オルフェウスの窓 1 (集英社文庫 コミック版)
- 全体の評価
(1件のユーザーレビュー)
- あなたの評価
この商品を評価して本棚に反映
評価しました! ×
- 税込価格:610円(17pt)
- 発行年月:1999.4
- 発送可能日:7~21日
- 本 文庫
- 今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
- hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!
「オルフェウスの窓 1」が含まれるセット商品
- 池田 理代子
-
(レビュー:1件)
- 税込価格:5,750円(164pt)
- 発送可能日:購入できません
ユーザーレビュー- 「オルフェウスの窓 1」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/09/15 04:19
何度でも読み返したくなります。
投稿者:apple(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
『オルフェウスの窓』は激動の時代に流されそうになりながらも必死に生きた人々の物語です。まずこの物語には本当にたくさんの人々が登場しますが、中でも特に中心となっているのがユリウス、クラウス、そしてイザークの三人でしょう。もちろん、ユリウスとクラウスの恋も感動したのですが、私が一番惹かれたのはイザークでした。ピアノを弾くことに情熱を傾け、そしてピアノの前で苦悩する彼の姿に、胸が痛むほど感動しました。また物語の中にでてくる曲も各々のシーンにぴったりのものが多く、それが物語を盛り上げているな、と感じる所もありました。一番の例はイザークがベートーベンの「皇帝」を弾くシーンだと思います。あの華やかな場面にふさわしい曲はこれ以外にはない、と感じましたし、この場面を読むと本当に「皇帝」が聴こえてきそうなくらい盛り上がります。イザークの葛藤は彼が成功をおさめた後も続くのですが、本当に目が離せないのです。また、音楽や芸術に携わっている方はイザークに共感できる部分が多いのではないかと思います。
『ベルサイユのばら』を読んだ時もそうだったのですが、この物語でも著者の池田理代子さんの知識には驚かされます。音楽の面では実在のピアニストであるヴィルヘルム・バックハウスが登場したり、歴史の面ではロシア革命が大変分かりやすく描かれていたり……と例を挙げればきりがないのですが、本当にすごいと思います。実際、私はボリシェビキとかメンシェビキの勢力関係の複雑なロシア革命が苦手だったのですが、『オルフェウスの窓』を読んで興味が湧き、好きになってしまいました。
『オルフェウスの窓』は本棚に手をのばして、何度でも読み返したくなる本です。そして読み返す度に感動してしまう物語です。それはこの物語に純粋な心を持った登場人物が多いからかもしれません。








