでいた漫画家が今いったいどこで活躍しているのか探すのが、今大変難しくなっています。そんな中で、愛読していた漫画家の訃報を聞くのはとても寂しく思います。和田さんの冥福を心よりお祈りいたします。








