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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.1
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/362p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-406604-4
  • 国内送料無料

紙の本

リセット

著者 北村 薫 (著)

想いは時を超えて生きつづける…。苛酷な時代を生き抜いた真澄のせつない恋。求め合いめぐりあう二人。そして月日は流れ、星はまた空に降る…。「スキップ」「ターン」に続く、「時と...

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商品説明

想いは時を超えて生きつづける…。苛酷な時代を生き抜いた真澄のせつない恋。求め合いめぐりあう二人。そして月日は流れ、星はまた空に降る…。「スキップ」「ターン」に続く、「時と人」の3部作完結編。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

北村 薫

略歴
〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。「夜の蟬」で第44回日本推理作家協会賞を受賞。他の著書に「秋の花」「冬のオペラ」「覆面作家の夢の家」など。

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みんなのレビュー46件

みんなの評価3.5

評価内訳

三部作完結品にはピッタリ

2001/10/17 19:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:One - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『スキップ』『ターン』とも、それぞれの世界観があって、とても良かった。北村ワールドらしい、明るい女の子が主役となる物語は、読んでいて、退屈を感じさせないです。
 その完結編の『リセット』は、期待以上でした。戦争が舞台となった時代背景はあまりにも切なく、さらに、その頃の幸せが淡々と語られていく様が、悲しさを増幅させ、胸がつまれる想いがしました。『秋の花』で、人間の死に対する尊厳を、優しく、且つ厳しく説いた北村先生の想いが、この本で、さらに深みを増し、一冊全体に染み渡っていると思います。
 生と死の、嬉しさと儚さが、交互から押し寄せ、やがて本を閉じた時には、何かしら優しい気持ちになると思います。

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時を越えてめぐり逢う魂の物語

2001/04/06 17:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:吉野桃花 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 <時と人>三部作の三作目。締めくくりのこの作品は、すんごくロマンチックである。
 戦中に、女学生だった真澄と、ほんの数回すれ違うようにして会っただけの修一は、互いにひかれあう。二人の間に何が起こったというわけでもないが、相手がなんとなく自分のことを好きだというのはわかるものである。しかし、空襲という、どうにもならない時代の産物に二人は引き裂かれてしまう。
 相手を想う気持ちは時間を超え、その魂がまたこの世に生まれてくる(話の大すじは「海のオーロラ」(里中満知子)みたいな感じ。あんなに何回も生まれ変わらないけどね。)。

 もし、これが現在の話だとすれば陳腐に感じてしまっていたかもしれない。でも!戦中に青春期を過ごした少年少女の心残りというのは、なるほど生まれ変わってしまうほど強いだろう、と納得できる。そこがうまいな、と思う。
 亡くなった人も、生き残れた人も、大いなる心残りがあるはずだ。いや、生き残れた人の方が、その後の時代を見、戦中を俯瞰できるようになったことで、余計に苦しいかもしれない。
 「おばあちゃんもこんな娘時代を過ごしたのかな。そして戦後の混乱を生き抜いた。今は、ああして笑っている。人生を振り返ってみたとき、幸せだったというだろうか。」と祖母のことを思い、切なくなった。
 せめて戦前、楽しい子供時代があり、胸に残る思い出があればいい、と思う。が、それを聞くのはなんだか恐くて、ずっと聞けずにいる。戦争のことを思い出させて辛い気持ちにさせるのが嫌なのだ。
 もう祖母も80歳になった。祖母に会えなくなる前に、昔のことを聞いておきたい。楽しかったこと、悔しかったこと、いろいろ。
 そういうタイミングと時間が訪れてくれることを願う。読み終えて、そういうシンとした気持ちになった。心のなかに、じんわりとしみこんでくる上品な物語だ。

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後半の盛り上がりは秀逸

2001/01/27 14:39

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投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小学生だった真澄は、優子さんの家で修一に出会います。それが淡い初恋のは始まり。第一部の時代設定は、第二次世界大戦前後。いくらお金持ちの集まる学校へ通っていても この時代では勉強などできません。学校は軍事工場に変わり、そこで毎日、働かされます。想いを伝えたくても伝えられない、そして会うことすら簡単に許されない悲しい時代です。

 そして、第二部は現代。病院に入院しているお父さん(村上和彦)は、我が子のために、日記を言葉で残しておこうとします。テープに録音しながら、小学5年生からの回想が始ります。その日記に登場してくる、自宅で小学生に本を貸していた女性、その女性こそ真澄さんです。

 でも、この二人は、親子にしても恋人にしても ちょっと不釣り合いな年齢です。

 一気に読んだ前作の「スキップ」「ターン」に比べ、前評判がよかった割には、ちょっと物足りない気がしましたが、この二人が、時を越えてリンクする第2部の第4章あたりからの盛り上がりは、素晴らしいです。前半はゆっくり攻めて、後半一気に… さすが、北村薫さん!

