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社会的共通資本(岩波新書 新赤版)

  • 発行年月:2000.11
  • 出版社:岩波書店
  • レーベル:岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/239p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-430696-5

新書

  • 国内送料無料

社会的共通資本 (岩波新書 新赤版)

宇沢 弘文 (著)

紙書籍

864 ポイント:8pt

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この経済学者に続け

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2012/02/02 04:10

評価5 投稿者:良泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 世界的な経済学者である著者の思索の集大成ともいえるのが「社会的共通資本」である。
 社会的共通資本とは何か。本書より。
『社会的共通資本は自然環境、社会的インフラストラクチャー、制度資本の三つの大きな範疇にわけて考えることができる。大気、森林、河川、水、土壌などの自然環境、道路、交通機関、上下水道、電力・ガスなどの社会的インフラストラクチャー、そして教育、医療、司法、金融制度などの制度資本が社会的共通資本の重要な構成要素である。』
 都市も農村も、つまりわれわれの社会というものは、これらの様々な社会的共通資本を積み重ねて構成されている。
 われわれが住みよい社会をつくるということは、これらの社会資本の個々のパーツを大切にし、これらをいかに最適に組み合わせることができるかにかかっている。どれもおろそかにできない。
『ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する-このことを可能にする社会的装置が「社会的共通資本」である。』
『ゆたかな社会とは、すべての人々が、その先天的、後天的資質と能力とを十分に生かし、それぞれのもっている夢とアスピレーションが最大限に実現できるような仕事にたずさわり、その私的、社会的貢献に相応しい所得を得て、幸福で、安定的な家庭を営み、できるだけ多様な社会的接触をもち、文化的水準の高い一生をおくることができるような社会である。』
 しかし、いまの社会が、決して「すべての人々」にとっての「ゆたかな社会」と言える状態にないことは自明である。
 われわれは、これまできちんと本当の「ゆたかな社会」をつくる努力を怠らずにきたと言えるのか。
 自然環境。まず一番に、今の社会がこれまで最もないがしろにしてきたと言えるのがこれであろう。急激な都市化にともなう自然環境の破壊は説明するまでもない。いまの人間社会が成立しているのは、ただ単に、この地球が持つ奥深い生命力・キャパシティーのおかげ。そして、それも今や危うい。
 そして社会的インフラストラクチャー。先の自然環境に敵対させることなく本当に必要なインフラ整備が厳選され、なされてきたと言えるのか。誰のためのインフラ整備だったのか、問われて窮するものが、この国にはたくさん残っている。
 最後に制度資本。教育・医療が荒廃してきていることも言うまでもない。制度資本を国民のために整える役目を持つ為政者達は、もともと目的とする方向が違っていたようだ。一部の特権階級のためだけの制度資本が整えられていく。それは金融制度もしかり。いま多くの労働者が誤った金融政策のため、苦しんでいる。この国に、国民に目線をあわせた政治はない。
 この社会的共通資本の思想を考えてみたとき、この国が進んでいく方向が明確になる。
 国民のために声をあげてくれている、この老練な経済学者に続かなければならない。

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独占されるべきではないみんなの資産

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/25 23:39

評価4 投稿者:ホンの無視 - この投稿者のレビュー一覧を見る

社会において国民が共有する資本(インフラ、制度、自然環境)として、農村、都市、教育、医療、金融、環境が挙げられており、経済的な分析がなされている。

分析が1つの題材ごとに個別に完結しており、一見主張に統一感が無い様に感じるが、
重要なのは「みんな」がこれらの資本を利用しているという点である。

「社会的共通資本」について考える際だけでなく、「社会資本」は「不特定多数の市民が共用する」という点や、「誰が資産を利用するのか」を常に意識した上で経済について考えるのが重要な事なのだと感じる。

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社会的共通資本の紹介

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/03/22 19:50

評価4 投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨年2014年9月に亡くなった筆者の「思索の結晶」とカバーにある。
日本で最も著名な経済学者であり、日本人初のノーベル経済学賞の授与が毎年囁かれていた方らしい。

自分として宇沢氏の本は2冊目で結構分り易く説明されていると思う。
亡くなって半年以上経った現在でも書店では筆者の関連本が平積みされていて増刷されたり、新たに編集されて並んでいる。

「社会的共通資本」とは「一つの国ないし特定の地域に住むすべての人々が、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置を意味する。」とはしがきにある。

そして、その社会的共通資本は「自然環境、社会的インフラストラクチャー、制度資本の三つの大きな範疇にわけて考えることが出来る。大気、森林、河川、水、土壌などの自然環境、道路、交通機関、上下水道、電力・ガスなどの社会的インフラストラクチャー、そして教育、医療、司法、金融制度などの制度資本が社会的共通資本の重要な構成要素である」と言う。

この論に基づいて序章の「ゆたかな社会とは」から書き起こし、「社会的共通資本の考え方」「農業と農村」「都市を考える」「学校教育を考える」「社会的共通資本としての医療」「社会的共通資本としての金融制度」「地球環境」の計7章で構成された一書。

