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箱舟はいっぱい(小学館文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 21件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1995.8
  • 出版社: 小学館
  • レーベル: 小学館文庫
  • サイズ:16cm/293p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-192063-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

箱舟はいっぱい (小学館文庫 藤子・F・不二雄<異色短編集>)

著者 藤子・F・不二雄 (著)

箱舟はいっぱい (小学館文庫 藤子・F・不二雄<異色短編集>)

607(税込)

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書店員レビュー

MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

心躍るアイデア、その見せ方!全…

MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店さん

心躍るアイデア、その見せ方!全て嬉しいF・不二雄の短編たち!ときに笑ってときに考えさせられる懐の深さも。ああ日本人でよかった・・・!ピカイチは[箱舟はいっぱい]収録のこれ「あのバカは荒野をめざす」説得できなかった昔の自分に満ち足りて歩き出す主人公の姿はまさに人生賛歌・・・・!!!文芸 工島

みんなのレビュー21件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

SF(少し不安)な物語

2011/10/01 11:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

収録作品は次の12作品。

「箱舟はいっぱい」
「権敷無妾付き」
「イヤなイヤなイヤな奴」
「どことなくなんとなく」
「カンビュセスの籤」
「俺と俺と俺」
「ノスタル爺」
「タイムマシンを作ろう」
「タイムカメラ」
「あのバカは荒野をめざす」
「ミニチュア製造カメラ」
「クレオパトラだぞ」

初めて掲載されたのがいずれも青年誌のため、ブラックな内容が多い。


「イヤなイヤなイヤな奴」
長距離宇宙貨物船は、閉ざされた空間内で、同じメンバが長期間、顔をあわせ続けているため、
次第に全員が異常な精神状態になっていく事が多い。
そのために会社がとった防止策は・・・。

「共通の敵」がいる時が一番まとまる、というのは、まさにその通り、としか言いようがない。
が、その「共通の敵」が見えなかったり、身近に感じられなかったりする「目の前に見える」ものでなかったりすると、逆に全然、まとまらない。
どこかの国のセンセイ達が見事に証明してくれたのは記憶に新しい。


「どことなくなんとなく」
いつもと変わらぬ日常が続いているはずなのに、何か違和感を感じる。
起きる事の一つ一つは全く何もおかしい所はない。むしろ、なさすぎる所に疑問を感じる主人公。

今、現実だと思っている事が実は夢でしかない、という「胡蝶の夢」(あるいは映画の「マトリックス」)のような話が本当だったら・・・
よく考えると読んでいて不安になってくるような作品。


「カンビュセスの籤」
究極の選択を迫られる怖い話。
一人さえ生き残れば、クローンなどの技術で人類は再生できる、と言われても、そんな状況に耐えられるか、まったく自信がない。
というより、耐えられない自信がある、と言った方がいいかもしれない。


「ノスタル爺(じい)」
太平洋戦争の終戦を知らず、孤島のジャングルで30年暮らしていた主人公。
奇跡的に発見され、日本に戻るも、故郷はダムの底に沈んでいた。

近づける所までは近づこうとすると、水の底に沈んだはずの村が目の前に広がっていた。
なぜかは分からないが、主人公は過去の世界に行ってしまったのだった。

過去の世界では、ひどい待遇を受けてしまうが、それでも、過去に残る決心をする主人公。
「現在」とは接点がほとんどなくなってしまった主人公にとっては、「過去」が「現在」なのだろう。

ラスト、ひどい待遇にも関わらず、失った「過去」で暮らす主人公の満足そうな表情が印象に残る。

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紙の本

こんな本は見たことない

2016/04/14 00:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ボランチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

藤子先生の作品というとドラえもんに代表されるような夢や希望に満ち溢れた大人が子供にぜひ見せたい!という漫画っていう印象がものすごく強いんですが、その分この異色短編集を見て「え!?」という感覚に襲われます。ぜひ大人の方に読んでほしい傑作異色作品集です。

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紙の本

藤子・F・不二雄の大人向け短編

2015/08/19 15:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オキシジェン - この投稿者のレビュー一覧を見る

藤子・F・不二雄さんの大人向けの短編がつまっています。
どの作品も、考えさせられるものばかりで、何回も読み直してしまいます。
ドラえもんが好きな大人なら、楽しめると思います。

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2005/09/05 03:40

投稿元:ブクログ

ユーモアたっぷりの不二子F短編集。
「カンビュセスのくじ」「箱舟はいっぱい」が特に好き。
「ミートキューブの作り方はね・・・」「なんだか風が出てきましたな。」ゾクっとした・・・