 「想いは、時を越えるー希いはきっと、かなえられる…」
この意味が分かった時、いつの時代でも人を想う気持ちは変わらない… とても切ない気持ちになりました。もし、私が、お父さん(村上和彦)の立場でも、後世にこの素晴らしい出会いは伝えたいと願うでしょう。素敵なラブストーリーです。

 前回のしし座流星群は、南九州はあいにくの曇り空で見ることはできませんでした。あの星には、33年前、66年前、99年前… の人たちの沢山の願いが込められているのかもしれませんね。次のしし座流星群が見える頃には、生きているかどうか分かりませんが、私も願いを込めて見てみたいです。

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「時と人」シリーズ完結作

2001/01/22 09:33

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投稿者:remi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 久しぶりに本を読んで泣いてしまいました。
 『スキップ』と『ターン』に続く第3作にして完結編の本書は、『リセット』というタイトルです。
 本書は、二人の人間の回想録のような感じで物語が進んで行きます。第2次世界大戦中の真澄と昭和30年代の小学生和彦。そんなふたりがどのように交叉するのか。予想もつかない展開で物語は進みます。
 とてもせつないけれども、それでいて生きる強さを教えてくれる、そんな作品です。
 『スキップ』と『ターン』とあわせて読んでも楽しいですし、本書だけを読んでも十分楽しむことができると思います。

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乙女胸きゅん

2001/10/17 00:25

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投稿者:こまどり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どうしても空想でしか出会えない昔の少女文化は、現代の少女にとって憧れの的です。たとえその文化が戦時中のものであっても。ストーリーもステキだけれども、ところどころに出てくる小物達にドキドキしました。啄木かるたとか。嶽本のばらなんて目じゃないと思います。

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初めて乗るジェットコースタの爽快感

2001/03/12 13:09

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投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北村薫の作品は,初めて乗るジェットコースターに似ている.

 はじめは淡々とした文章が続き,「何がおきるのだろう」という期待とともに,「たいしたことないじゃん」という軽い失望を覚える.しかし,後半になり,坂を登りきったとき,一気に今まで少しづつ伏線としてためてきた,位置エネルギーが運動エネルギーに変わるのだ.その後は読者は北村ワールドに振り回されることになる.

 本作でも,「ジェットコースタ感覚」が十分楽しめる.病床の男の回顧,戦時中の女学生の生活,一人暮らしの編集者と少年など,一つ一つは生活雑記のように見える文章である.これが,後半で一つ一つに意味があることが分かった時の爽快感はたまらない.

 妻帯者の評者は,もし妻とこうなったらと考えるとぞっとすることもないではない.まあ,北村作品で現実問題を考えることがおかしいのであって,筆者と作り出す優しい世界を楽しめばよいのだ.

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「小説」の存在理由のわかる小説

2001/03/08 11:52

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投稿者:ヤスヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「小説が書かれ読まれるのは、人生がただ一度であることへの抗議から」という北村薫さん。その「小説」への想いがストレートにストーリーにされた傑作です。戦争中の芦屋を舞台に、真澄と修一、二人の中学生の時空を越えた恋愛の哀しさ美しさがテーマ。時空を越えた設定だけに、多少無理のある展開があり受け入れにくい人もいるかもしれません。でも、必ず最後まで読んでください。最後の2行で全ての出来事が必然的なものと心の底から信じることができます。少なくとも、信じたいと思えるはずです。読み終わった後、大げさですが「生きていく勇気」をもらい、私はとても励まされました。
 啄木を始め、物語の端々に出てくるたくさんの作家や本。そして獅子座流星群。それが物語のテーマである「時空を越えた出会い」にキラキラとした彩りを添えています。
 私も小学生のころ、修一と同じように、夜、歯を磨きながら同じことを考えました。「毎日やって来る、こんな平凡な瞬間なんて、絶対に記憶に残らないなあ」と。こんな共感できる箇所がたくさん詰まった小説です。

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ここには紛れもない人の生が表現されている

2001/02/17 20:15

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投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「時と人」三部作の第三作。完結してからまとめて刊行順に読もうと思って、大切にとっていいたが、完結編(といっていいのかどうか)を先に読んでしまった。どこかしら太宰治を思わせる語り口の冒頭から、いきなり北村ワールドがひらけてくる。丹念に綴られる日常、正確に読書中の感覚を書いておけば、退屈といえば退屈にも感じられる淡々とした叙述の積み重ねが、クライマックスの痛切のうちにくっきりと生きてくる。ここには紛れもない人の生が表現されている。円熟した芸を感じさせる作品で、ラストシーンは絶品。

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「優しい」時間をどうぞ

2001/01/25 16:35

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投稿者:ゆうき ようこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北村薫の作品は「優しい人が書いた優しい本」という感じがする。読みやすい文体、心優しい登場人物、日常そのものの風景とすこし不思議なハプニングと。
 この「リセット」についても同様である。ストーリーや手法に目新しさはない。しかし、何度でも読み返したくなる優しい時間が物語全体に流れており、それが読後の優しい気分につながるのが北村作品のいいところなのだ。