非常に分り易い論で中には経済学を多少知らないと難解な部分もあるが基本的に読み易くなっていると思う。
本書が刊行されたのが2000年、リーマンショックは勿論のことITバブルが日本で起きるよりも前に書かれた本であるが全く古びれない。

政治家とか教職員などにも官吏にと社会的な出来事に関心のある人にはお勧めの本だと思う。

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著者積年の学問的探求と社会政策的思索の蓄積に裏打ちされた静かな知的興奮を誘う書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2001/01/20 22:32

評価3 投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 本書第1章で著者は、社会的共通資本(Social Overhead Capital)の考え方をめぐって三つの説明を与えている。

 その一。社会的共通資本とは、「一つの国ないし特定の地域に住むすべての人々が、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置」(4頁)を意味する。具体的には、自然環境(自然資本)、社会的インフラストラクチャー、そして制度資本(教育、医療、司法、行政、金融制度など)の三類型があり、都市や農村も複合的な社会的共通資本である。

 その二。社会的共通資本は、「分権的市場経済制度が円滑に機能し、実質的所得分配が安定的となるような制度的諸条件」(4頁)であり、ジョン・デューイのリベラリズムの思想を根拠とするソースティン・ヴェブレンの「制度主義」(Institutionalism)の考え方を具体的な形に表現したものである。

 その三。社会的共通資本は、「それぞれの分野における職業的専門家によって、専門的知見にもとづき、職業的規律にしたがって管理、運営されるもの」であって、政府や市場の基準・ルールにしたがっておこなわれるものではない。《この原理は、社会的共通資本の問題を考えるとき、基本的重要性をもつ。社会的共通資本の管理、運営は、フィデュシアリー(fiduciary:受託・信託)の原則にもとづいて、信託されているからである。》(23頁)

 以下、農の営みとコモンズ(共有地:著者は「社」もしくは「農社」という訳語をあてている)をめぐる議論、ル・コルビュジエの「輝ける都市」批判とジェーン・ジェイコブスに準拠した「最適都市」(Optimum City)の提唱、さらに、「本来的な意味でのリベラリズムの理想」(3頁)が実現された「ゆたかな社会」の基本的条件としての学校教育と医療の制度、脆弱な制度資本である金融システム、そして最終章での地球環境問題(著者はそこで宗教やスピリチュアリティ、文化的伝統の問題と経済学をリンクしている)へと、著者積年の学問的探求と社会政策的思索の蓄積に裏打ちされた議論が続いていく。

 静かな知的興奮とともに読み終えて、社会的共通資本としての大学の意義は何か、あるいは専門家としての経済学者(たとえば新古典派)が管理運営する社会的共通資本とははたして何なのだろうかと考えた。

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社会的共通資本の重要性を指摘した本

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2001/01/29 22:12

評価1 投稿者:WAKU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は「豊かな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会を安定的に維持する」ためには、自然環境・社会的インフラ・制度資本(教育、医療、金融、司法、行政)などの社会的共通資本の整備が必要と主張する。そしてその管理・運用には、市場の論理や官僚の支配ではなく、専門家の職業的規律に従わなければならないと言う。

 これら社会的共通資本や公共財の最適供給問題は市場や官僚にまかせっきりではいけない、との指摘は意義のあるものだ。しかし、肝心の具体策に対して、「専門家による、専門的な観点からの運営・管理」とお茶を濁すのはいただけない。

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評価3 投稿元:ブクログ

2007/01/06 02:07

1月?
社会的共通資本という初めて聞く言葉であったが、この言葉の持つ可能性を本を読む中で感じた。社会的共通資本とは、社会全体にとって共有の資産として、社会的に管理・運用されるものと定義している。そして、筆者はそれらの例として、農村、都市、学校教育、医療などを上げ、それらは職業的専門家によって専門的知見をもち職業規律にしたがって管理されるべきものとしている。2章以降では、社会的共通資本の例示をあげつつ、説明している。少し残念だったのは、その2章以降の内容が、個別の章としては大変興味深かったのであるが、章全体として社会的共通資本と一般化して説明していくべき必要性をうまく納得できる程説明がなかった。

評価5 投稿元:ブクログ

2008/03/27 08:56

この本かなりお奨めです。そして宇沢さんの意見に賛成!
農業によりかかりすぎかな、という印象をうけるものの、このような経済と社会を結びつける視点がもてたらなぁと思います。
どこかできいたことあるぞ、と思ったらウェブレンの説をベースにしてるようですね。

2007,june

評価5 投稿元:ブクログ

2014/09/20 08:39

豊かな社会とは

すべての人々が先天的、後天的資質と能力を存分にいかし、それぞれの持っている夢やアスピレーションが最大限実現できるような仕事に携わり、その私的、社会的貢献に相応しい所得を得て、幸福で安定的な家庭を営み、できるだけ多様な社会的接触をもち、文化水準の高い一生をおくることができるような社会。

評価2 投稿元:ブクログ

2009/02/18 23:47

拝借


えーーーーと
岩波新書だからかもしれないけど、何が言いたいのか分かりませんでした。。
ちょうどゼミで社会的資本?SC?やってるときに借りたんだけど、
読むの遅くなった上にこんな感想で申し訳ない。

前人と話していて、
当たり前のことを当たり前のように分析しなおす本とかはつまんない
という話があって、
そんなことをちょっとだけ思い出した。
幸せな状態とは「 ・・・  」と定義していて、それにのっとって議論が進んでいくのだが・・・・
うーん。

多分導入本?