2007/05/18 17:26

投稿元:ブクログ

5月17日に読みました。
「気楽に殺ろうよ」同様、やはり話題は結構暗いものばかりです。が、読者も考えさせられるような話題もいくつか盛り込まれています。
でもやたら裸が多いような気がしないでもない。

2016/04/30 00:05

投稿元:ブクログ

藤子・F・不二雄短編集の第三弾。

相変わらず、ブレなしの作品。
未来を見据え、科学を考慮し。
それでも尚ナンセンスに漫画に昇華している。
どこかシュールでニヤリとする作品。

2009/04/16 23:09

投稿元:ブクログ

「イヤなイヤなイヤな奴」最後まで結末わかんなかった。敵をつくって一致団結、って昔からよくある手段。人間てほんと浅はか。

「宇宙人レポート サンプルAとB」こういうシュールなの好き。そんでもってシュールじゃない締めもいい。


「どことなく なんとなく」これ小さい時からすごく思ってた!!!!日本語も英語もラテン語もアラビア語も、重力も惑星の軌道も相対性理論も砂糖が水にとけるのも、親も友達もみーんなわたしの想像じゃないかって。やっぱりみんな思うんだなあ。

「ノスタル爺」そういうことか!お爺さん!

2009/05/14 12:13

投稿元:ブクログ

全然よんだこと無かったけど藤子・F・不二雄すっげー!!と思わせられた。やられた。
手塚治虫よりもニヒルで冷たい感じ、リアルです。

2012/02/05 19:53

投稿元:ブクログ

カンビュセスのエピソードに矛盾がある気がする。
クローン等の生物再生技術があるのなら、23回も犠牲者を出さす前に、自分たちのコピーを作って、それをミートキューブにすればいいのでは?

本作では時間をテーマにしたエピソードが多かった。

2014/05/09 17:35

投稿元:ブクログ

[ノスタル爺]は最高傑作だと思う。
にしても改めてタイプしてみると、このタイトル酷いな。しかし、すごい切ない話でもギャグっぽいシンプルな絵とストーリー。もう様式美。だからこそ、無駄な部分はなく、惜しげも無く、あっさりとまとめてしまった。だから、こんな安いタイトルでもいいんです。

2008/07/14 02:16

投稿元:ブクログ

ぼくの好きな2編が収録されている巻。「イヤなイヤなイヤな奴」は“にくまれ屋”という将来確実にニーズが生まれる職業を作り出した。「カンビュセスの籤」は食人の背徳的ななんとも言えない美味な感じが恐ろしい。

2011/01/23 18:31

投稿元:ブクログ

藤子・F・不二雄異色短編集の3冊目。
「箱舟はいっぱい」実際に彗星がぶつかるとなったらこんな感じになるんだろうな。公表したらパニックになるの間違いないもんな。
「イヤなイヤなイヤな奴」チームワークを高めるためには、たしかに憎まれ役は必要。ただずっと一緒に過ごしていくのであれば絶対に無理。
「カンビュセスの籤」生き残るためとはいえ仲間を食べていくのは辛い。

2011/01/23 23:10

投稿元:ブクログ

「ノスタル爺」はせつない。郷愁。
人間は分岐点にもどって償いをしてやっと自分を回復することができる。

2015/02/10 11:04

投稿元:ブクログ

今回はタイムマシンやミニチュアカメラも出てきて大人のドラえもんって感じだ。読んでいると感覚がグラっと揺らされる

「イヤなイヤなイヤな奴」が面白かったな。初めは何か企んでいる陰険な奴かと思いきや、それこそが目的だったとは

希望の見えるような終わり方のもあれば、お先真っ暗なものもあるのが良い

2014/03/27 12:51

投稿元:ブクログ

映画バックトゥザフューチャーの中で、ドクが黒板に左から右へ横線を引いて、さらにその線の半ばから伸ばした枝を、左から右へ書く。本線の先に「現在a」、枝の先に「現在b」を示す。そんなシーンがある。

本書で描かれる短編はいずれも、起こり得る「現在b」だ。あるいは、手塚治虫「火の鳥 未来編」を感じるかもしれない。

現在aと現在bは、どちらが正しい、あるいは、どちらが幸福かという、作り物の二元論を除いた世界を問うてくれる。それを知っているからこそ古今東西で、取り上げられる文法であり続けるのだろう。

現在aと現在b。それは不幸な兄弟なのかもしれない。

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