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三部作としてではなく

2002/07/24 00:52

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投稿者:タカイチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、ご存じの三部作の完結編であるが、その点から読むのではなく、単一の作品としてみる方がおもしろいと思う。
最初に、太平洋戦争前後の、真澄の生活ぶりが、語られるのだが、お嬢様学校にいる、人の、戦争体験が語られているのが、おもしろかった。
淡々とした、文章から、じわじわ戦争の悲惨さが、でていた。
惜しいのは、最後には、尻切れトンボのように、終わるところが何ともいえない。
真澄一人の観点から書くとおもしろかったように思う
(単にこのキャラクターが気に入っているだけなのかも)。

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待ちに待った作品ではありましたが

2001/03/18 21:05

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投稿者:どしどし - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まさしく待望の作品。『スキップ』『ターン』ともに面白かったし、前作『盤上の敵』は異色作ながら、個人的には、北村薫の中でも5本の指に入るほど気に入った作品でしたから。

 結論から言うと、『スキップ』『ターン』よりは落ちるという印象です。前振りが長すぎます。昔のシーンが面白ければ文句はないですけれど、途中で飽きてしまったというのが正直なところ。
 ただし、やっぱり最後は感動的でした。ですから、読んで損はなかったです。その感動に到るための前半部分だとしても、それにしたってもう少し途中で盛り上がるところがあったら、と残念に思います。

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あまり

2001/09/18 03:46

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投稿者:けやき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『スキップ』『ターン』と名作の続くこのシリーズなので期待して読んでみたが、がっかりだった。物語が冗長でつまらない。『スキップ』では失われたン十年間と『ターン』では繰り返される誰もいない世界と主人公は必死に戦っていたが『リセット』では生まれ変わって偶然再会…と、ちょっと物足りなさがある。

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1月19日今日のおすすめ

2001/03/01 11:30

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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

<時と人>シリーズ第3作ついに刊行!!
★宮部みゆきさんも絶賛!
『リセット』は、それぞれの世代の人が、それぞれの想いで、「じーん」とできる小説です。

想いは,時を超える。希いはきっとかなえられる・・・。
太平洋戦争末期、神戸の女学生だった真澄。
昭和三十年代はじめ、小学五年生だった和彦。
苛酷な時代を生き抜いて、三十数年に一度訪れるという獅子座流星群を待ちながら、幾重にも重なり合う二つの魂。
ただ一度の人は時という不思議な鎖とどのように繋がってゆくのか———
<時と人>のシリーズ第三作、待望の書き下ろし長編小説。


★北村 薫さんからのメッセージです★

『リセット』が出来ました

 何年も前に近刊と予告された『リセット』ですが、今度は本当に出版されます。お待たせして申し訳ありませんでした。しかし、実のところ、《物語には生まれるべき時期というものがあり、それは作者にも動かせない》というのが率直な感想です。

 全体のプロット、語るべきことは、以前からあったものです。しかし、筋は小説ではありません。
それにいかに肉付けするかが問題です。『リセット』の場合、実際に仕事に掛かろうとすると、まるで待っていてくれたかのように、様々な情報が入って来たり、偶然会った方が貴重なお話をしてくださったりしました。そういった種類の偶然が、今回は、書き始めてから何度もありました。《物語にとって、生まれるべき時が来ていたのだなあ》と思いました。

 さて、今までに書いた『スキップ』も『ターン』も、人間が、人間である限り誰でもその中にいる《時》というものと、向かい合う話でした。普遍的なものではありますが、それは、いってみれば単数の問題でした。
『リセット』の場合は、そこがちょっと違うと思います。我々は・・・

(▲このコメントは『小説新潮2月号』(1/22発売予定)からの抜粋です。続きを読みたい方は、そちらをご覧ください。尚、bk1では小説新潮は扱っておりません。予めご了承ください)

★<時と人>のシリーズ3部作を最初から楽しみたい方は『スキップ』『ターン』も合わせてお求めください。(単行本もございます)

※『リセット』の推薦コメントをお寄せいただいた宮部みゆきさんと北村薫さんの対談は、新潮社のPR誌『波』(1月号)でお楽しみいただけます。(詳しくは新潮社/TEL0120−468−465までお問い合わせください)

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2010/12/14 20:07

投稿元:ブクログ

主人公の女子高生が17歳から42歳の自分自身へタイムスリップして愛する人に時間を超えて会う話だが、それが分かるのは最終章でそれまでは戦時中の女子高生の日記や小学 5年生の日記が延々と続く。

戦時中の日々のディテイルとして読むと面白いが、こちらはいつタイムスリップするのだという興味が読んでるので平穏な話がだらだら続いてるように感じる。SF映画を見たいと思ってるのに文芸作品を見せられてるような。
Yahoo知恵袋で今読んでるとこだけどどこが面白いの?という質問があった。不思議に思うんですね。
最後になってガッテンがいって、それが面白いという人もいるのだけど、ワタシには手遅れでした。

2007/01/05 00:28

投稿元:ブクログ

戦中から戦後にかけての記憶。
輪廻転生と記憶という少々ファンタスティックな設定ではあるものの、時代背景の描写と登場人物たちの内面の葛藤はしっかりと書き込まれており、時代という時間の流れに沸き立つ悲しみと喜びに目を逸らしてはならないと感じた。