追記:違うところで新聞への寄稿を読みました。そっちはとても感銘を受けた。やっぱ導入本すぎておもしろくなかったんだな

評価2 投稿元:ブクログ

2012/03/09 19:42

社会主義及び資本主義に代わる「制度主義」の台頭の予測と、それを基づける「社会的共通資本」について解説した一冊です。
が、実際には「社会的共通資本の事例集」といった感じで、いまいち体系的な解説になってない気がします。おまけに一つ一つの事例も、主張が整理されていない感じがして、よーーーく噛み砕いて仔細に読まないと消化不良を起こします。
はっきりいえば「わかりにくい本」なので、まず社会的共通資本とは何か、を抑えたうえで読んだほうがいいかもしれません。

評価3 投稿元:ブクログ

2009/01/14 01:51

とりあえず農業すごいのはわかった。

でも現代人は麻痺してるから、
土からでてきたばっかの野菜よりもそこらのスーパーでパック詰めにされてる野菜のがいいんだろう。

過程を観る能力。

これが私たちに欠けているのではないか。

だから、ちょっと斬新なこと思いつくと不安になるのだろう。

社会的共通資本を独占するのは誰の悪意か?

守るなら資金もそうだが良心の欠片を各人からかき集める必要があるように思う。

評価5 投稿元:ブクログ

2011/12/02 21:13

ウエブレンの提唱した制度学派の考え方を基礎に、人間が人間らしく経済活動をするために必要な社会的共通資本について論じた著作。

マネタリズムの新古典派経済学派の対極にある考え方である。

経世済民、本来の経済活動はこうあるべきだと高邁な議論が展開されている。

社会的共通資本をガバナンスする資質を如何に育てられるかその社会のあり方が問われる。

評価4 投稿元:ブクログ

2013/04/06 00:36

自分のいる社会にとって一体何が課題となっているのだろうか、を考えようと思って読んだ本。
新古典派とケインズ経済学の対立を超えた道として、社会的共通資本という概念を打ち出していて、経済学の考え方を基盤としたこの問題意識を理解しないと、本書の主張を理解するのが難しいと思う。
農業、教育、医療が社会にとって重要な「資本」であり、農業の経営単位の拡大が重要であることや、都市のあり方についての観点など、これらの「資本」についての指針は示唆に富んでいるが、それがなぜ重要か、これらの示唆がどのような問題意識や理念に裏打ちされているについては、主張の基盤となる経済学の考え方を理解する必要あるため、引き続き考えていきたい。

評価4 投稿元:ブクログ

2013/11/04 16:35

ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する。このことを可能にする社会装置が「社会的共通資本」である。

この本でも触れられている「社会的共通費用」の概念はむしろもっと重要ではないかと思う。自動車の普及による公害、環境破壊、歩行者や子供たちがこれまでのように街路を安全に使えなくなってしまうこと等、本来所有者が払うべきコストを社会全体としてどれだけ被っているかを尺度化しようというもの。

これを読んでふと思い出したのが、CO2見える化による環境対策という名目で経産省が主導したカーボンフットプリント。実際は、売り手にとってコストが大きく、失敗に終わった模様。何となく棚上げになってしまった感があるけど、スウェーデンの炭素税導入のような国をあげた民主的なアプローチやAEONのレジ袋有料化などをもとに、負担する立場になって、社会的費用の回収を実行に移していくフェーズにあるのではないか。

また、都市、農村、医療、教育、金融制度などは「社会的共通資本」として見たときにどうあるべきなのかという点もそうだけど、電気やガス、水道等のようにこれからますます社会的インフラとして当たり前になりつつあるITはそもそもどういう役割を果たすべきなのか、代償として負担すべきコストはないのか・・等、本書をきっかけに改めて考えてみる必要がありそうだ。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/09/13 19:09

社会的共通資本という概念枠組み(フレームワーク)は良いのだが、思想内容には共感できないところが多かった。
筆者が農民を好きなのは伝わってきた(笑)
あと、「大学の先生は、いいご身分ですねえ」と言いたくなった。さんざん「大学の自由」と言いつつ、「大学の社会的コスト」については一言も言及しない。都合の悪い話はしないんだねえ。不誠実だ。

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