詳細検索

TAC_『おとな旅プレミアムシリーズ 発売記念フェア』

はじめの四年間(岩波少年文庫)

  • 発行年月:2000.11
  • 出版社:岩波書店
  • レーベル:岩波少年文庫
  • サイズ:18cm/177p
  • 利用対象:中学生
  • ISBN:4-00-114518-9

文庫

  • 国内送料無料

はじめの四年間 (岩波少年文庫)

ローラ・インガルス・ワイルダー (作), 谷口 由美子 (訳)

紙書籍

691 ポイント:6pt

発送可能日: 1~3日

欲しい本に追加する | 本棚に登録する

商品説明

ローラは結婚して厳しい開拓地で新しい家庭を築く。長女の誕生、小麦の大被害、生まれて間もない長男の死など、さまざまな出来事を経験しながら、明日への希望を持って過ごした新婚の...続きを読む

このセットに含まれる商品

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

おすすめ商品

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

商品説明

ローラは結婚して厳しい開拓地で新しい家庭を築く。長女の誕生、小麦の大被害、生まれて間もない長男の死など、さまざまな出来事を経験しながら、明日への希望を持って過ごした新婚の日々を描く。新訳。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ローラ・インガルス・ワイルダー

略歴
〈ワイルダー〉1867〜1957年。アメリカのウィスコンシン州生まれ。少女時代に体験した開拓者生活を素材にして自伝的作品を書き続ける。著書に「大きな森の小さな家」など。

ユーザーレビュー

全体の評価 4.3
4.3
評価内訳 全て(6件)
★★★★★(2件)
★★★★☆(3件)
★★★☆☆(1件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

この商品に関するあなたの感想やご意見をお寄せください。 レビューを書く

並び順を変更する :
評価の高い順
役に立った順
投稿日の新しい順
評価の低い順

原石の輝き。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/10/31 23:24

評価5 投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

厳密には番外編というべき、シリーズの第9作。
読み始めてすぐに、読者は疑問符に包まれてしまうことだろう。
前作で薔薇色の婚約時代を送っていたはずのふたり。
ところが、本書20ページで、ローラはアルマンゾのプロポーズを断ってしまうのだ!
開拓農夫の嫁の仕事がどんなに過酷か、ローラにはわかっていた。
「長い冬」で開拓農地の厳しさを思い知らされた彼女だからこそ、わかる苦労は避けたい。
農夫の嫁にはなれない。結婚するならほかの仕事を探してほしい。
それがローラの言い分だった。しかし、アルマンゾは食い下がる。
農場の少年として、農夫になることにひたすら憧れてきたアルマンゾは、
父親に言われ、いまの自分の核になっている言葉をローラに伝えることになる。
農場主は一国の主だから、なんでも思い通りにできるのだ、と。
たった10歳で人生の岐路に立たされたあの日の記憶が蘇る。
スカウトされた馬車屋に馬車職人として入るのか、
このまま農場の手伝いをつづけて将来はどこかの農場主になるのか。
アルマンゾの心は決まっていた。彼は馬車職人としてではなく、
のちの農場主として馬を飼いたいのだ、と。そしてそれを両親に告げたのだった。
しかしいまは幼い少年ではないし、告げる相手は結婚しようとしている女性である。
アルマンゾは注意深く言葉を選び、具体的な数字をあげていく。
ひとりのときつくっていた小麦の量を今後はこれくらいに増やしていこうとか、
牧草をもっと増やして、馬を育てて売ることも考えているとか。
さらに、農業の最大の魅力をアピールする。
農場では、農民が何をやりたいかですべて決まってくる。
懸命に働けば町の人より稼げるし、いつだって自分が主人でいられるのだ、と。
まずは3年、農業をやってみよう。それでだめなら君のいうとおり、
違う職業に就こうじゃないか。
このひと言にローラは結局従うことになるのだった。苦労もまたたのし。
そして、いったん腹をくくったローラは、アルマンゾを心から支える。

この本は、ローラの遺稿から見つかったものを、ほぼ手を入れずに出版したもの。
じつはこの原稿は、第8作「この輝かしい日々」につづけて書かれたものではない。
ローラ・インガルス・ワイルダーその人についての研究は、始まってから比較的浅い。
まだこれからあたらしい事実がみつかる可能性もあり、断定的にはいえないが、
「はじめの四年間」は、ローラが作家として初期のころに書かれたものなのではないか
という研究家の意見がある。
内容的にはローラとアルマンゾが結婚してからの4年間を綴ったものだ。
12年かけて執筆されたシリーズは、当然、巻を追うごとに滑らかになる。
「はじめの四年間」は、たしかに時間軸的には「この輝かしい日々」のつづきだが、
執筆した時期がだいぶかけ離れているのだ。
しかも、「はじめの四年間」は推敲されていない下書き原稿のままである。
アルマンゾの名前もマンリー(彼の愛称)と記されていたりする。
ずっとシリーズを順に追って読んできた読者が違和感をおぼえるのも無理はない。

「はじめの四年間」は、あらすじを書こうとすれば気がめいるくらいの
暗い話なのだが、読み終えても疲労感を感じない。
心理的な内面はあまり書かれず、起こるできごとを淡々と描写していく。
かなり悲惨な状況が語られているのに印象はあっさりとしているのだ。
たとえば、生まれたばかりの赤ん坊がわずかのあいだに亡くなってしまうことも
さらりとしすぎているくらい、単に通り過ぎた出来事として描かれる。
でも、これがローラの描くものに一貫した特徴ともいえる。
時には、まったく語らないことが、言葉をいくつも尽くすことより雄弁になる。
ほんとうはここでもっと悔しかったんだろうなぁとか、落ち込んだだろうなとか。
読者の想像をひろげてくれるのだ。
感じた辛さをあえて書かないことに、潔さと深さをおぼえたりもする。
本書を読んでいて、庄野潤三を思い出した。それはあのきめ細かなフィルター。
読者の不快をさそうようなマイナスの感情が、注意深く取り除かれているのだなぁ、と。
「長い冬」から、人間関係の複雑さは描かれるようになるが、
ストーリーがそれだけに飲み込まれてしまうということはない。
児童文学というジャンルへの気遣いということもあっただろう。
「大草原のおくりもの」(角川書店1990)によれば、
ローラは、書きたくても子どもにふさわしくない出来事は書かなかった、と、
後にブックフェアの講演の席で語っている。
それは感情の吐露ということではなく、残酷なエピソードについてだった。

「はじめの四年間」は、とても地味な話だ。
若い新婚のふたりが、開拓農地でつぎつぎと苦難に見舞われる話だ。
けれども、ふたりは砂を噛むような状況のなかでも、絶望しない。
絶望はベンチに座っていて、通りかかる人を常に待っている。
ふっと気を許したら、絶望に手をつながれてしまう。
ふたりはきっちりとスクラムを組んで、絶望の入る隙を与えなかった。
アルマンゾの農夫魂と、ローラの開拓者精神は、心の奥深くで結ばれて
仕事を、人生を、たのしむことを諦めなかったのだ。
作家生活の初期に書かれたこの作品は、シリーズのほかのものとくらべると
粗削りで無愛想な感じを受けるが、逆にこの1冊だけを読むと、
ローラの描く物語の本質が散りばめられていると感じることができるかもしれない。
脱稿してそのままの状態ということは、編集者の手が入れられていないということだ。
ローラの書きたいように書いた、演出なしのありのままのローラの文章には、
推敲されたほかの作品群にはない魅力が詰まっているかもしれないのだ。
わたしはここに、研ぎ澄まされた感性を持つ作者のフィルターと、語らないことの効果を感じたのだ。
誰だって体に有害なものには敏感だ。でもそれ以上に、心に有害なものを入れたくない。
だからローラの、うわずみをていねいに掬ったきれいな水のような文章を
ずっと読んでいたいし、そういうものにまた出会いたいと思ってしまうのだ。

この辛く苦しい新婚時代をくぐり抜けたローラは、後にエッセイに書いている。
『わたしたちはなぜ、人生を楽しむために、余分の時間が必要だと考えるのでしょう?
人生を楽しみたいと思うならば、時間があるときとか、特にすることのないときとか、
そういう特定なときにではなく、すべての時間に楽しむことを覚えればいいのです。
・・・わたしたちは昔のような厳しい生活をしていません。
要は、自分が生活をどう見るかにかかっているのです』
「大草原のおくりもの」より趣旨抜粋

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

評価5 投稿元:ブクログ

2004/11/28 11:05

大草原の小さな家シリーズのローラが長じて、アルマンゾと結婚した後のはじめの4年間です。これでもかって上手くいかない4年間ですが2人の愛情に満ちています。パントリー欲しかったな〜

評価4 投稿元:ブクログ

2010/02/25 12:20

苦労続きの最初の4年間の結論。  それがマンリーの言葉に凝縮されています。 要は、自分がそれをどう見るかにかかっているんだよ。  現代の私たちからすると、どちらも「気の遠くなるような楽観主義」に思えちゃわないでもないけれど、そういう遠いものを純粋に見つめ続け、日々できる限りのことをするという覚悟 & 実践こそが、ローラのかあさんが言っていた「闘い」なのかもしれません。

(全文はブログにて)

評価4 投稿元:ブクログ

2010/04/19 19:55

ローラとアルマンゾが結婚してからの四年間。辛いことが多い四年間だけどローラの前向きでたくましい生き様がすばらしい。

評価4 投稿元:ブクログ

2011/10/27 10:46

子供心に、ちょっと受け止めかねるほど厳しい開拓者?の新婚生活がのしかかってきた。
happily ever afterってとってもありがたく無責任な言葉だと思う。

評価3 投稿元:ブクログ

2013/09/17 09:24

時系列では最後でも、書いた順番はいちばん最初ということで。
訳者の谷口由美子さんも書かれていたが、やっぱりそれまでの8冊とは
文体から何から印象が違う。
それを違和感と取るかどうかは読み手にかかっているのだろうけど。

個人的には『この楽しき日々』がピークだったかな。
あんなにラブラブモード全開だったアルマンゾとローラが
結婚した途端に急速に家族モードにシフトしていくのに
どうしても違和感を覚えずにいられなかった。
見方を変えれば、本筋である家族の物語に戻ったということなのかな。

人生というのは「結婚しましためでたしめでたし」で終わらないのは判るんだけど
この夫婦の場合、結婚後に降りかかる災難がけっこうでかいので驚いた。
いろいろ調べた結果、この後のローラは幸せな人生を送ったらしい
ということが判ってホッとしている。

レビューをもっと見る

この著者・アーティストの他の商品

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

お気に入り登録
(新刊お知らせメール)

この著者の新着情報
  • 受け取る
  • 受け取らない

こんにちはゲストさん

新規会員登録(無料)

ログイン

買い物カゴを見る
通販商品(計0点)
電子書籍(計0点)

Copyright (C) 2Dfacto,Inc.